異世界で出会った人がかわいすぎる。

さぼてん。

第1話 出会い

俺は、ユニカリー株式会社の秘書をしている25歳・赤木湊だ。

彼女いない歴25年。今、まさに、彼女募集中だ。


会社から出て、大きめの交差点を渡ろうとした。しかし、次の瞬間、


「バァーーーン」



大型トラックにはねられた。

相手は、完全に信号無視だ。



「こんなにあっさり死ぬのか?彼女いないままの人生で終わりかー。」



「彼女ほしかったなー」


最後に誰かが悲鳴をあげて叫んでいたが、俺はそこで意識を失った。






「ん…まぶ…し…い」


目が覚めると、そこは、見たことのない景色が広がっていた。


「生きてるのか…」


うん、生きてるっぽい。異世界移住?いや待て、

自分の姿がどうなっているかの方が大事だ。


お店の窓で反射して見えそうだな。俺は、お店の前に行った。



「これが…俺?」



姿が25歳会社員ではない。顔も身長も、服装はゲームの初期装備みたいなの

を身に付けている。


「この姿だったら、異世界転生か…」



でも、まだ本当に異世界かは、分からない。

だけど、もうそんなこそは、関係ない。俺が昔から望んできた世界だ。

ここは前のいた世界ではないはずだ。


「まぁ、せっかくだし満喫するか…」



俺は決めた。この世界を楽しむことを。


しかし、字が読めない。今見ている窓の店も何のお店かわからない。


❮ピッピッピ……  電源を入れてください。❯


「ん…なんだ…」


服がしゃべったのか? いや…違うな?

さっきからポケットに違和感を抱いていたんだ。


俺は、ポケットから何かを取り出す。



「これかな?」



❮こんにちは。私は異世界ナビのセカイナビです。あなたは交通事故で

亡くなりました。

そして、ここは異世界です。前の世界とは違う所です。❯



「やっぱり異世界だったのかー」


❮はい。セカイナビはあなたしか持っていません。私で

能力値を見たり装備を見たり、ある程度のことはできます。❯


「ある程度って…」


まぁ、いっか。あ、そうだ。

セカイナビで能力値を見れるって言ってなかったっけ?



「このボタンかな?」



俺はセカイナビのボタンを押す。

すると、セカイナビから画面が出てきた。



「これは、触れる系のやつか…」


俺は、メニューの所をタップする。



HP100              MP100


HPR1               MPR1


ATK30              MATK30


DEF30              MDEF30

 

CRI率10%               スキル なし


「普通なのかな?」 「でも、スキルなし」


「HPRとMPRか1ってことは、1分間に1ずつ回復か…」



でもやっぱり、異世界って言ったら冒険だよな。

よくある異世界物は、転生先の近くが始まりの森だから、

俺も、始まりの森らしき所のにいくことにした。





「ふぅー」



あの町から10分ほどが経ち、始まりの森らしきところに着いた。


「ザーザー」


おっ、早速敵出現か?


「ピョン」



え…敵か? なんかやけにかわいいぞ。猫に似てるな。

まぁ、初狩りとしていいだろう。



俺は初期装備に付属していた小刀を猫に向けた。



「とりゃー」


倒せた。相手もそんなに強くなかったし、本当に始まりの森かもしれないな。



❮レベルアップしました。❯


1Lv→2Lv



HP105              HPR2


MP105              MPR2


ATK35             MATK35


DEF35              MDEF35


CRI率11            スキル獲得

                  文字理解


❮素材を獲得しました。❯


ネコキーの毛×2


「ネコキーって言うんだな」



運がいいかは、わからないが、文字理解のスキルをゲットてきた。

これで、文字は読めるな。言語は何故か最初からわかる。


「きゃーーーーー」


「なんだ?」


女の人の声だったな。


「きゃー、誰か助けてー」

「あっ、そこの人ー助けてくださーーい!。」



ネコキーの群れに襲われている。


ネコキーが4匹だな。4匹ぐらいならた倒せるだるう。


近くに来たネコキーを4匹を俺は、あっさりと倒してしまった。


❮レベルアップしました。❯


2Lv→4Lv


HP115           HPR4


MP115           MPR 4


ATK 45           MATK 45


DEF45           MDEF45


CRI率14           スキル獲得

                 なし



❮素材を獲得しました。❯


ネコキーの毛×8


「ありがとうございます。」


さっきの女の人がこっちに来た。


「え…」


ヤバい。めっちゃかわいい。モデル級だ。


「あの…さっきは助けていただきありがとうございます。」


「いえ、全然大丈夫です。怪我はありませんか?」


「はい。あなたが助けてくれたお陰で無傷で済みました。

あなたがいなかったら私は今頃どうなっていたか…」


「あ、そうだ。私の名前はミズハ。あなたは?」


ここで本名を使ったら面白くないな。よし、改名しよう!。


「俺の名前はクロム。よろしく!」


「クロムさんって言うんですね。すごくいい名前ですね。」


「あと、1つだけお願いがあるのですが…」


「何かあったの?」


「私と友達になってください。」


女の人に友達になってなんて言われたら、断れるわけがない。

しかもかわいい。


「もちろん。俺で良ければ友達になってください。」




俺は決めた。今日から一人ではない。ミズハと一緒だ。


「よろしく!ミズハ!」


「はい。よろしくお願いします。」






              

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異世界で出会った人がかわいすぎる。 さぼてん。 @20061001

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