第2話
翌日。
「凛です。湊さんはいらっしゃいますか」
私は亜蓮と葉月と共に澪の部屋に来ていた。
湊さん———それは、澪のお母さんの名前。
『ごめんなさい、今行きますね』
と湊さんの声が聞こえてきて、間もなく玄関のドアが開いた。
「亜蓮くんや葉月くんまで…。みんな、わざわざごめんなさい。中に入ってくれるかしら」
なぜかはよく分からないけど、私達は通されたダイニングテーブルに腰を下ろした。
「澪はあの後帰ってきたの。お騒がせしてごめんなさい」
と切り出した湊さんは、何拍か遅れてからまた絞り出すように話し始めた。
「けれど、なんだか澪の様子がおかしいの。あなたたちなら何か分かるんじゃないかって思って」
「澪が帰ってきたならよかったです。澪はどこにいるんですか?」
と私は尋ねた。
「澪の部屋にいるわ」
「入っても…いいですか?」
湊さんが頷くのを見て、私は澪の部屋に繋がるドアをそっと開ける。
確かにそこにはひとりの少女がベッドに座り込んでいた。澪だ、ということは言うまでもなくわかった。踝についたあの大きなほくろ、それが澪だということを強調していた。
けど、彼女は全くと言っていいほど澪らしくなかった。黒色だったはずの髪は目を引くほど明るい金色に染まっており、服もボロボロになっている。しかもその服には澪が全く身に着けないような可愛らしいふりふりのレースが付いている。少なくとも私は澪がこんな服を着ているところを見たことは一度もない。
「…澪?」
と問うてみても返事はなかった。ただ彼女は座っているだけで、なにも聞こえていないようだった。
「澪…?なにかあったの、澪…」
「触らないで」
澪がはじめて喋った。その目の鋭さに私は息を呑んだ。直接振り払われたわけじゃない。けど、彼女の強い気迫を感じた。まるですべてを拒絶しているかのようで、執拗に入り込んで来たら誰かを刺してしまいそうな目付きだった。
目で人を殺せる。
それが成り立つのかもしれないと初めて思った。
「…ごめん。また来るから」
私はぱっと視線を逸らすと、彼女の部屋を後にした。
「それにしても、今日が休みで良かったよなー。じゃなきゃ俺らも澪も大変だっただろうし」
外に出てから、葉月が大きな声で言う。
「やめなよ、葉月」
私は葉月を軽く睨んだ。葉月は本当にデリカシーがない。
「さーて、そろそろゲームでもしてこよっかな」
と葉月は私達を見もせずにすたすたと自分の階に行ってしまった。
「…」
私と亜蓮は互いに顔を見合わせて苦笑いをした。
「とりあえず澪は戻ってきたんだし、俺らも解散するか」
「うん。そうだね」
葉月も含め私達は澪のことを軽くしか考えていなかった。
どうせ澪のことだからただ私達を驚かせようとしただけなんじゃないの。その当時はそう思っていた。
後にそれをひどく後悔することを、私達は知ろうともしなかった。
土日は飛ぶように過ぎていき、あっという間に月曜日になった。
「凛!起きなさい!」
今日はお母さんの仕事が休みのようで、お母さんが私を起こしてくれた。
澪は今日も来なかった。
「全くもう、いつまでも親に頼ってんじゃないよ」
「だって目覚まし鳴らしても寝ちゃうんだもん」
「言い訳しない!私はちゃんとその目覚ましで起きてるの!」
お母さんに怒られながら若干冷えているご飯をどうにか呑み込んで、私は時間に余裕を持たせながら外に出た。
「おい、落ちたぞ」
と後ろから声が聞こえた。
「ありがとうございま…って蒼じゃん!おひさー!!」
「相変わらずだな」
呆れたような表情をする蒼。蒼は…
ってか、私自己紹介するの忘れてたよね。昨日とかは忙しくて…はい、言い訳はよしましょうね。今します。
私の名は新川凛。どこにでもいそうな高校一年生。そして目の前にいるこのガリ勉そうな男子は姫渕蒼。実際にガリ勉で、彼は高校3年生で私の2個上。つまりは受験生で、割と今は忙しい時期らしい。他の人は出会ったことあるから名前だけで済ませるか。谷口葉月、宇多野亜蓮、そして沖田澪。5人とも同じマンションに住んでいて、幼馴染同士だ。蒼以外は私と同じ高一で、亜蓮と澪、そして私は同じクラスで葉月だけ別のクラス。
