第4話レベル上げ

ーーレベル上げに奮闘する二人


アニト「やぁっ!」背中に手を当てるが何も起きない


フトトカゲ「グオォッ!」尻尾を振りアニトを払おうとする


黒い玉の鳥「不発だ!もっ発だ!」


アニト「た!倒れろー!」尻尾を避けもう一度、腹に手を当てる


フトトカゲ「グォッ?!」

 ボンッという音がした後に横へ倒れ

        フッと消えて魔石を落とす


アニト「やったぁ24!」


アニト Lv24

スキル:麺を一日一本飛ばす、筋力強化Lv2、防御Lv1、比較的早く水を水蒸気にするLv1、2分の1の確率でスキル効果を瞬間的なものに圧縮するLv1、スキル購入

経験値10110/11598

残りSP4



黒い玉の鳥「よし!次探すぞ!」


アニト「そうだね!」


ーーー次のフトトカゲを探し歩く


アニト「うわっ!赤イモムシだ!」赤い3mある様なイモムシと鉢合わせる


黒い玉の鳥「こいつは相手にしない!逃げるぞ!」


赤イモムシ「ピギィー!」赤いイモムシが二人に糸を飛ばしてくる


アニト「危ない!」飛んでくる糸を避けて逃げる


黒い玉の鳥「邪魔イモムシめー!」

         二人で赤イモムシから逃げる



ーーー


アニト「いたよ!

  大きめだから経験値も結構入るかも!」


黒い玉の鳥「吹き飛ばせー!」


アニト「いくよー!」フトトカゲへ走り出す


フトトカゲ「グォッ!」

 巨体の前脚を上げ、踏み潰そうとする


アニト「おわっ!」横へ跳ぶ


アニト「この!」

 手を付けて、スキルを発動するが不発


アニト「ぐっ…!」

 フトトカゲから距離をとる


フトトカゲ「グォォーー!」

 アニトへ向かって突進する


アニト「くっ…!」

  突進を避け、フトトカゲが壁に激突する


アニト「よし今だ!」

 壁に激突したフトトカゲに手をつける


フトトカゲ「グォッオッ…!」よろけるフトトカゲ


黒い玉の鳥「もう一発だ!」


アニト「うん!」

    もう一度発動させるが不発


フトトカゲ「グォッ!」尻尾でアニトを薙ぎ払う


アニト「ぐあっ!」

    尻尾に叩かれ吹き飛ぶ


アニト「……イタすぎ……!」体をさする


フトトカゲ「グォ…ォ…」

 最後の力を振り絞り、立っていたトカゲが

   倒れてフッと消え魔石を転がす


アニト「やった…勝った……」


黒い玉の鳥(やっぱ不発だと隙も出来るな…)


