爆!爆誕!やかましカシマシ三人女神!!

 女神に転身したラーフィアちゃん!

 はにかんだ表情がKAWAEEEE!YABEEEE!!

 

 可愛さマシマシのグレードアップっぷですよ!


「ね。ヒカリちゃんっ、どうかなっ?」


 スケスケネグリジェの裾を摘まんで広げて見せるラーフィアちゃん!

 うおお、そんなえっちな格好で俺に感想を訊きますかっ!


 だがしかしっ!

 ラーフィアちゃんが欲しい感想はえっちな格好のコトでは無いっ!

 そのくらいはわきまえてますよ、男のっ!


「スゴいよラーフィアちゃんっ!女神様になるなんて、ビックリしたっ!感動だようっ!」

 

 そりゃもう驚き過ぎて、良い言葉が思い浮かびませんよー!

 あと、スケスケネグリジェなもんだから、ドコを見てればイイノヤラですよっ。


「ありがとっ、ヒカリちゃんっ。えへへっ♡」


 くああっ!

 久々に頂きましたよ、銀髪美少女ラーフィアちゃんの『えへへ♡』ですよー!

 ああもうっ、感動を通り越し過ぎてチビっちゃいそうですよっっ!


 ペリメール様とフィルフィーもニコニコ笑顔!

 なんか、幸せな空気がロビー内に充満中ですよー!


「この更生施設での女神に転身するプログラムは、並大抵の精神では到底こなせるものではないのですわっ。本当によく頑張りましたねっ、ラフィーさんっ!ですわっ!」



 感動しつつキョドる俺に、ダークエルフのお姉さんからまさかの図星の一言がっ。


「更生って、ワルい子がイイ子に洗脳されるものだとか思ってたのでしょう?

 浅はかですよ、妄想勇者サマ♪」


 うおお、小バカにしないで頂けますかねダークエルフのお姉さんっ!

 だって、フツーはそう考えるものじゃないんデスカネっ?


「ラーフィア=リンデルさんは、誰も文句のつけようの無い素晴らしい成績でここの更生プログラムをこなしました。

 レイル=フォレスターさんとフェイリア=シュペラさんも、お互いに追い付け追い越せと切磋琢磨していらっしゃいましたよ。

 施設の職員一同、三名の卒業を心からお祝いいたします」


 なななんとっ!

 レイルさんとフェイリアちゃんも女神に!?


 辛口のダークエルフのお姉さんがベタ褒めですよっ。

 よっぽど優秀だったんだなっ。


 この世界の勇者なんて、勇者事務所で登録すればそれでオッケーなんだから気楽なもんだよなー。

 

「あなたもここで鍛え直す事をオススメしますよ? 妄想勇者様♪」


 ぐぬぬ、小バカにしてくれちゃいますよ、ダークエルフのお姉さんっ!


 ラーフィアちゃんに会えない間、俺だって頑張ってたんだからなっ。

 お着替えガチャスキルもランクアップっぷしたんだからなっ。

 この平和な世界じゃ使う機会はあんまりなさそうだけど、ダンジョンとかにも行く予定があったり無かったりするんだからなっ。


 今に見てなさいよダークエルフのお姉さんっ!

 妄想勇者『コウダヒカリ』の名を!

 いずれ世の中に知らしめる予定なのですよー!

 予定ですよ!

 

「妄想勇者様は『明日から本気出す』タイプですよね♪」

 

 すうっと目を細めて薄ら笑いするダークエルフのお姉さん!


 ぐぬぬぬぬっ!

 なかなか図星ってくれちゃいますよっ!


 その時ですよ。

 背後から聞き覚えのある声がっ!


「ペリメール様っ!フィルフィーマート様もっ?」

「お久しぶりですぅ、お姉さまぁ♡」


 弾むような声に振り向くとそこには!

 レイルさんとフェイリアちゃん!

 んななななんと、二人ともスケスケネグリジェ!!

 というコトはっ!!


「アハー♡ リアちゃんも女神になっちゃいましたぁ♡」


「ペリメール様の一言が無ければ、私は道に迷ったままでしたっ。ですからっ、心から感謝いたしますっ!ありがとうございましたっ!」

 

 ペコリと一礼するレイルさんとフェイリアちゃん!

 二人のたわわなおムネが谷間っちゃって、とってもエロスですよ!


 スケスケネグリジェをお召しになって、カシマシ三人娘が揃い踏みっっ!

 いったいドコを見てればイイノヤラ再びです!

 目のやり場に困りますよほうっ♪


「……ヒカリちゃん?なんかお顔がゲスいんですけど?」


 なぬっ!

 ラーフィアちゃんからゲスいって言われるとはっ!