「てか凛、今日聞いたんだけど澪が失踪したんだって?」
蒼の声で私は我に返った。
「そうみたい。でも今は家にいるよ」
「…そっか、よかった」
蒼の顔がほっとしたようにほぐれた。
私は知ってる。蒼が澪のことを好きでいることを。てかそんな安心しきった顔をしてるんならバレバレだと思うけどね。
でも不思議なくらいこのマンションの中でカップルが誕生しない。ひとりやふたりはこの中の誰かを好きになるだろうと思ってたんだけどな。…あー、訂正。一人はいたね。でもそれ以外は全く聞かない。
葉月はどうやら彼女を取っ替え引っ替えしているらしい。
「好きかもー」
って私達に言ってから告白し、そして一週間ほど経つと
「やっぱ好きじゃないわぁ」
とか言って自分から振る。亜蓮ほどじゃないけど葉月も一応イケメンだから、これまで振られたことは一度もないらしい。ま、本人が告白は必ずOKされるものだと思ってないといいんだけど。
「俺今日チャリで行くけど凛も乗る?」
「乗る乗る〜」
蒼はいつもは歩きだけど、たまにチャリ通になる。たぶん今回の理由は蒼の自転車が新しくなったから。
「てか蒼バイクにしなよ。チャリださい」
私は蒼の後ろに跨りながら言った。
「そんな暇と金なんかないし、それに俺はこれが好きなの。文句言うなら降りてくんない」
「ごめんごめん、そんなむくれないでってば」
まあそりゃあむくれるか、せっかく新品のチャリなのに褒められるどころかけなされたんだから。
「…行くぞ」
「ん」
私は蒼の背中に腕を回した。
「おい、起きろよ」
「へ」
気がつくともう学校に着いていたようで、心配げに蒼の眉が下がっていた。
「お前寝てたのかよ。よく落ちなかったな」
「え、寝てたんだ」
そう思うとぞわっと寒気がした。もしかしたら事故ってたかもしれないよね。寝てたのにがっちり蒼を掴んでいた私っててんさ…なんでもない。
「次は寝ないようにしろよ」
「はーい、ありがとさん」
私は軽く手を振って蒼に別れを告げた。
「おっはー」
「おはよ」
昇降口の近くで友人である桃花に出会った。桃花は元私と同じマンションの住人だ。だから私以外の人とも多少は面識がある。けど彼女とは私が小学四年生の頃に引っ越してしまって、それから全く会っていなかった。
幼馴染とは到底言えないような、けれど近く感じるような、そんな微妙な関係だ。
私以外の人は彼女と仲良くしてはいない。なぜかは分からないけど、皆桃花のことがあんまり好きじゃないらしい。私は普通に話すから別に好きじゃないわけではないけど。でも一番今仲良くしている人は誰かって言われたら、迷うことなく桃花の名前を出すと思う。
「昨日上の空やったけど大丈夫やったと?熱でもあったと?」
と桃花が尋ねてきた。桃花は私達と離れてから中三まで福岡に住んでいたらしくまだ訛りが取れないそう。でも私はそれでもいいと思っている。
「うん、ちょっといろいろあって」
「ふーん、ならよかったけどさ」
桃花はふいっと私から目を逸らした。
「てか今日さ、蒼と一緒にチャリで来とらんかった?」
「あー…来てたね」
私は半分別のことを考えながら答える。
「もしかして蒼んこと好いとーと?」
「桃花はいっつもそーやって言うよね。うちではないんだよ、恋愛なんて」
「そうかなー?うちはそうは思わんけど」
「…」
私はそれを無視してすたすたと階段を登り始めた。
「ちょっと!まってよー」
慌てて桃花が追いかけてきた。
「おはよ」
「おはよう」
教室に着くと、亜蓮がもう来ていた。亜蓮はひとりでいるのが好きらしく、普段は単独で活動している。でも今日は数人の友達と談笑していた。
「てか思うたっちゃけど凛んマンションに住んどー人って美形多うなか?」
と桃花。
「そーかな…いやそうだね」
言われてみればみんな顔立ちが整っているな。亜蓮が一位だとしても葉月だって爽やかイケメンだし、蒼だって真面目系イケメンだし。みんな“イケメン”がついていいくらいの顔面偏差値の高さ。それに澪だって、普段はふざけているけど可愛い。
「私以外は、だけどね…」
