第163話水魔法
お風呂に入った子供達とお昼にする。
今日はキャサリンちゃんの家族も一緒にお昼を食べる。
テーブルが狭かったから、ストレージからテーブルと椅子を取り出して置いて皆でご飯にする。
キャサリンちゃんはいつもご飯になると家族の待つ家に帰っていたから、この家に入るのは初めてだったりする。
そんなキャサリンちゃんは周りを眺めながら食事をしていた。
お昼を談笑をして過ごした私達は、午後も料理の下拵えをしていく。
午前中で明日の分は終わってたんだけど、もしもの時の予備として1日分前倒しして作ってるの。
下拵えが終わった料理は私のストレージに入れとけば、悪く成ったりしないしもしも急遽作らなきゃいけないことになったら、取り出すだけど作れるから楽だもの。
そうして皆でせっせと下拵えをしていく、300個作ってるけど2人分手が増えたのは大きい、夕方には予備分まで出来てしまった。
「マリーダさん、サラちゃんありがとう!すごい捗ったわ、これからもよろしくお願いしますね」
私がマリーダさん達に話しかけると、笑顔で頷いてくれた。
夕食を取った後、明日の予定を教えマリーダさん達が帰り、私達はゆっくりした時間を過ごしていた。
ラナちゃんはパスタマシーンで麺を作り、エイミーちゃんはキャトルーとぬいぐるみを使っておままごとをしていた。
でもカーラちゃんちゃんは杖を両手で持ち、眉根を寄せて難しい顔をしていた。
「カーラちゃんどうしたの?」
私が声を掛けるとカーラちゃんはこちらを向いて。
「あたし、まだ『ウォーターショット』しか使えないから、どうしたら次の魔法を使えるようになるのか考えていたの」
カーラちゃんの返事を聞き、私も一緒に悩んでしまった。
う~ん、出来れば魔法を使って見せて上げれば一番参考になるのかもしれないんだけど、私神聖魔法しか使えないからな~。
水魔法の種類なら全部知ってる、全部覚えてないとギルド戦で痛い目に会うのよ!特に私飛んでることも有ったから。
魔法には狙われまくったのよね、そのおかげで、発動だけでどんな魔法が飛んでくるか分かったから何とか避けれたけど、正直知らなかったら簡単に撃ち落とされてたと思う。
水魔法だけど。
『ウォーターショット』水の礫を詠唱者の前に作り、それを飛ばし対象にぶつける。
ダメージはINT依存、距離はINT÷2メートル。
『ウォーターボール』水の球を詠唱者の前に作り、飛ばし対象にぶつける、ぶつけられた対象の近くにも水をぶつける。
ダメージはINT依存、距離はINT÷2メートル、範囲ダメージはINT÷2、範囲はINT÷3メートル。
『ウォーターウォール』詠唱者の前に水の壁を作り出し攻撃を受け止める、水の障壁は耐久力が切れるか一定の時間がたつと消える。
耐久INT依存、範囲は3メートル。
『ウォータースプラッシュ』幾つもの小さな水の礫を詠唱者の前に作り、それを飛ばして対象にぶつける。
ダメージはINT÷2、距離はINT÷2メートル、範囲はINT÷2メートル。
『ウォーターカッター』詠唱者の前に水の刃と作り出し、対象者を切り裂く。
ダメージはINT依存、距離はINT÷2メートル、貫通属性魔法。
『タイダルウェーブ』詠唱者の前に全てを飲み込む津波を作り出し範囲内の全てを飲み込む。
ダメージはINT×1.5、距離はINT÷2メートル、範囲はINT依存。
水魔法だとこの辺りかしら?他にも色々と会ったけど種類が本当に多いのよね。
『タイダルウェーブ』とかパーティー戦で使ったら
下手に使えない魔法なのよね、使えるのはギルド戦の開幕ぐらいじゃないかしら。
狩りの途中で使ったら速攻晒されるわね、さすがにそんな人いなかったと思うけど・・・あ、思い出した。
『タイダルウェーブ』の別名!トレイン殺しだ!トレインは魔物を引き連れて人に押し付けていく行為ね。
そのトレインが来た時タイダルウェーブを撃つと、魔物を先導していたプレイヤーごと魔物を押し流せるから、皆そんな時にしか使って無かった。
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