ーーーその後、

    見つけたフトトカゲを二匹狩る


アニト「よし!26だよ!」


アニト Lv26

スキル:麺を一日一本飛ばす、筋力強化Lv2、防御Lv1、比較的早く水を水蒸気にするLv1、2分の1の確率でスキル効果を瞬間的なものに圧縮するLv1、スキル購入

経験値15320/16706

残りSP6



黒い玉の鳥「いい感じだな!」

アニト「こんなに上がるなんて!」


二人が歓喜していると

      ズルズルと何かが這う音が近づいて来る


アニト「…ん?」


クロダイショウ「シャァーー!」

    30mはくだらない様な黒い鱗の大蛇が二人に目を付ける


黒い玉の鳥「こいつはヤバい!」


アニト「うわぁ!」大蛇に噛みつかれそうになり、

                  間一髪避ける


黒い玉の鳥「水袋あったろ!投げて逃げるぞ!」


アニト「う、うん!」言われて思い出し、

  水を入れて縛ったあった皮袋を取り出し投げる


クロダイショウ「シャアッ…!」

 運良く一回で爆発し、

  蛇の動きが止まり威嚇している間に逃げる


ーーー


アニト「危なかったー…」


黒い玉の鳥「しょうがねえ、

     稼ぎは悪いがもうちょい下で狩るか」


アニト「そうだね…」


二人で岩石地帯の下よりへ移動する


アニト「居たよ!」


黒い玉の鳥「無防備な体内を吹き飛ばせぇ!」


フトトカゲへ走り出す


ーーーしばらく狩り続け…


その後


比較的早く水を水蒸気にするスキルと

2分の1の確率でスキル効果を瞬間的なものに圧縮するスキルで

フトトカゲの水を水蒸気爆発させ、七匹程倒す


アニト「やった!やったよ!」


アニト Lv30

スキル:麺を一日一本飛ばす、筋力強化Lv2、防御Lv1、比較的早く水を水蒸気に変えるLv1、スキル効果を2分の1の確率で瞬間的なものに圧縮するLv1、スキル購入

経験値14801/15762

残りSP21


アニト「30に上がった時のボーナス11合わせてSPも21だって!」


黒い玉の鳥「よぉーし!いい感じだ!でも全然だな!」


アニト「そりゃそうだよ、フトトカゲもそろそろ上がらないしね」


黒い玉の鳥「今日の所はここまでにするか」


アニト「あ、そうだこの魔石を換金しないと、多分結構な金額になるよ!」


鞄の中に、今までなら絶対に手に入らない様な魔石が12個ゴロゴロしている


黒い玉の鳥「ダメだ」


アニト「なんで?!こんなにあるのに!」


黒い玉の鳥「お前のスキルが使えるもんだと、

      認識されて変な奴に狙われたら終わりだからな」


アニト「そんな事ある?!」


黒い玉の鳥「ある!それに心配するな、

  今後レベルが上がって、

   自分の身は自分で守れる様になったら、

 その時に換金しろ!それまで貯めとけ」


アニト「家が魔石だらけになるよ…」


その後、強く押されて渋々了承する



ーーーー家に帰り食事にする



黒い玉の鳥「マミーおかわり〜」


アニト「その呼び方やめてほしんだけど…」


マリー「いっぱい食べて早く大きくなるのよ!」


黒い玉の鳥「サンキューマミー!」


ブラン「タマタマはよく食べるな!」


黒い玉の鳥「パピーの餃子最高だぜ!」


ブラン「そうか!いっぱい食べて大きくなれよ!」


アニト「なんでそんなに大きくしたいの…」



ーーー夜アニトの部屋にて



アニト「ふぁ〜あ、じゃあ寝るよ…」欠伸しながら布団に入る


黒い玉の鳥「いや待て!20Pで買えるモノを書き出せ!」


アニト「ホントのホントに…!

      今日は疲れたから明日でお願い!」手を合わせ頼む


黒い玉の鳥「チッ…しょうがねえなぁ、

        許してやるよ、ありがたく思えよ」


アニト「…」


アニト(なんで僕が許されなきゃいけないの…)


アニト「あ、そういえば、名前とかないの?」


黒い玉の鳥「あー…」天を仰ぎ悩む


黒い玉の鳥「ない事にしとくか」


アニト「いや、あるなら教えてよ」


黒い玉の鳥「タマタマだ」


アニト「そっちじゃないよ」


黒い玉の鳥「俺名前は今日からタマタマだ」


アニト「絶対違うでしょ!」


黒い玉の鳥「タマタマだぁ!いいかタマタマだー!

   タマタマなんだぞー!俺の名前はタマタマだー!」

             大声で叫び始める


アニト「わかった…!わかったから!

      そんな事大声で言わないで!

        お隣さんに聞かれたらどうするの!」


黒い玉の鳥「分かればいいタマタマだ」


アニト「それは嫌だから、じゃあタマね…」


黒い玉の鳥「…魚好きそうな奴だな」



ーーーー次の日…



アニト「はぁっ!」


フトトカゲ「グモァ〜…!」ズシンと鈍い音を立てて倒れる


フトトカゲを狩り続け十一匹


タマ「こんな鈍い奴をそんな容赦なく…」軽蔑した様な目で見る


アニト「ざ、罪悪感はあるけど…」


タマ「必要な犠牲だ!

    動きが遅い奴が生きる為に

     必死に体内に貯蔵している水を爆発させまくるぞー!」


アニト「そんな言い方しないでよ…」


タマ「今の時点でいくつだ?」


アニト「さっき聞いたでしょ33だよ」


アニト Lv33

スキル:麺を一日一本飛ばす、筋力強化Lv2、防御Lv1、比較的早く水を水蒸気に変えるLv1、スキル効果を2分の1の確率で瞬間的なものに圧縮するLv1、スキル購入

経験値19835/20675

残りSP23


タマ「上がんねぇー!アイツらも減ってきたしなクソッ!」


効率が悪くなり、留まるメリットが無い為、早めに帰る


ーーー


帰宅しアニトの部屋


タマ「くそー…簡単には行かねえかー…

     大体そんなに大したモンスターじゃねえしな」


アニト「まあ、今日はゆっくり寝て明日考えようか」

 悟られない様にシレッと布団に入る


タマ「お前、何寝ようとしてんだ?」


アニト「ギクッ…!

  …ま、まあ明日、朝起きてすぐ書くよ…」


タマ「お前が赤ん坊の時の

    裸の写真刷ってばら撒くかー…」

      押し入れをゴソゴソするタマ


アニト「あ!待って待って!」


タマ「お前誕生のめでたい瞬間だぞ?

      皆鼻で笑って喜ぶだろうよ」


いつ見つけたのか件の写真を引っ張り出してくる


アニト「わかった書くから!」


タマ「全部だぞ、不審な点が有れば、

     この町の全員がお前の裸を見る事になるぞ」


アニト「わかってるよ…」


20Pで購入可能なスキルを渋々書き進める

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