弟と妹がリア充過ぎて怖い
2人がいつも通り、ボイスチャットアプリで通話を繋げながらゲームをしているときだった。
「シロミナ君って兄弟いるんだっけ?」
「双子の妹と弟がいるな」
「私にも妹がいるんだけど、この前妹が家に友達連れて来てさー、見るからにリア充な子達でちょっと怖かったんだよね」
「あー、分かるわー、俺の方は妹が俺と似てゲーム好きのオタクなんだけど、弟が勉強出来て運動もできる完璧リア充だからそいうのはちょっと分かる」
弟の
「正直弟に関しては連れ子って言われても信じる自信あるわ、双子だからありえないけど」
「シロミナ君が、そこまで言うレベルってことは弟君もしかしてラノベ主人公かな?」
「いやマジでその可能性はワンチャンある。女の子の幼なじみいるし」
「確定じゃん!」
「しかも、最近よく女の子の連れて来るんだよね」
「もしかして、ヤリっ」
「そこから先は言うな!」
まぁ、女の子連れて来てるって言っても普通に遊んでるだけっぽいけど、実際どうなのかは知りたくない。
「まぁ見れば分かる通り、私って生粋の陰キャな訳じゃないですか」
「会ったことないんだよなー」
「んなことはどうだっていいんですよ」
「えー」
「妹の私今、リアル充実してます。を見てしまったせいで、ああ、リア充いいな!って思っちゃたんですよ」
「じゃあ何、リア充になりたいの?」
「リア充というか陽キャですね」
「なってどうするん?」
「え、あれですよ、友達とウィンドウショッピング的なのをですね」
「お前、外出たいの?」
「......コンビニ以外では出たくないです」
「だろ、やめとけ」
「やめときます」
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「あ、そういえば結斗って今、彼女いるのか?」
あれから数時間たち今は晩御飯を食べていた時である。ふと、シイナとの会話を思い出し彼女がいるのか気になったため聞いてみた。
「私も気になるー!」
「確かに、それは私も気になるわ、結斗からはあまりそいう話聞かないから」
真冬と母さんがこの話について食いついてきた。
「いやいや、そんな子いないよ」
「嘘つけー、何回か女の子連れて来てるの知ってるんだからな」
「そうよ、それとも貴方はナナちゃん一筋かしら」
「いや別にそれに関しては男友達と一緒にだから」
「へー、じゃあナナちゃんとはどうなのよー」
「ナナとも別になんにもないよ、ただの幼なじみ」
ナナとは結斗と真冬の幼なじみであるが、昔から真冬は俺と一緒にゲームばかりしていたので、遊ぶのは基本的にいつも結斗とばかりだった子である。
「えー、ホントにー?」
「本当だよ」
その時、結斗のスマホが着信音を鳴らした。
「ナナからだ、ちょっと話してくる」
そういい結斗はスマホを持ってリビングから出ていった。
「あいつ、将来刺されそうだな」
「湊、あまりそいうこと言っちゃダメよ」
「はーい」
「まぁ、でも結斗は将来苦労しそうだよね」
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