第3話 汐見小学校でのエピソード
汐見(今まで堀株と書いて来たが、しおみの間違い訂正します)はおそらくアイヌ語だと思う。
近くに字は忘れたがアトエガ、ポントマリと言う地名の村が有った。
自分の予想でしか無いが…etc.
汐見小学校は全校生徒17名で複式学級だった。
複式学級と言っても解らない方が居ると思うが1年2年一緒に3年4年一緒に5年6年一緒に勉強するシステムで先生も生徒も少なかった為だと思う。
一応そんな僻地でも教育実習生が来て居た。
自分が覚えて居るのは実習生と馬鹿でかい胡瓜をハウスで作った思い出でしか無いのだが。
まず山の話しからしたいと思う。
後ろ山、学校、グランド、坂道下って民家と前が海、の地域だった。
山には沢山の自分達のおやつが有った。ぐすべり、おんこの実、山葡萄、ふき、野いちご、ウド、はまなす…etc.
ぐすべりとおんこの実については大変申し訳無いが説明が難しいのではぶかして頂く。
はまなすは花が咲いて実に成った物を取って来て干し柿の様に糸に吊るして真っ赤に成ったら、はまなすの実を半分に割って、その中に入っている種を取り出して、はまなすの皮を食べる。
ほのかな甘みが有り美味しいが何故か食べるとお尻の穴がかゆく成った。
クルミの木も沢山有り(マッカ木)と言う道具と言うか、その様な木を探して取った。
マッカ木と言うのは枝先がYのじに成って居て、その下の木は長い方が高い所のクルミも取るので良い。
クルミのなっている枝をYじの部分で挟んで回転させて枝を折りクルミを取る。
まだ若いクルミなので青みと言うか緑がかってると言うか、とにかくそのままでは食べれ無いのでクルミを一旦土に埋めて1ヶ月位放置して皮の部分が腐れた頃に掘りお越して皮を取って、やっと良く言うクルミ成り、そして食べる。
ただ問題なのがよく埋めた場所を忘れ何度も悔しい思いをした。
山の中には自分の身の丈以上のフキが有り傘の部分を取りフキの穴の大きい方の茎を持ち川の流れと反対に押してやると凄い勢いで水が飛ぶ(子供の消防士ごっこ)だ。
昆虫の最近では見かけた事が無いが棒にキュウリを刺して原っぱに)放置して置くと殿様バッタが取れた。
北海道にもマムシは居たらしい。
子供なのでマムシとは知らずマムシの尻尾を素手で持ちマムシを円を描く様に振り廻し誰が1番遠くに飛ぶか競争したものだ。
知らぬが仏とは此の様な時に言うのだろう。
山には雪割小桜と言う天然記念物の植物らしいが、なっていて3㌢位の茎に可愛いいピンク色の花が咲いて子供心にも感動と言うか可愛いさに癒された。
その雪割小桜を養母の親戚が沢山居る小樽の養母の弟の所に持って行って、しばらくして又小樽の弟の所に行ったら雪割小桜が茎が伸び雪割大桜に成っていて、ガッカリした思い出が有る。
その当時は養母の両親も健在で(弟夫婦も一緒に住んで居た)
両親はエミヤ薬局と言う薬屋をやって居た。
小樽での思い出は熊ん蜂に刺された事、中1だったと思うがスイカを食べておねしょをして養母が隠す様に布団をしまって居たのを覚えて居る。
釣りの話しだが山に川魚を釣りに良く行ったが30㌢位のヤマメやイワナは直ぐ釣れる。
やはり人が入って無い川は釣れる。
教頭の角田先生と川に釣りに行った時、深い円形に近いポイントが有りさっそく糸を垂らした瞬間奥の方から主が姿を表し自分の竿にかかったが大き過ぎて直ぐ糸を切られアウト。
その後何度糸を垂らしても姿すら見せ無い。
角田先生の話しでわアメマスで無いかと言う事だった。
其からずっと上流に行くと、どんどん河幅が狭く成りふと深みを見ると40~50㌢は有ろうかと思うアメマスだと思うが沢山見えた
糸を垂らすと何度やっても餌さに見向きせず結局釣れなかった。
魚体の見える魚は釣れ無いと良く聞くが自分は信じ無い。
