第62話
62
現況の(赤銅の魔獣)はまさにスクワイア監獄、
グレコの丸太による打撃を。なんとか持ちこたえた、大手門側の魔薬異能力者の3人組だが、このままではジリ貧である。
その時、空が一段と暗くなったが、先頃からの
ロング・ボウによる曲射だった。
普通は最前線が白兵戦をしているときは、後ろから応射はしない。同士討ちになる危険性が高いからだ。
しかし、最前線が魔薬異能力者なら話しは違う。研ぎ澄まされた聴力によってどの部分に、
ただ、
「・・・うぐうぐうぅうううるるるうるうぅぅぅ・・・!!!」
と,
「・・・なんと、この距離で
ある、壮漢の部将は愚痴を垂れた。この弓の部隊の長なのであろう。
3人の魔薬異能力者も一人一人が、十人力の
突如、大手門の横の
何かが砕けた、物凄い音がした。
しかし、砕けたのはグレコの
今度は右手の丸太で腹土手っ腹を、強かに打ち据えられ、遥か彼方まで吹き飛ばされて行った。五臓六腑は
その
「こっちが、お留守だぞ!!この怪物め!!」
見事、横っ腹を捉えた!!
・・・が、元・公国陸軍大佐の外腹斜筋と内腹斜筋の緊張は、
「な、なんと!!?」
振り向きざまに、
事実上、4人中2人は戦力外となった。
この鬼神の如き強さを誇る、
まさに無人の荒野を行くが如しである。
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