〇〇しないと出られない部屋Part.2
《諸注意》
※ツイキャス等で声劇で演じる場合、連絡は要りません。
※金銭が発生する場合は必ず連絡をお願いします。
※作者名【
※録画・公開OK、無断転載を禁止。
※雰囲気を壊さない程度のアドリブ可能。
※所要時間分。基本的には男1:女1:不問1の三人台本です。それぞれが短いが、兼ねなくても出来ます。その場合は最大で男2:女2:不問1の五人台本になります。
《役紹介》
木ノ下 美咲(きのした みさき)
30代、女性、姦しい系
安良城 誠明(あらき せいめい)
30代、男性、揶揄い好き系
多摩緒 夕姫(たまお ゆうき)
見た目30代、女性、お色気系、半妖
祥貴(しょうき)
見た目20代、男性、巻き込まれ系、
ナビゲーター
進行役、頭おかしい系、テンション迷子
《配役表》
美咲/夕姫(女):
安良城/祥貴(男):
ナビゲーター(不問):
↓以下本編↓
────────────────────
ナビゲーター
「はい! どうもこんにちはこんばんはおはようございます!! またしてもやって参りました、『
【間】
《美咲&安良城の場合》
美咲
「やーえー! そろそろ夕方だよー! あーそびーましょー!!……て、あれ?」
安良城
「……んあ?」
美咲
「え、え、あれ? どなたさま? と言うかここどこ?」
安良城
「んー……何から言えばいいのやら。とりあえずここは一種の異空間的な場所なんだろうな。んで、俺は
美咲
「あ、私、
安良城
「それで、先に飛ばされていた俺はこんな物を見つけていたわけなんだが」
(手に持っていた紙切れを見せる)
美咲
「なになにー?……ふむふむ。『お互いにキスマークを付けないと出られない部屋』って……え?」
安良城
「どこに、とは書いていないが……」
美咲
「き、き……キスマークだぁ!?」
安良城
「おぉ、なんだ、どうした」
美咲
「しかもお互いにって?!」
安良城
「さーて、どこに付けてやろうかねぇ……」
美咲
「い、いや、あの、ちょっと待って。キスマークってあのキスマーク、だよね?」
安良城
「……あぁ、そうだろうな。まさか真っ赤な口紅を押し付けて付けるもんでもないだろ」
美咲
「私が、
安良城
「そう書いてあるな」
美咲
「……えー、ない。無いわー。旦那にもした事ないのに」
安良城
「された事はあるのか」
美咲
「へ?」
安良城
「付けた事はなくとも付けられた事はあると」
美咲
「あ……いや、まあ……う、うん、多分?」
安良城
「ほぉ……」
美咲
「え、あ、ちょ……なんで近付いてくんの? ま、待って!……あ」
(壁際に追い詰められる)
安良城
「では、失礼して……」
(手を取り、掌に口を寄せると親指の付け根辺りに舐め付いた後、吸い付いて痕を薄く残す)
美咲
「っ……、う、うわぁ……えっろ」
安良城
(痕になったのを確認して手を離す)
「……ほれ、俺は付けたぞ? そちらさんはどこにくれるんだろうな?」
美咲
「へ?……あ、そか……え、えーっと……どうしよ」
安良城
「せっかくだ、ココに、付けてみるか?」
(言いながら首筋を示し)
美咲
「王道のやつね。うわー、良いのかな……」
安良城
「お互いに、と書いてあったし。雰囲気も出るだろう?」
美咲
「や、うん、でも……出来るかな……」
安良城
「何ならもう少し雰囲気を出すか?」
美咲
「いや! いい! 大丈夫、間に合ってます!」
安良城
「そうかい? そちらさん、割と可愛らしい顔してるし……抱き締めるくらいはしてやろうかと」
美咲
「んもー! 人妻をからかうもんじゃありません! えっと、とにかく付ければいいんでしょ付ければ!……ん」
(首筋に口を付けてみる)
