第二章 孤立の城

第一章までの登場人物

※「姓 名(あざな)」の表記です。史実人物でも字やいみなが文献に残っておらず不明の人物は、作劇の必要に応じて当時の命名法則に則り架空の名称を付けております。予めご理解ください。




趙英ちょうえい慧玉けいぎょく

 十九歳。役人の娘ながら西域に修行の旅に出た。剣と内功の使い手。近視眼という弱点がある。


呼狐澹ここたん

 十二歳。南匈奴みなみきょうどの少年。騎射の使い手。家族の仇討ちの為に趙英に弟子入りを申し出る。


緑風子りょくふうし

 年齢不詳で外見は三十歳前後。道士を自称する飄々とした優男。点穴てんけつの使い手。




趙昂ちょうこう偉璋いしょう

 趙英の父。涼州の役人で参軍の職にある。


王異おうい薊華けいか

 趙英の母。古書に通じていて聡明だが、儒教倫理に厳しい。「涼州の貞婦」として名が通っている。




馬超ばちょう孟起もうき

 関中かんちゅう軍閥の猛将。反乱を起こすが潼関どうかんの戦いで敗れる。再起を図るために涼州の支配権を狙う。




何冲天かちゅうてん

 呼狐澹の家族を殺害した、顔に傷跡のある長身痩躯の侠客。馬超軍のもとにいる刺客。




曹操そうそう孟徳もうとく

 華北一体を勢力圏に治め、後漢朝廷において丞相じょうしょうの地位にある当代の覇者。合理的であるが苛烈な方針に、多くの反乱者を出している。


夏侯淵かこうえん妙才みょうさい

 曹操から絶大な信頼を受けている旗揚げの頃からの旧臣。長安ちょうあんに駐留し、関中一体の反乱鎮圧を任されている。


韓遂かんすい文約ぶんやく

 関中軍閥の一人で、潼関の戦いに参戦するが、馬超とたもとを分かっている。故郷である金城きんじょうで再起を図る。





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