第101話ハンバーグを作るよ
子供たちのもしものために、武器を渡して置いた。
取り合えずはそれだけで、良いかと思い、私とラナちゃんとエイミーちゃんはコテージに入って休むことにした。
私はその間に服を縫いながら、他に必要な物は無いか考えていた。
ポーションは用意したし、武器も用意した。
後は何があるかしら?防具は必要よね、食料は有るしお金は前に渡した分がまだ余ってるっていってたから大丈夫よね。
そうだ、病気になった時のために、状態異常回復ポーションも置いて行こう。
他に何かあるかしら?今すぐには思い浮かばないわね。
私は考えながら服を作っていいると、あっという間にお昼になってしまった。
お昼近くになって、今日のお昼ご飯は私が作ろうと台所に近づくと、ラナちゃんも来て話しかけてきた。
「今日は何を作るんですか?」
ラナちゃんの質問んに、私は冷蔵庫をから、オーク肉とラッシュホーンの肉を取り出して、ミンサーを取り出した。
ミンサーってあれね、お肉入れて取手を回すと挽き肉が出て来る機械ね。
私はミンサーに入る大きさに肉を切って、ミンサーの挽き肉が出てくる口にボールをセットすると、取手を回し始めた。
挽き肉が出てくるのを見たラナちゃんが、楽しそうに目を輝かせていたので、ミンサーの使い方を教えて上げたら挽き肉を作り始めた。
挽き肉作りをラナちゃんに任せた私は、パンを細かくするために下ろし金でパンをパン粉にし始めた。
ラナちゃんが挽き肉を作ってる間に、パン粉も作り終わり、私は玉ねぎ似のルットを切り始めた。
それを見たラナちゃんは「何かお手伝いできませんか?」と聞いてきたので私は下ろし金とニンニク似のクラントを渡して。
「すりおろしてくれる?手をすり下ろさないように、十分気を付けてね」
私は下ろし金の説明をしながら、注意をするとラナちゃんは「分かりました」と笑顔で答えてすりおろし始めた。
その間にルットを刻んで炒め始めた。
飴色になるまで炒めていると、ラナちゃんがクラントをすりおろしてくれたことを、教えてくれたので、私は炒め終わったルットを、挽き肉に入ったボールに移し、他の材料も入れてこね始めた。
滑らかになるまでこねているとラナちゃんが興味深そうに眺めていたのでこね終わった後の形の作る時に手伝ってもらうことにした。
こね終わった材料を、楕円形に形作りながら、空気を抜いて真ん中をくぼませた。
それを見ていたラナちゃんは、一度見ただけで同じように作り始めた。
流石料理スキルを取っただけは有るわね、見ただけで再現できるなんて。
ラナちゃんが形づくってくれるので、私はハンバーグを焼き始めた。
表面に焼き色が付いたら、水を入れてから蓋をして、蒸し焼きにし始める。
そうしてどんどん焼き続け、全員分焼き終わったら、ソースを作り始める。
と言っても、ケチャップとウスターソースを、余った肉汁と混ぜて作るだけなんだけど、持ってるからいいけど、こっちの材料で作れるようになっておきたいな~。
ラナちゃんがせっかく料理スキル取ったんですもん、ソース作り、出来るようになっておきたいわよね。
私は考えながらハンバーグのソースを作って処で3人がコテージに入って来た。
「美味そうな匂いがするから、訓練終わらせてきたよ」
汗だくになったアントニーくん達が帰って来たけど、私は汗だくのアントニーくん達を見て声を上げた。
「3人とも!ご飯の前に汗流しなさい!」
3人を叱ると、直ぐにアントニーくん達は自分たちの部屋に行き、カーラちゃんはお風呂に直行した。
しばらくして、汗を流し終えたカーラちゃんがお風呂から出てきて、アントニーくん達も帰って来た。
それと同時に、買い物に行っていたアトムくんと一緒にアベル達も帰って来た。
コテージに入るなり匂いに気付いたマーナが話しかけてきた。
「美味しそうな匂いがするけど、あたし達の分はある?」
マーナの質問に私は頷き、答えた。
「ええ、余分に作てあるから大丈夫よ、お風呂場の洗面台で手を洗って来て、直ぐご飯にするからね」
私がそう言うと、アベル達は素直にお風呂場に向かった。
少しして帰ってくると私達はお昼ご飯にした。
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