安良城
「……触れただけじゃ、痕にはならんぞ?」
美咲
「わ、分かってるし。つーか耳元で喋らないでよ、くすぐったい」
安良城
「そちらこそ。口を押し当てたまま喋るなよ」
美咲
「う〜……ッ……」
(吸い付いて極薄く痕になり)
「っ! ほら! 付いた!」
安良城
「っくく、はいはい。よく出来ました」
美咲
「もー、なにさー」
安良城
「何も?……もう少し遊んでみたかっただけだ。さて、扉も出現したみてぇだし、帰るか」
美咲
「あ、はーい!……う〜ん。もう少し濃い方がよかったのかな……」
【間】
ナビゲーター
「……はっ!! あれ? 終わりですか? なんかこう、もっとアダルティックな雰囲気になるかと思ってたのに、そうでもなかったですね……何故でしょう? まあでも、ほんの少しの良い雰囲気にちょっとだけドキドキした気がします。気の
さてさて、お次の組はどんな部屋なんでしょうかー、楽しみですね!! それでは、はりきって! いってみよー!!」
【間】
《夕姫&祥貴の場合》
祥貴
「
夕姫
「あらぁ、可愛らしい子ぉ」
祥貴
「は? え!……うお! 出口が無くなった!!」
夕姫
「そぉんなに慌てなくても良いじゃないのぉ、仲良くしましょう?」
祥貴
「ちょ、待て待て、我は……って、アンタ混じってんな……」
夕姫
「……ンふふ、アナタはぁ、純粋な
祥貴
「……」
夕姫
「そぉんな、警戒しなくても良いじゃない。ここはアタシ達がいた世界でも、アナタがいた世界でもないみたいだしぃ」
祥貴
「ん、まあ……そう、だな。そんで……こっからはどうやって出るんだ。扉の出し方分かるか?」
夕姫
「ん〜、分かる訳じゃないけどぉ……ほら、アレ」
祥貴
「あれ?……えー、と。『食事をしないと出られない部屋』?……食事……?」
夕姫
「アタシィ、料理出来なくてぇ」
祥貴
「あー、はいはい。簡単で良けりゃ作るよ。何があんだ?」
夕姫
「アタシィ……アナタが食べたぁい」
(にじり寄る)
祥貴
「へ?!」
夕姫
「とぉっても美味しそうな……に・お・い♡」
祥貴
「は!? ちょ、やめとけ。お前……我はやめとけって!」
夕姫
「イ・ヤ・よ♡」
祥貴
「どあ!? ちょ、いきなり押し倒すな、こら! やめろって!!」
夕姫
「ァあん……
祥貴
「ばっ!! やめ、近付くな!!」
夕姫
「ンふふ、いただきまぁす……」
《一度暗転》
祥貴
「……ッはあ、くっそ……」
夕姫
「美味しかったぁ……ゴチソウサマ♡」
祥貴
「異空間とは言え、こんな……なんで我はこんな役回りに?」
夕姫
「アナタだって少しは楽しんでた、でしょう? 良い声だったわぁ」
祥貴
「やめろ! 言うな!」
夕姫
「ンふふ。さぁて、扉は出現しているしぃ、アタシはこの辺で。またこの部屋で会えたら……良いわねぇ」
(出て行く)
祥貴
「あー……もー……なんっか、めっちゃ疲れたー……」
(立ち去る)
【間】
ナビゲーター
「ひゃっほおい!! こういうの、こういうの欲しかった!! 良いじゃん良いじゃん! みんなもっとやってこ! ヤってこう!! いっえーーーーい!! フーーーーー!!!
【教育的小休止】
はい! という訳で落ち着きました、取り乱してしまい申し訳ありません! ですが後悔はしてません。ちなみにこの部屋、『食事をしないと出られない部屋』なんですが、普通に料理を作って普通に食事すれば良いだけなんですが、今回は例外。つまり彼女は彼女なりの
そんなこんなで、今回は2パターンをお送りいたしました。暗転した箇所につきましては
次回へ続く
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