第6話 積丹半島の泊まりでの出来事

中学校3年の時に今では泊まり原発で有名な所に引っ越して来た。

此処での思い出は、まず小学校に付随した家に住んで居たことだ、自分の自宅からドアを2回開けると、もう職員室だった。

なので標茶町の児童館と同様

自分と仲の良い友達は、学校が休みの時、何時でも体育館で遊べると言う特典が漏れなくついてきた事だ。

自分1人でも標茶でバスケットをして来たので、よる体育館でバスケットを1人で何度かしたが、夜の体育館でのバスケットは怖い。

ボールがゴールから、落ちて

誰も居ない体育館で音が響くのは何と言えず、反響して怖く、10分程度で自宅に戻った記憶が有る。

何故か標茶でモテてから泊まりでもモテてた?

立場愛美、教頭の娘、近くの看護婦に成った桂馬さん、資生堂に務めた女の子等、モテ期だったのかも知れない?

立花愛美は、積丹半島の自分の住んで居た所から、1つ、2つ、離れた所に住んで居て、自分はデートで下駄を履いて、彼女の所迄海沿いの道を歩いて会いにいった。

丁度その頃、かまやつひろしの歌が流行って居て(下駄を履いて奴が来る)其にあやかって自分も下駄を履いて遊びに行った。

最初彼女の部屋に行きスイカをご馳走に成って、その後彼女と一緒に浜辺に行き話してたら彼女のお父さんが心配して見に来たのを覚えて居る。

2番目の女房の長女に、その事がきっかけでみよじを愛美とつけた。

教頭の娘さんは、自分の自宅に何度がギターを教えて欲しいとの事でやって来た。

後に泊で未だに付き合いの有る親友が3人居て、その1人が教頭の娘さんを好きな事を知って居たので自分も其以後余り付き合わなかった。

資生堂に務めた女の子とは泊から30分くらいの所に岩内と言う町が有り、喫茶店でキスをして居たら、水を変えに来たウエイトレスが慌てて、その場から逃げて行った記憶が有る。

後、富山商船高専に行った鳴海と言う友達が居て 鳴海の家に資生堂の女の子を呼んで、自分はその子とキスをしながら

身体を触って居て、鳴海君に何時でやっているのと言われた記憶も有る。

桂馬さんは自分の自宅にハートのバレンタインチョコを持って来た。

後に自分が鼻血が止まらなく成り、救急車を呼んだら桂馬さんも来て、鼻の奥の奥まで

脱脂綿を入れられた。

入れる時痛かったけど、取る時の方が脱脂綿が鼻にくっついて居て痛かった。

泊に来たらバスケットクラブが無く仕方無いので自分達で

サッカークラブを作った。

岩内の中学校と交流試合が有り、自分はフアードで試合が

始まって直ぐ、とにかく右サイドからボールをドリブルして持ち込み最初のシユートを撃った。

しかし残念ながら左端のコーナーポストに当たり、惜しくも外れた、シュートはその1回だけで、1年も経って無いに弱小チームが勝てるはずが無い。

しかし、その1発のシートが良かったのか、その学校から

自分は引き抜きと言うか、一緒にやらないかと誘いが有った。

又、マラソンや駅伝で実績が有った為、駅伝に誘われ岩内駅から自分がフーストランナーで走らされた。

何とか今横浜に居る親友の利彦に3番手でタスキを渡す事が出来た。

そのまま最終ランナーの手前迄3位のままタスキがつながり、学校始まって以来の快挙だと皆な喜んで居た。

最終ランナーの走るコースは海沿いの沢山のトンネルが有るコースだった。

最初と最後は通常、力の有る選手を使うので皆期待して居たが、ゴール手間の所に最後のトンネルが有り、其処から選手が出て来てゴールなのだが誰もが3番でゴールして来ると思って居たが、何と3番来ない、4番来ないと言う感じで、待てど暮らせど最終ランナーが来なく結局中間位にやっと来て、本人は当然言え無いが皆心の中ではガッカリした記憶が有る。

此が団体競技の怖さと、その時初めて思った。

話しはチョコチョコ変わるが思い付きのままに書いて居るので、お許し頂きたい。

有る日、親友のM君と、1本のオオルで自分で漕いでいく舟を借りて沖に釣りに行った。

1本のオオルで漕ぐのは本当に難しく、オオルが鉄の突起から外れると、海に投げ出されそうに成り又8の字を書く様に漕ぐのだが、リズムが合わないと、全く舟が進まない

最初M君が漕いで沖に出たのだが急にリズムが合わなく成り、漂流した。

自分も少しは漕げたのだが自分も駄目で諦めかけた時、3人目の親友のA君が、たまたま海岸を歩いて居て、身振り手振りと後はとにかく叫んで

助けを求めたら、A君が気付いてくれて何と舟迄泳いで助けに来て貰い無事に帰る事が出来た。

釣りは1度も、しないで終わってしまった。

何処に住んで居た時か確かで無いがはい縄漁に連れてって貰った事が有る。

はい縄とは2キロ以上の綿糸に等間隔で沢山の針を付け2キロ位流して少し待って綿糸を引き上げると言う漁法で有る。

とにかく正式名ウサギアイナメ北海道ではアブラコ東北ではヌウまたはアイナメのデカイのが沢山釣れた。

漁師の人は釣れると針を持って船の舳先に魚を叩き付けると簡単に魚が外れる。

自分も真似して、舳先に針を持って叩き付けるのだが何故か魚が外れず、魚がぐちゃぐちゃに成った。

プロにはかなわない。

又、密漁する人が居るので密漁船の船に親のコネで乗せて貰った事が有る。

密漁をして居る人を見つけると船で直ぐ側に行って注意をする。

殆どが海水パンツにアワビを隠して居たが船が近づくと海水パンツからアワビを海に落とすが海の透明度が良い為アワビがキラキラ光りながら海に沈んで行くのが手に取る様に解る。

