ちっこくてカワイイは時として地獄
◇ 見られてます
見られてますよ
ガン見です ◇ ヒカリ
股間の『黒光り』を無効にするスキルでっ!
ラーフィアちゃんに見られちゃってますよー!
これで完璧に俺が男だってコトが!
見た目美少女なのに『アレが付いてる』男の
17年連れ添ってきた『コヒカリ君』がさらにちっちゃくされちゃいますようおおおおっ!
男の
そして放たれた衝撃の一言っ!
「かっ……」
か?
「……カワイイ……」
え。
今、何とっ?
「ちっちゃくってカワイイ!なんでっ!?
叔父さんのは巨大で臭くてグロくてキモいだけだったのにっ!
めっちゃちっちゃくってカワイイ!」
「なっ……!」
なっ!
なっ!!
なんてコトうおおおおっ!
うおいっラーフィアちゃんっ!?
そのセリフは!17歳の童貞には鋭いナイフよりぐっさぐさココロに刺さるんですけどうごおおおおっ!
「うわー……ちっちゃーい」
くはっ!まじまじと見ながら言われると本気で言われてる感がハンパない!
「ちっちゃくてカワイイっ!
ホントにちっちゃい!」
くああっ!ホントにって言っちゃダメっ!
「なんでこんなにちっちゃいのっ!?
なんでなんで?ちっこくてカワイイっ!」
ぬおおおおっ!!そんなの俺が知りたいですようごおおおおっ!
「あははっ!カワイー!全然グロくない!
つるんってしてるー♪」
ふあああああああっ!
笑顔でカワイイとか言わないでええええっ!
つるんって言っちゃダメえええええっ!
なんで発育が遅いのかは俺にもわかんないんですようごおおおおおっ!
ラーフィアちゃんの『ちっちゃくてカワイイ』の連呼に俺の男の
『ちっちゃくてカワイイ』は!
小動物とかマスコットとかストラップとかっ!
そういうのにしか言っちゃダメなんですようごおおおおっ!
俺はっ!いくらラーフィアちゃんと言えどっ!
初カノで初チューの相手と言えどっ!
男の
感じずにはいられないっ!
ここはガツンとイッパツ!
反論しちゃっても良い場面っ!動けないけど!
「ヒドっ!ヒドイよラーフィアちゃんっ!らっ、ラーフィアちゃんだってっ!
ラーフィアちゃんだってえっ!」
俺よっ今こそ!勇気をふりしぼるのだっ!
「ラーフィアちゃんだってっ!ボクより
って号泣で反撃ですようごおおおっ!
「なっ!?ヒドっ……!ヒドイよヒカリちゃんっ!ヒカリちゃんはっ私のコト
女の子のフリした男の
正論!まさに正論ですよラーフィアちゃん!
だがしかし!ココロを
女の子のフリなんてしたコトはっ……あったかもしれないような気がしないでも無いですがっ。
「しかもっ!カンナで削ったみたいに薄くてペラペラでぺったんこなまな板なんてヒドイっ!ヒドすぎるようっ!
気にしてるのにっ!気にしてるのにいいっ!」
え!?言ってない!
いくらなんでもそこまで思ってないし言ってないですよラーフィアちゃん!
「ヒドイのはっ!ヒカリちゃんのほうだようごおおおおおおおっ!」
号泣!
魔王ラーフィアちゃんまで号泣ですよ!
ナニやってんですかね俺達はっ!
「うわああああんっ!ヒカリちゃんのイジワルー!」
イジワルって!
泣きながら、ふぁささあっ!と羽ばたいて、どかんっ!と扉が壊れそうな勢いでブチ開けて大広間を飛び出して行くラーフィアちゃんっ!
「あっ!ちょっ!ラーフィアちゃんっ!?」
俺のっ!俺のコヒカリ君がっ!さらされたままなんですけどっ!
両腕を縛られて吊るし上げられちゃってるから全く自由が効かないっ!
めくれたスカートそのまんまですよ!
男の
「らっ!ラーフィアちゃあんっ?」
しーん。
「ラーフィアちゃああああんっ!」
しーん。
え。ホントにどっか行っちゃったっ?
放置!コヒカリ君丸出しで放置プレイ!
ちょっ!マジかっ!
しーん。
「ラーフィアちゃあん……」
お互いの悪口を言ってお互いに号泣して終了という、なんともポンコツな戦い!
剣どころかコブシすら交えずに口ゲンカで終了という、なんともピースフルな戦い!
これはっ!
ある意味伝説の戦いと言われてもおかしく無いような気がしないでもないですがっ!
こんなんでいいのか、勇者対魔王!?
だだっ広い空間に取り残されたよ男の
コヒカリ君丸出しのままですよ男の
ローソクの灯りがなんだか物悲しい。
寒い……タマタマが冷えますよー。
俺の股間の
こんな時はヒザとヒザをくっつけてモジモジするとよいのです。
ううう、なんかムナシイですよー。
と、その時ですよ!
キイイ、っと両開きの
ゆっくりと扉が開いたけど、そこには誰の姿も無く。
カリカリっ……カリカリっ……
カリカリっ……カリカリっ……
扉の外から聞こえてくるのは、爪で何かを引っ掻いているようなカリカリ音!
ネズミが木をかじってるとか、ネコが爪を研いでるみたいなカリカリ音ですよ!
カリカリ音って擬音は他になんて言うかわかんないから、カリカリ音って言っときますよ、まあそんなカンジです!
こわっ!めっちゃコワイですよ、これはなんて言うホラゲなんですかあっ!?
――ウフフフフぅ……♡
え!?
女の子の笑い声っ!?マジでホラーですようごおおおっ!
