第4話登録

「時夜…今日は精霊士協会に登録しに行くぞ!レッツゴーじゃ!」


精霊士協会?なんだそれ?


「師匠…すみません…精霊士協会とはなんでしょうか?」

と、聞くと師匠は、ハッとした顔で


「教えてなかったっけ?わしうっかり…てへぺろ」


正直おじいさんのてへぺろはしんどいが…簡単に精霊士協会と言うのを、説明すると…契約した精霊を登録して、能力テストをして、ランクを決めて魔獣討伐をしたり、護衛したりと、そんな感じの組織らしい…


ちなみにランクは、1番低いので、C高いのでSらしい…師匠はSだそう…凄い自慢げな顔をしていた…


そうして、精霊士協会につき、師匠と、僕は…

協会本部長の部屋に呼び出されました。

今、僕は凄く緊張している…本部長だし…


『なんだぁ?緊張してるのか?時夜?偉いやつに呼ばれて緊張してんの?え?ウケるわぁ!俺様の方が偉いぜ!』


と、ルシファーが大笑いしながら煽ってきた…

くそぉ…


「どしたんじゃ?まさか、緊張しとるんか?気にするな!ここに呼ばれるのはしょっちゅうじゃよ!ガハハ!」


と、師匠…なんでしょっちゅう呼ばれてんだろ?

すると、部屋のドアが開き…

白髪の美人が入ってきた…20後半かな?凄い美人だ…


「私が、ここの協会本部長の円城 光 «エンジョウ ヒカル»よ!そこの3年間行方不明の男の嫁よ!」


と、かなり不機嫌そうに自己紹介してくれた…

師匠の嫁若!


「わしは、この子に修行をつけておってのぉ。なんも言わなかったのは、忘れとった!悪かったのぉ」


嫁になんも言わなかったのかよ!確かにあの後、すぐに修行をつけてくれてたし…てか、忘れてたんだ…


「あ、すみません!自己紹介が遅れました。僕は、朝日時夜と言います。3年間修行をつけてもらいました。」


と、自己紹介をすると…


「可愛い…あなたほんとにこの人の弟子?そんな礼儀正しくなるなんて…」


と、The衝撃みたいな顔で言われても…


「失礼じゃぞ!わしに!それよりも、久しぶりじゃな光!」


師匠は少し照れくさそうに…


「えぇそうね…あなた…オホン今日、ここに呼んだのは、時夜くんの事よ!あなた元精霊と、契約したって…大丈夫なの?」


今照れた?てか、ん?大丈夫とは一体…


「すみません!大丈夫とは一体どうゆう事でしょうか?」


と聞くと、え?みたいな顔で


「悪魔と契約した人は、大体が体に不調を感じたりしてるの…あなたは体にに異常は無いかしら?」


不調?特に無いが…なぜ不調?と思っていると…


『俺様が説明してやるよ!退屈だしなぁ!』


と聞こえると、光の中からルシファーが出てきた。


「よぉ?俺様は、傲慢を司る悪魔ルシファーだよろしくな!」


と、ルシファーが喋ると…


「ルルルルシファー!?あ、悪魔…ルシファーってぇぇぇ!!!」


と驚いていた…光さん、ルシファーって有名なんかな?


「俺様を知ってるのか?まぁいい人間が悪魔と契約したら体の調子が悪くなるのは…」


バキバキと、鈍い音を立てながら

銀髪で金色の瞳をした少女が窓を割って入ってきた…可愛い…


「先生!大丈夫ですか!一番弟子の、アルカが来ました!」


5分後…アルカと呼ばれた。女の子は正座させられ、説教を受けていた…


「アルカ!あなたは、いつも、いつもなんで窓を壊して入ってくるの!窓になにか恨みがあるの!」


いつもなんだ…


「いやぁ〜窓から入るって、かっこいいかなぁと…はい、すみません。」


光さんは、凄い目で睨んでいた…


「窓の修理もタダじゃないのよ!それに…」


「おい…そこの小娘の、説教は後だ…俺様の話は、まだ話をして無いぞ…さっきから無視しやがって…」


ルシファーは話を遮られて、ご立腹のようだ…


「ごめんなさい。この子は、アルカ・グラベル私の弟子よ!」


「よろしく、僕は朝日時夜よろしく!」


「私は、先生の一番弟子のアルカ・グラベルと申します。アルカとお呼びください!」


僕とアルカは、とりあえず握手をして、イラついていたルシファーの話を聞いていた。


「つまり、悪魔には、霊力と魔力があるんだ。人間は魔力には、抵抗がないんだ、だから人間にとっては、毒みたいなもんだな。だから、人間は悪魔と契約したら、早死するんだよ!」


「僕は、大丈夫なの?それ」


「大丈夫だ、お前には関係ない。」


「それって…どうゆう意味?」


「お前は、魔力に対して、適正があるからだ。お前にとって魔力は、霊力と変わらん!」


光さんは、少し考え事をしていたみたいだ…

すると光さんは口を開き


「時夜くん今からあなたのランクを確かめたいから、アルカと霊力を使った、模擬戦をしてくれないかしら?」


「いいですけど、僕まだ霊力の使い方とかわかりませんが…」


「え?嘘よね…」


「いえ、嘘では…」


嘘では無いと言おうとした時、すると師匠は…


「大丈夫じゃ、戦いながら学ぶのじゃそれも、修行じゃ。」


これも、修行か…

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る