人生が幸せであるように 21.03.05

 突然だが、私はカウンセリングに行っている。

 理由は割愛するが、楽しくカウンセリングを受けている。

 そこでこんなことを言われた。


「いま大事なのは、あなたの人生が幸せであること」


 前にも言われたかもしれなかったが、そのときはなんの余裕もなく「そんなこと言われても」と思ってしまった。

 それほどに自分の幸せなど二の次であったし、仕事のためならば死ななきゃ安いと、本気で思っていた。

 他人の評価の世界で生きてきて、その評価が常識の基準となってしまい、つねに他者の思考を含む相対的基準で生きてきた。

 

 今は、そうやって生きるのはすこしだけ辛いと思っている。

 それでも、他者に迷惑をかける自分なんて……。そればかりが先行する。

 人より早く仕事を終えれば、自分だけ頑張ってないと嘆き、他人に迷惑をかけていると悲しむ。

 そんなことも考えられないほど疲れきって、頭がまわらない日もあるが、大概いつも誰かのせいにして苦しんでいる。


 アホかと。

 そう思う。


 そこで冒頭の話である。

 こんなわたしに、カウンセラーが言ってくれたのは、今だけは何を置いても自分の幸せを優先しろということだった。


 できるはずない。

 できない。

 無理だ。

 


 でも、もし、そうやって生きられたら?




 こんなに辛くないかもしれない。

 私はそんなふうに思ってしまった。


 人生の、幸せの正しいあり方などしらない。

 そのあたりは偉い人とか専門的な勉強をした人たちにお任せする。

 ただ、私は考えることにした。


 何か悪いことを考えたら、こう考えるんだ。


「これを考えている私の人生は幸せか?」と。


 多分それ一つ実践するだけで、何か変わる気がする。




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