「なんてことば言いよーと!凛だってあいらしかよ?」
「あー…ありがとう?」
私は控えめに笑った。桃花はどうせお世辞しか言ってないんだろうけどそれでも言ってくれるのは嬉しい。
「そうや亜蓮くん、うち化学の教科書忘れてしもうたんけど貸してくれん?」
桃花が彼に尋ねた。桃花と亜蓮は隣同士だからか。
「別にいいけど…」
ちょっと戸惑い気味に言う亜蓮。なぜか私をちらりと見てから
「じゃあ後で」
とか言って私から目線を逸らし、何事もなかったかのようにまた友達と話し始めた。
「亜蓮くんってばりかっこよかね」
ひそひそと桃花が話しかけてくる。
「あそ、別にいんじゃない?今フリーだろうし」
今は、って言っても亜蓮が彼女作ったとか1度も聞いたことないけど。
誰か想ってる人がいるのかな、なんて。
「ちょ、別にまだ好いとーとは言うとらんばい!」
桃花の顔は赤く染まっている。そんな彼女を見て、青春だなあと思う。正直言って私は恋愛に興味があるほうではないと思う。全くないってわけじゃないけど、でもあんまりそういう願望はないってことは言える。高校生にもなれば自然と彼氏ができるものなのかと思っていたけど、できなければ別にそれでいいと思ってる。
「まぁ、頑張って」
「え、ちょっと凛!」
私はチャイムと共に自分の席に腰を下ろした。そして前を見て初めて、澪がいないことに気がついた。
「また澪はいないのかー?全くアイツってやつは、二度も無断欠席しやがって」
ぶつぶつ文句を言いながら記録をつける先生。
澪になにかあったことは知っているけど、澪は帰ってきたし。ちょっと心配だけど、不貞腐れてるだけでしょ。どーせまた澪が好きなものを買ってあげたら機嫌を直すはず。そうだ、帰りに澪の部屋に寄ってアイスでも渡せばいーじゃん。我ながら名案じゃないかと思う。もし私が何か悪いことをしていたというのであればそれを渡してから謝ればいい。
学校が終わると、私は桃花に挨拶もせずに教室を飛び出してスーパーに向かった。コンビニで買えばいいじゃん?って思う人もいるかもしれない。いやそんな金はないんだ、今金欠なんだよ。
「どれ買おっかなー」
私はスーパーのアイスのコーナーでひとり悩んでいた。王道のバニラアイスも美味しそうだけどチョコもいいよな〜…って、それ完全に私の好みじゃん。澪はさっぱりしたシャーベットが好きだったかな、とレモンアイスを手に取った。
「凛ちゃん?」
すると後ろから女の人の声がした。振り向くと、見慣れた顔が見えた。
「真莉さん!」
真莉さんとは亜蓮のお母さんの名前。亜蓮は真莉さんのその亜麻色の髪を受け継いでいて、笑うと彼女にそっくりだ。
「こんなところで会うなんて奇遇ねえ」
「そうですね〜」
と私は頷く。
「真莉さんはこれから買い物ですか?」
「ううん、これからお会計よ。凛ちゃん、それ買うの?こっそりここに入れちゃいなさい」
と私の持っているレモンアイスを見てからいたずらっぽく笑う真莉さん。
「いえ、そんな!私が食べるわけじゃないので自分で出します」
「あら、そ?」
真莉さんはすこし首を傾けると、カゴを持ち直した。
「もしかしてあげるのって…澪ちゃん?」
「え?あ、はいそうです…」
思いがけない問いに反応が遅れた。なぜ真莉さんはそれを知っているのか。
「凛ちゃんならそうするのかな、って思っただけよ」
しかもこう言われるってことは、私はそれほど顔に出ているということなのか。
「亜蓮もきっと同じことをするんだろうな、と思ったの。ふたりは似ているから」
「亜蓮と私が…??」
「うん、少しね」
真莉さんと別れてからも、私の頭にはしばらくその言葉がリフレインしていた。
「すみません、凛ですけど。澪っていますか?」
私はその後直ぐに澪の家に向かった。
「ごめんなさいね、今あの子はいないの。なにか用だったら伝えておくけど」
「あ…やっぱりいいです。ありがとうございました」
私はそう言うと、湊さんの返事も待たずに駆け出した。
嫌な予感がする。
澪がいない?
あんな出来事の後に?
澪はそもそも今日は学校に来ていない。なのになぜ外出しているのか…?一体澪はどこに出かけているの?