何故なら見える魚を何度も釣ったから事実より確かな事は無いと思うので。
ある時友達の家の前で遊んでたら自分の顔の当たりを鉄の玉か何か解らないが物凄い勢いで飛んで来るのを感じた。
友達の家は丘の下に有り、S字の様に道が有る所に合った。
町からカモメを撃ちに来てた人が
丘の上から散弾銃で撃って居て、丘の上から撃つとS字の為丁度自分達が居る所が相手には見えないが直接上の位置になる。
そこの親父さんが慌てて注意しに行ったけど、良く散弾銃の玉が自分に当たらなかったと思う。
子供なので又当たって無いので話題にもしなかった話しだが。
人間に大切な水は井戸から引いて居た。
有る日水道が詰まり少ししか水が出なく仕方無いので蛇口を最大限にひねると何とドジョウが蛇口から出て来たので次の日水を貯めてる所に行ったら、やっぱり何処から忍び込んだのかドジョウが何匹か居た。
ドジョウは汚い水に住む魚と思って居たが以外と違うのかもしれない。
有る日山に行ったらカラスの子供が巣から落ちて居て捕まえ様としたら5㍍位まで飛べる子カラスで
捕まえるのに苦労したが、それよりも何もカラスの子供に対する愛情に驚いた。
最初子カラスを追いかけて居る時
メスとオスのカラスだと思うが自分達の頭上をずっと旋回して居たのに何時の間にか居なく成った。しばらくすると(丁度子カラスを捕まえた頃)仲間のカラスを連れて戻って来た。
友達と2人で行ったのだが、友達は低空飛行で頭をつつくので山に逃げ自分は友達の家の方に逃げた。
自分は頭をつつかれ無かったが山に逃げた友達は血だられけに成って戻って来た。
山と里に逃げる事で明暗が別れた。
其れでも自分は子カラスを捕まえ
飼ったのだが生肉も食べず鳴いてばかり居たので、親父だと思うが何時の間にか逃がした。
ついでに漁村の人からヒヨコを貰い小屋を作って貰い3匹飼った。
別に自分は何もして無いが3匹共元気に育ちオス同士は喧嘩ばかりしてたがメスはちゃんと卵を産みその瞬間を見た時は子供ながらに感動した。
産みたての生暖かい卵、今でも忘れられ無い。
突然話しは変わるが
親父は本当に気を遣う人で例えば教頭先生がスカイラインの車を買うと自分はワンランクかツウランクか知らないが教頭先生より安い車を買う(自分には意味不明)で解らない。
車自体に興味が無かったのだろうか?
その性格は93歳で亡く成る迄変わる事は無かった。
思いつきのままで書いて居るので話しがコロコロ変わるが許して頂きたい。
有る日学校の前の高台のグランドで遊んでいたら校内放送で呼ばれ何かと思って学校に行ったら検便に引っ掛かり後にも先にも此の1回だけだが子供心に恥ずかし思いをした。
又、教頭の角田先生がコリー犬を飼っており、勿論ど田舎だから離し飼いだが何故か自分に懐き自分の言う事を良く聞いた。
試しに友達にかかれと命じた所犬はじゃれて居るのだが何しろデカいので友達を倒し上にのし掛かり
結局その友達を泣かせしまった。
どんな僻地でも1ヶ月に1度位の
ペースで軽トラで物売りに来るのだが自分はバナナを両手に持って食べるのが夢で有る日その夢が叶ったのだが興奮したのか、しばらく鼻血が止まらず大変な目に合った。
北海道はニシン御殿、昆布御殿、カニ御殿と、その当時友達は皆立派な家を建て、金持ちに成った。
自分も後に記するが54歳迄は小金持ちで4人に約500万貸す位の余裕は有ったが2020年の8月から自業自得で貧困に成り後悔はしてるが全部自分が使ったので仕方無いと思って居る。
山の話しは此の位にして本当になかなか経験出来無いで有ろう海での話しをしたいと思う。
第4章で書くので楽しみにして居て貰いたい。
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