 ぐるぐるメガネのおかげで目線はバレてないみたいだけど、顔に出てたかっ。


「えっ!?いや、あのっ、だってっ。その衣装って、恥ずかしくないのっ?」


「初めは死ぬほど恥ずかしかったけど、すぐに慣れちゃったから。今は全然平気だよ?」


「えっ!?慣れちゃったのっ!?」


「それにね、いつもこの衣装っていうワケじゃないから。お仕事以外では普段着でもオッケーなんだよ?

 今日は、みんなに見せたかったからトクベツなのっ」


 そう言えばフィルフィーもペリメール様もそうだったっけ。

 フィルフィーはジャージで過ごしてる時間の方が多かったかも。

 ん?

 ってコトはその間は仕事してなかったってコトだなニート女神っ。



「いいか、よく聞けちんちくりんっ」


 カツコツとヒールを鳴らして俺の目の前に立つレイルさん。

 ただでさえ身長が高いのに、ハイヒールでさらなる身長差がありますよっ。

 必然的にレイルさんのぷるぷるの下乳が目の前にっっ!

 俺のアタマに、ぼにょんと乗っかっちゃいそうですよー!


「この衣装は水着だと思えば恥ずかしい事など欠片もない。

 貴様のゲスい視線の方が人としてよっぽど恥ずかしいぞ、ちんちくりんっ。

 また失礼な事をほざいたら、そのカワイイお口を針と糸で縫い付けるからなっ」


 マジすか!それはとってもデンジャラス!

 レイルさんたら、ホントに更生したんデスカネっ?

 やっぱり魔王側の方が向いてたりするんじゃないデスカネっ?



「三人とも、とってもステキでブリリアントでマーベラスでエクセレントですわっ!

 初めのその衣装があるからこそ、煌光神衣グリスタードレスを目標に頑張れるのですわっ!」


 なるほど、そういう理由もあるんですねっ。

 でもスケスケネグリジェって、やり過ぎなのではっ?

 端から見ると露出痴女が三人並んじゃってますからね!


「んーなもん気合いだ気合い!気合いさえあれば、恥ずかしさなんてぶっちぎれるぜっ!」


 なんつって騒いでますよヤンキー女神っ。

 気合いで恥ずかしさをぶっちぎれるのはフィルフィーだけですよ!

 

 

「驚きついでにこれも見てもらおうかなっ♪ 見ててねヒカリちゃんっ♪ んーむむむっ、はっ!」


 ラーフィアちゃんの掛け声とともにっ!


 ふぁささああっ!


 とラーフィアちゃんの背中に現れたのは、なななんとっ!


 翼っ!

 純白の翼がっ!

 しかも複数!その数なんと四枚!


 漆黒の翼もカッコ良かったけど、銀髪美少女に純白の翼なんて美しすぎますよ!

 これこそ、エクセレントでマーベラス!

 

「まだまだ上があるんだけど、今はこれが限界なの。でも、どうせなら最高目指さないとねっ♪ 

 みんなを驚かせたくて頑張ったんだよ!

 どうどう?ビックリした?」


「スゴい!スゴいよラーフィアちゃんっ!

 ビックリした!感動したっっ!」


 もう、それしか言葉が出てこない!

 銀髪美少女に純白の翼なんて、フィギュア化したら予約殺到間違いナシですよ!


「エヘヘっ♡良かったー♪

 頑張った甲斐があったよう♪」


 ふああ、出ました『エヘヘ♡』っ!

 ラーフィアちゃんはニコニコの笑顔です!

 やっぱり笑顔がイチバンですよ、ラーフィアちゃん!


 純白の翼を拡げるラーフィアちゃんの姿にペリメール様も感動しきり!


「ラフィーさんっ、本当にステキですわっ。難易度の高いスキルに挑戦するだけでもスゴいのに、会得するなんて本当に素晴らしいですわあっ」


「ウフフっ♪ ありがとうっ♪ お姉ちゃんに褒められるとやっぱり嬉しいなっ♪」


「ああん? いくらド派手な翼ゲットしたからって、あたし達よりランクは下だってコト忘れんなよー?

 ラフィーもランクアップっぷ目指して頑張らねーとなあ?」


 ニターリと悪魔の微笑みで挑発するフィルフィー!

 なんで争いの火種をばらまこうとするかな、トラブルメーカー女神っ!


 フィルフィーの挑発にブチ切れるかと思いきや、ラーフィアちゃんはっ。


「そうだねっ。私も早くランクアップっぷしてお姉ちゃん達みたいなドレス着たいしねっ。

 だから、よろしくお願いしますねっ!

 センパイっ!」


 フィルフィーの挑発をさらりと流した上に、センパイなんて呼んじゃうとはっ!

 人間的にはフィルフィーより上なんじゃないデスカネ、ラーフィアちゃんっ!

 精神的にもズイブン鍛えられてるみたいですよー!


「おっ? おう、任せとけっ!」


 おおー。あのフィルフィーがおとなしく引きましたよ!

 

 女神になったラーフィアちゃんはっ!

 とっても良い方向に更生したみたいですよー!

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