しかし、注意だけで誰も捕まえなかった。

堀株の海と同様裸足で海に入り堀株では花咲き蟹の甲羅を踏んで蟹の居る位置を把握して手でタモ一杯とったけど、泊の場合砂地の海に胸当たり迄の深さの所に行き足でハマグリを探す。

此が又、面白い様に簡単に採れた。

有る日札幌から2人友達が遊びに来た。

遊びに来た時は台風で海がシケテたのですが、せっかく札幌から来たから泳ぎたいと言われ、仕方無く小さな防波堤で囲まれて居る船着き場で泳ぐ事にした。

3人で同時に船着き場を橫に横断する様に泳いたのだが、3人共引き波に引きづられ

溺れた。

自分が1番海に近い所を泳いで居た為、外海に引きづられたが防波堤の1部が壊れて斜めに成って居た為、とっさの判断で崩れた防波堤にしがみつき、其処から壊れていない防波堤に飛び移り自分は事なきをえた。

もし崩れた防波堤が無ければ自分は完全に死んで居た。

必死の思いで防波堤に上がると真ん中に居た広瀬君だったと思うが引き波に流され無い様に必死に抵抗して居た。

つまり溺れて居たのだが自分は顔と身体を反転させて、息が出来る様に(背泳ぎ)の体制に指示して、もう1人の友達と手をつなぎ、やっとの事で広瀬君の身体を掴み助ける事が出来た。

次の日、海も穏やかに成りハマグリ取りに3人で行ったのだが昨日の件が余程怖かったのか広瀬君は足首位迄しか海に入ろうとしなかった。

自分が1番危なかったのに…etc.

後、泊の海では何の蟹か種類は解らないが、青い上海蟹に似た蟹が海に沈んで居る石を

のかすとほぼ居て沢山採れた。

とにかく、その蟹も美味しかった。

原発が出来てから大学生の頃だと思うが、友達と泊に行った。

しかし原発の影響で蟹など1匹も居なくウミウシが大量発生して居た。

原発も大切だが、海の生態系が全く変わってしまった。

人間が何かを作ると自然は必ず影響を受ける事を学んだ。

此の様な経験を無いと一般の方々は見逃してしまうに違い無い。

3・11の宮城県沖地震位の福島原発位の影響が無ければ

殆どの人は自然に与える影響を見逃して居るに違い無い。

自分は思うのだが人間が進歩して何かを作る事で自然が破壊され結局人間が人間を滅ぼすと思う。

思い出したのだが、堀株と釧路の中間の昆布森と言う所で

大人100人分の刺し身、畳2畳のオヒョウが毎年同じ釣り人が釣り上げて居た事は書いただろうか。

おそらく釣り糸はピアノ線みたいな物を使って居たのでは無いだろか。

もしかしたら自分達にもオヒョウがかかって居たとしても地球を釣ったと思い釣り糸を切られて居たと思う。

泊りの川が海に流れる河口で自分が釣りをして居たら行きなり凄い当たりが有り、やっとの事で上げたらエイで、ほぼ毒が有る事を知って居たので、大きかったが家には持ち帰らなかった。

カスベだったら、惜しい事をしたと思う。

今でも交流のある3人の親友とリヤカーにキャンブの荷物を積んで海にテントを張って1泊した思い出が有る。

中学生だったが酒を飲みM君だけが吐いて居たのを覚えている。

スイカは紐で縛り冷し次の日楽しみにしてたが朝、起きたら見事に流され、何処にも無かった。

タバコと酒を飲んだバチが当たったに違い無い。

その後の事だが同級生の友達がカーチェイスをして、トンネルにぶつかり即死した事を聞きTと自分はそのトンネルに行ってお線香を上げた記憶が有る。

知り合いで1番最初に亡くなった人なので、自分の心に深く残った。

若い頃は死ぬなんて事は考えた事も無く今この歳に成って初めて死を身近に感じるのだが。

大学生の頃か泊原発を養父母に連れて行って貰った記憶が有るが立派な建て物だなぁとしか感じず、どれだけ自然破壊をして居たねか、みじんも思わず居た自分が恥ずかしい。

原発の影響で土地の買収が有り沢山のお金が各家に入ったらしいが、その事で泊に住む親元に、お金につられて子供達が帰えって来たと後日聞いて、何か悲しい思いに成った事を覚えている。

又、堀株に戻るが今はニシン御殿、昆布御殿、蟹御殿のどれかで自分の友達皆、豪邸に住ん出るらしい。

羨ましい限りだが皆頑張ったから良かったと思う。

次は転勤に疲れ自分は高校から札幌に行った事書きたいと思う。

高校の方が、面白い事が沢山有った様に思う。

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