「……初めましてぇ。ヒカリさまぁ♡」
両手首を縛り上げられて動けないコヒカリ君丸出しの俺の前に現れたのはっ!
身体のラインがむっちりぴっちりと出ちゃってるえっちな
マンガとかアニメとかエロゲとかエロゲとかエロゲに出て来るサキュバスっぽい衣装です!
むっちむちのぴっちぴちのぷりっぷり!
エロス!なんてエロスな女の子なんだっ!
イヤ違うっ!
この娘って!
見たコトありますよ!
ラーフィアちゃんの部下の一人ですよー!
「私はぁ、フェイリアって言いますぅ。ラーフィア様の部下で『左の盾』って呼ばれてる者でぇす。フェイリアちゃんて呼んで下さいませ、ヒカリさまぁ♪
ラーフィア様が職場放棄しちゃったみたいなのでぇ、代わりに来ましたぁ♪」
え。
というコトはっ!?もしかしてぇ!
「ヒカリさまの『アレ』をー、チュンしに♪ ウフフフフぅ♡」
やっぱり!チュンされちゃうのっ!?
マジかあああああああっ!!
「ヒカリさまはイジワルですよねぇ。ラーフィア様を泣かせちゃうなんてヒドイですぅ」
「えっ!?だってっ!ラーフィアちゃんだってボクにヒドイ事言ったんだよっ!?」
「そんなの知りマセーン♪ 聞こえマセーン♪」
フェイリアちゃんは両手で耳を塞いで聞く耳持たずっ!
俺の主張は一方通行ですよっ!
ゆっくりと近づいて来るフェイリアちゃんっ。
たわわな
それはそれである意味とってもデンジャラス!
「ねえ、ヒカリさまぁ。これっ、見てくださぁい♪ カワイイでしょお?」
くるっと背中を向けて、ぷりっとお尻を突き出すファイリアちゃん!
丸くて大きめのぷりっぷりのお尻です!
うむ、素晴らしいぷりケツですよフェイリアちゃん!
イヤ違うっ!
ぷりっとしたお尻からっ!
長い尻尾!しっぽ!SIPPOが生えてます!
先っぽがハート型の尻尾ですよ!
アニメとかマンガとかエロゲとか格ゲーとかに出てくる、えっちなサキュバスみたいに!
まるで別の生き物みたいに、にょろろんにょろろんうねうねと
「
リアちゃんのしっぽはスゴいんですよぉ?
キモチ良くしてあげるコトもぉ、チュンしちゃうコトも出来ちゃうんですぅ♪」
なぬっ!?いったいどうやってキモチ良くっ?まさかそのハート型の先っぽを、って!
イヤ違うっ!
このままではチュンされるっ!無防備すぎてなーんも出来やしませんよ男の
するるっと近づいて俺の股間の真正面にしゃがみこむフェイリアちゃん!
「スキルオフ♪」
なぬっ!幻視系スキル無効化ですとっ!?
そのままじーっとコヒカリ君をガン見ですよフェイリアちゃん!
「ちょっ!やあああっ見ないでえええっ!」
「あらっ♡あらあらぁ♡ヒカリさまのはちっこくてカワイイですねぇ?」
んごおおおっ!ちっこくてカワイイとか言っちゃダメええっ!
地獄っ!ここは魔王城という名の地獄ですようおおおおっ!
「でもまあ、今からチュンするんですけどぉ、その前にキモチイイコトしてあげないとぉ、さすがにカワイソウかなって思うんですよぉ。ヒカリさまもそう思いませんかぁ?」
するるっと俺の背後に回り込んで、こしょこしょっと耳元にウィスパーボイスで囁くフェイリアちゃん!
「ヒカリさまってぇ、どーてークンですよねぇ?今ここでぇ、卒業しちゃいませんかぁ?」
なななななぬうううっ!?
耳元で囁かれるとぞわぞわしますよっ!
同時に、俺の背中を指でツンツン突っつくのはナゼデスカっ!?
うおお、そしてふんわりといい匂いがあっ!
「リアちゃんがぁ、イロイロと教えてあげますぅ。ヒカリさまはぁ、じっとしてるだけでいいんですよぉ?ウフフフフぅ♡」
はわわわあっ!
いったいナニを教えて頂けるんですかフェイリアちゃんっ!?
俺の心臓ばっくばく!
脳みそがとろけて鼻水と一緒に出ちゃいそうですようおおおお!
「ぐるぐるメガネは外させてもらいますねぇ♪ 失礼しまぁすぅ♪」
なんの抵抗も出来ないよ男の
これはマジでマジの大ピンチ!
17年連れ添ったコヒカリ君とサヨナラの危機ですよ二つの意味でええっ!
いくらフィルフィーの再生スキルで元に戻るって言われても、ギられたくなんてないですようごおおおおおっ!
ぐるぐるメガネを外した俺の顔を真正面からじーっと見つめるフェイリアちゃん!
お顔が
前髪と前髪がふれ合っちゃってますよー!
「うわー♪カワイー♡クロジョで見た時よりカワイクなってますぅ♡ラーフィア様がふにゃふにゃになるくらいにスキになっちゃう理由がわかりますよぉ♪」
つんつんっと俺の
的確に乳首の位置を捉えてますよ!
なんてテクニシャンなんデスカっ!!
「ちょっ!あっ!」
「ヒカリさまったら、カワイイ声ですねぇ♡」
フェイリアちゃんの細い指がしゅるるんと少しずつ下に向かいっ!
「ウフフフフぅ♡」
「ちょっ!ダメだようっ!?」
するると指先を滑らせてっ!
ココココヒカリ君にオサワリする直前っ!
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