第5話
しかし、運命の
エピは自分の無力さに
外せない
あとは、
それが、1年前。だから、この主にはどうしても頭が上がらない。
この時も、
1本1本、いつも通り
この、生きていく為に仕方無くやる、
最後の1本を真っ二つに
しかし、彼の胸は満たされていった。
幼い頃の両親と一緒に居た時の記憶。この世の中全てが
本当にそうだったのだろうか・・・?汚れていったの
真実は自分の方が汚れていったのではないのか?
陽気の良い春の
そして、近所の
5
2人の
「どりゃーーーーーーーー!!!」
金髪の総髪の若者は、長身の男の
長身の男はそれを
「次!!」
長身の男が叫ぶ。
「はい!!!」
今度は黒髪で左の
血気の
「よし、次!!」
又、長身の男の
「はい!!!」
今度は茶髪で中分けにしている少年のようなあどけなさをもつ、
茶髪で中分けの白皙の男は、
白皙の男は
「よし、次!!!」
また、長身の男の
・・・反応が無い。なぜなら、今の3人が最後の3人だったのだ。武闘場は水を打ったように静まり返っている。
長身の男が我に返えると、その場で立っているの自分だけだという現実に直面した。
他の者は
「良し、今日の
無音の道場内にまた、長身の男の声が
その日の夜ある酒場・・・
「いやあ、今日の
1人目の金髪の若者が
「なんでも、数日前に白金の騎士と目貫き通り《メインストリート》で
2人目の黒髪の
「え!?白金の騎士ってあの草賊狩りの白金の騎士!?マジで!?」
3人目の茶髪の中分けの色男が聞き返す。
「あのって・・・ほかにどの白金の騎士が居るんだよ!お前、アホか!」
「まあ、そりゃあそうだけど・・・。でも、ブライアン軍曹、ヤバいんじゃないの!?平時で素行不良な下士官なんて、草賊と大して変わらねーぜ。」
「おいこら、
金髪の若者が釘を刺す。この酒場にも秘密警察の連中が居ないとは限らない。
「おっと、わりいわりい。まあ、健康長寿を目指す奴が選ぶような商売じゃねーがな。」トムと呼ばれた青年が
「しかし、マジな話、練習に私情は挟んで欲しくねーよな・・・。ある程度厳しく、激しくやらないと、兵隊は鍛えられないのは理解出来るが、いざ戦時になったら怪我人だらけで戦えませんじゃ、本末転倒だしな・・・。」
「まったく。お前の言う通りだ、ジェームズ。それでは話にならないな・・・」
「ところで、ビル、お前ブライアン隊長のあの
「あの噂って・・・なんだよ・・・。」
「あのって・・・ほかにどの噂があるんだよ!お前、アホか!」
トムがビルに
「なんだよ!むかつくな!」
「おい、2人ともやめろ!つまらねぇ事で
ジェームズが
「わりい、わりい。」トムがまた返事をする。
(こいつ、全然反省してねーな・・・)
とトムを白い眼で見ながら、ジェームズは続けた。
「その噂ってえのは・・・魔薬に関してなんだが・・・。」ジェームズの声が小さくなる。
「魔薬?ちょっとまて、魔薬ってなんだ?」
今度はトムもジェームズも2人とも
この2人がビルと連もうと思ったのは、
流石にトムも真顔になり、
例えば、代表的な物では、超人的な
確かにオーヴィルが
「いや、
ビルがジェームズに
「5年前の大陸大戦まではどうも、使われてたらしいんだよ。それが・・・。
「確かに、適当に魔薬を
「・・・なるほど!!」
急にビルが声を張り上げた。
「なんだよ、急に・・・。」「びっくりするじゃねーか!」
トムとジェームズが口を
「謎がとけたんだよ!なぜ、軍曹はあんなに気性が荒いのかをよ!」
「・・・まさか、魔薬の副作用って事か・・・?」
「あ、いや、ちょっとまてよ。お前、俺たちと
トムの言う通り、任官して半年の新兵が
ただ、ジェームズの
「お前、まさか・・・グレコ将軍との
「ああ、そのまさかだ。
「なるほど。じゃあ、その時に噂か何かで・・・。」
誰もグレコ将軍、自らの口でとは言わない。と言うよりも言えないのだ。
3人はみな同じ考えに
皆、
いや、半ば強引に安定させた。トムの発言の如く、自分の命くらい、いつでも賭けねばならない
どうせ死ぬなら軍人になって死のうと思って、公国軍人に志願した子供も腐るほど居る。
この位で、
戦いは敵とだけするものではない。自分ともせねばならない。自分の
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