第48話
「さっきの
声の主は、ブライアンであった。
「・・・いえ、岩のようです!!空から岩が降ってきました・・!」
「・・・・投石器か‥!流石エリオス中佐だ・・・!味な真似を・・・!!」
「どういうことですか、ブライアン軍曹???!!」
「まず、マンソン隊で戦線を押し上げられるだけ押し上げ、ある程度の距離からは
「・・・なんと、複雑な策略を・・・!!」
「卒爾ながら・・・注進であります!!グレコ大佐率いる斬り込み隊は跳ね橋と、城壁の
「落ち着け!!落ち着け!!落ち着け!!態勢を立て直せ!!!」
さらに一人の伝令が大広間に転がり込んできた!!
「
「・・・ぐう!!!、
(やはり、地の利は向こうに有ったか!!この監獄を複雑に取り囲んでる、山道を全て把握してるな・・・!!マンソン隊が
「・・・もうよい、
「な!?それでは・・・!?」
部下の将兵に不安の色が走る。グレコを制御できているのは、ブライアンが健在だからである。かつての斬り込み隊で同じ
この様な両者が切り離されれば反乱軍は
(・・・いや、そこまで考えてのエリオス中佐の
この伝令の部下は暗然とした。
この喧嘩は最初から勝てる、喧嘩では無かったが、ここまで一気に押し潰されるとも思ってなかったからだ。
(しかし、我らにも魔薬異能力者のブライアン軍曹とグレコ大佐が居る!!この二人の戦力でもしかしたら、もしかする!!)
とも思う。
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