私はレモンアイスを家の玄関から放り投げた後、走って外に出た。でもマンションの敷地から出る前にその足は止まった。
いや、落ち着け凛。澪がどこにいるかも分からないくせにどこに行こうとしてるんだ。闇雲に探したって見つからないのは、この前ので証明済みでしょ。
「くそっ…」
思わず乱暴な言葉を吐いてしまうけれど、それを気にしているどころではなかった。
私はダメ元でスマホを取り出し、澪にLINEを送った。文字の羅列や意味を成さないスタンプを連打してみる。けれどその間にも既読がつくことはなかった。
「なんで見てくれないの…?」
私は泣きそうになった。こんな風に画面と向き合ってしかいられないのが悔しくて悔しくて、自分のスマホを握力だけでかち割ってしまいそうだった。私は震える指でとある人に電話をかけた。
「亜蓮…助けて」
「なにがあったのかと思えば、澪のことか」
「澪のことか、じゃないよ」
私は亜蓮にぷんぷん腹を立てていた。亜蓮はあの後すぐに私の居場所を聞いて駆けつけてくれたが、私に何も異常がないとわかると途端に口をへの字に曲げた。
「澪だって心配だけど、続けて凛がいなくなったら元も子もないじゃん」
「…そうだね」
私は頷いた。
「澪はどこにいるんだろうな。この前もあんなに心配させてひょっこり戻ってきたからな…。今回もそんなふうになるといいけど」
「うん…」
澪は私たちに言えないことがあるのだろう。そしてそれを私たちに相談するわけではなく、ひとりで溜め込んでいるか他の人に相談しているか分からないけど、そのどちらかの手段を取った。もし後者なら私たちに相談してほしかったな、とは思う。けど、私たちにばかりくっついていなくたっていい。もう幼稚園生なんかじゃないし、マンション内で仲良くするのも終わりなのかもしれない。そう思うとすこし寂しくなった。
「澪のこと、探す?」
「…今日は、待ってよっか」
「そうだね」
私はその決断をしてよかったのか、今でも疑問に思っている。
「ただいまー」
「おかえり。凛、あんたなんでアイスそこに置いたまま出ていったの」
お母さんが一番最初に言ったのは、やっぱりアイスのこと。
「ちょっと急いでて」
「急いでてもアイスくらい冷凍庫に入れなさいよ、溶けたら大変なんだから」
お母さんはほっぺたをぷくーっと膨らませている。
「それと、あんた何か隠し事してないでしょうね」
「は?」
思わず口が弧を描くのを隠しきれなかった。
「隠し事。この前もいきなり夜飛び出していって、私がどれだけ心配したか分からないでしょうよ」
「そりゃわかんないでしょ。お母さんはお母さんで、私は私だから」
「んもう」
お母さんは私との低レベルな言い争いに飽きたのか、それ以上言及することはなかった。
「え、てかそれ何?」
私はお母さんがこそこそしているのに気がついた。
「アップルパイ」
「え!」
「隠し事する人にはあげません」
「え〜…」
あんまり話したくないんだよな、澪がいなくなったことはだいたい察しているだろうけど———まぁ湊さんと電話している時に言っちゃったからだけど———お母さんはオーバーリアクションだから面倒なんだよね。
「早くしないと恋菜にあげるよ」
「あーはいはい!話します!」
結局私はアップルパイに釣られた。
「澪ちゃんがキンパ!?」
「お母さんうるさい」
ほらやっぱり、いちいち反応が大きい。てか気にするところがそこなのか、と突っ込みたくなる。
「澪に何かあったとしか思えなくない?」
と私は同意を求める。
「ん〜…まぁそういうお年頃なのかもしれないのかな、とは思うけどねぇ。もしかしたら好きな人でもできたんじゃないの?その人の好みに合わせるためにキンパにしたとか」
お母さんは傍に置いてある紅茶をずずっとすすった。
「え〜…そんなのある?」
「凛は子供だからね〜。恋をした女のことなんて分からないでしょうよ」
馬鹿にされたようでむっと口をとがらせる。まるで恋をした女のことが分かるみたいに言わないで欲しい。…一応お母さんも恋はしたことがあるから多少は分かるのか。
「凛は周りのことをちっとも分かっていないでしょうよ。凛のことを見ている人がいるってことを知らないくせに」
「へ?」
「ほら」
お母さんはくすくすと遠慮なく笑う。
「お姉ちゃんって、ほんとバカ」
「は!?恋菜帰ってきたの!?」
いつの間にか私の後ろでスクールバッグをかけた中学生が立っていた。この子は私の妹の恋菜。恋愛の恋に菜っ葉の菜と書いて“れんな”と読む。肩にかかるかかからないかくらいの長さの髪はゆるくパーマがかけられていて、その内側からは目を引くほど明るいピンク色の髪が覗いている。どうやら彼女によると校則を守っていないわけではなく、普通にそれが認められているらしい。スカートは膝上なんてのは当たり前、下手したらパンツでも見えてしまいそうなくらい短い。でも細い足だから全く違和感がない。我が妹ながらパリピだな、と思う。
「ツッこむとこ違うし」
恋菜はぶっと吹き出す。こういうところは私と似てて、喋らなければ可愛いのになと思う。
「恋菜おかえり。アップルパイあるよ」
「えっ」
恋菜の目がきらきらと輝き出した。
「ちょ!私が先に気づいたんだからね!」
「凛ったらアップルパイには目がないんだから」
ぶつくさ文句を言いながら、お母さんはキッチンに消えていった。
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