一体感
よく行くライブハウスで知らないロックバンドが演奏している。気になって会場に入ってみると、素晴らしい音楽に誰もが酔いしれていた。その激しいベースの音に合わせて頭を振っている。私も段々と気持ちが良くなってきた。天井と床の境界が無くなり、私と隣の客がどろどろと溶け合うような感覚がする。こんなに観客も演奏者も一体となったライブは初めてだった。彼らの音と私の心臓の音が共鳴している。すべてがどろどろと溶け合っていく。触覚が、視覚が、ぐちゃぐちゃに混ざり合う。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます