第3話 女の子は

「ふぅ、さっぱりした」

私はお風呂から戻ってきた。


私は髪が長いので、乾かすのに時間がかかる。

普段は、サイドポニーにしている。


ツインテールは人を選ぶが、ポニーテールは誰でも似合うのだ。


「ベクちゃん、モアちゃん、ただいま」

私はぬいぐるみの頭を軽くなでる。


高校生にもなって、ぬいぐるみと話すのは情けない気もする。

でも、女はいくつになっても、かわいいものが好き。

一種の、母性本能かもしれない。


カレンダーを見ると、あることに気づく。

「もうじき文化祭か」


うちのクラスは、一発芸をするみたい。


こころは、落語をやるらしい。

何をやるのかは、内緒らしい。


あかりは、手品をやるみたい。


私は、どうしよう?

この子たちで、いっこく堂でもやろうかな・・・


なんてね。


そう思い、私は床についた。


夜中、私は目が覚めた。

「喉がかわいたな。お茶でも飲んでこよう」


私は、台所に向かう。

そこで、私はとんでもない光景を目にする。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る