4 ないなら作ろう!!
ワイの実家は自営やったんですけど、オトンが元アマチュア野球の内野手で、まぁあんまり働かなかったんですよ。
車と競馬にお金を使うので家にお金なんかないし、せやからオカンが小さな製本所を営んで、女社長って感じで切り盛りしてて。
で、そんな家でろくにものを買えなかったんで、ないものは作るという家やったんですよね。
子供の頃の折り紙の飾り兜に始まって、おもちゃかて割り箸だのダンボールだので手作りしたし、1階が工場で製本所やったからノートも作ってもらい、洋服もオカンがオトンの着なくなった服をほどいて作り直して着たりして、せやから買ってもらったってことがなくて。
当たり前やけど外食なんてないから、家でのご馳走は手作りのバラ寿司とか稲荷寿司とか。
それで一番困るのが外食いまだに苦手なんですよ。
何で食べもんにそんな高い金払わなあかんねんって(笑)。
中でも一番残ってるのは安くなった野菜とかを煮込んで熟成させてウスターソース作ったときで、あれって僅かなスパイスと煮込んだ野菜と簡単な調味料でそこそこ美味いの作れるんですよ。
しかも唐辛子なし。
辛いのが苦手なワイにはありがたかったのですが、難点は保存料入れてないから、いったん作ると毎日味付けがウスターソース味になる(笑)。
それでもワイワイ言いながら、まるでシャイ煮のマリーちゃんよろしく鍋かき回すの楽しかったなぁ。
あ、シャイ煮が分からないときにはグーグル先生に聞いてください(笑)。
その延長線上に、読みたいのがないから小説まで自給自足という、なかなかブッ飛んだワイのスタイルがある訳でして(笑)。
だから読んでもらえるかって言われたら一抹の不安があったんですけど、意外にみなさんに読んでいただいて、ワイはホンマに良かったって思ってます。
まぁ読んでもらえるから書くのやめられへんのやけども。
案外裕福やなかったから、バイタリティだけは身についたんかなって、今では前向きにとらまえてます。
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