第34話
34
薄暗い広間の、玉座でブライアンは
(血を
現在は
ここにエリオス中佐が居れば・・・と、一瞬、頭を
無論、現在は
ただ、まずエリオスはこの戦の陣頭指揮を
(さて、中佐はどういう戦術で来るか・・・。)
これからを、どう考えるかだ・・・!過去の事は済んだことだ、今、目の前のことに集中するのだ!
(今は
自分に懸命に言い聞かせた。ふと、大佐の方に目をやった。
なんというか、
「
正面の
「良し。通せ。」
三人ほどのびしょ濡れの平服の男たちが、
「敵の情勢はどうだった?」
「・・・国道の街道を南下し、敵の総大将はエリオス中佐、
「・・・ふむ、他には?」
「・・・他には?と申されますと?」
「おそらく、公国の正規軍の前に
「・・・ああ、あの連中の事ですかね。なんかマトモな装備もままならないような連中が
「その連中の数は?」
「あーえー・・、そもそも正規軍だとは思ってなかったんで・・。まあ、数十から、数百は居たんじゃないでしょうかね・・。でもほかの部隊のように500は居なかったですね。」
「よし、まあ、仕方ない。間を取って2,300って所だろう・・。」
「・・・しかし、ブライアン軍曹殿、2個小隊で1
「大丈夫。どうにかするさ。絶対に。」
未来の
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