『SF徴税ファンタジー』という現実と魔法の新しい融合

まず、このレビューを書いている私も字書きの端くれであることを明記しておきます。
その上でレビューさせていただきますが、まずジャンルの斬新さ。『SF徴税ファンタジー』という新しい現実と魔法の融合はなかなかに興味深いです。
税務署などと関わったことのある人ならば分かると思いますが、徴税という言葉は超現実的です。それをこういう形で落とし込むとは作者さんの発想力に脱帽です。
主人公が脱税魔術士(この作品では魔術界は脱税が横行しているという設定)を追い詰めていく弁舌もよどみなく、スラスラと読めます。ここからも作者さんの高い技量がうかがえます。

最新話まで読んだ時点での感想ですが、今後がとても楽しみな作品です。