梅雨入り間近、作品と日常と

天気が崩れ始めましたね。今は束の間の雨間だけれど、夜にはまた降るそうです。


低気圧がやってくると、どうしても肘の術後の傷が痛みます。だいぶ気にならなくはなったけれど、忘れるな、と存在を主張するようなその違和感にどうも気持ちが屈折させられて。その度に、何か没頭しよう!そして気を紛らわせよう!と読書に励んでおりました。


この前偶然BOOKOFFで出会った、京極夏彦さんの『死ねばいいのに(講談社)』。京極さんの作品はまだ未読で、気にはなってたんですがなんだかんだ手にとる機会を逃していて。単行本がお安かったので、きっかけづくりだ!と購入しました。


まだ序章あたりですけど、おもしろい。意外と文章好きかもしれない…(ゴクリ)。

そして同時に気がついたのは、これまた意外とミステリー、だいすきかもしれないということ。


以前江國香織さんのエッセイの中で、ミステリー作品を、その現場に自分がいたとしたら、ただその状況をボーーっと見つめるような感じで読んでいる…ようなことを書いているのを見つけて、作品を傍観するってどんな感じだろうってちょっと思ってたんです。それが今、ようやく納得できました。身をもって理解した感じです。こんな感じなんだなっていう、しっくりとくるような。


この前に記事で、物語に出てくる子たちの心に自分が憑依できない、もしくは寄り添えない、理解できない。そんなスランプがあるというのを書きましたが、まさにそれは読むことにおいても似たようなことが言える状況でした。だからインプットと称して読書をしても、思うように登場人物の心情に沿えないというか。


行間を読む作品が好きなので、こういった作品を時間をかけゆっくりと読むスローリィーディング派ですが、今ばかりはそれができない。

そんなときにもってこいだな、ミステリー!

大発見でした。


書き続けていると、どうしても純粋に物語が楽しめなくなってしまうことありますよね。けっこうこういうこと言ってらっしゃる書き手さんと出会ってきました。わかる、わかる…と赤べこのように頷くばかり。


その点、ミステリーはなんだかわたし自身がまだ未開拓というのもあって、とても純粋に楽しんで読めています。最高。



はてさて、前回の記事で書きました最近の公募の結果をここでひとつ、さらーっとざっくり振り返っておきたいと思います。


まず、ココア共和国に毎月出している詩。

現在毎月入選はいただいていて、3月号では本誌の方に載せていただきました!

他の作品は電子書籍のみで毎月載せていただいてます。電子書籍でしたら手に取りやすい価格で出ておりますので、もし機会がありましたら読んでもらえたら幸いです。同ネーム、結咲こはるで出させていただいています…!ぜひ!笑


あとは、2021年度の金澤詩人賞にて最終選考に残していただいておりました。

受賞には届いませんでしたが、検索してくれた方の目に作品が触れる機会が設けられているのはやっぱり嬉しいです。それだけで今は胸いっぱい。


それから、山梨県主催の第8回「つなげる、やさしさ。」健診・人間ドック体験記コンクールにて佳作をいただきました。

こちらは一昨年出そうと思っていたけれど納得のいく作品にならなくて見送って、去年ようやく出せたんです。熟考して生み出し完成したものがこうして審査員の方の心に留まったことは本当に嬉しかったです。



ここまでが、公募のカテゴリで言う文芸の、詩と体験談的なエッセイ。


じゃあ本命の小説はどうなの?というところ。

昨日ネット小説大賞の一次選考結果が出ましたが、…通りませんでした。


すきな題材をテーマに書いて送りましたが、ダメでしたねー。泣


ネット小説大賞自体への応募ははじめてなので、傾向やら文字するやらそういうのはまったく考慮できなかったんですが(したくなかったんですけどね、本当は)。

まあでも、運が良ければ感想がもらえるとのことでしたので、そこに期待!


あとは直近だと小説ジャンルでの結果待ちであるカクヨムの小説短編賞はまだ結果が出ていませんが、あまり期待せずに今目の前の課題に取り組もうと思います。

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