無題
今週に入って、何かと病院通いが続いています。月曜日はわたしの通院。持病があるので、定期的に投薬治療を行なっているためその薬をもらいに行きました。
そして火曜日は息子。
前々から気にはなっていた頻尿と夜尿症。小児科で相談すると、まだ様子を見ていていい、と何度も言われていたのでその通りにしていたのですが……。
45分授業の間、保たないのです。授業前後しっかり済ませておいても、行きたくなってしまう。生真面目な息子、先生にトイレに行きたいと言い出せず失敗を2度ほどしてきました。
さすがにもうこれは周囲の目もあるし、何より息子の尊厳が保てないかもしれないと心配になり、小児も見てくれる泌尿器科を探して連れて行きました。
結果、この年齢には珍しく過活動膀胱とのこと。そのせいで尿が溜めておけず、夜間も漏れてしまうとのこと。こちらもまた投薬治療で様子を見ることに。来週、血液検査の結果を聞きに行くついでに夜間尿量を測定して先生に見ていただく予定。
そして木曜日。本日です。
わたしの母がリウマチかもしれないという手を診てもらうために病院へ。木曜日、明日はその精密検査のため付き添うことになりました。なぜか?父が仕事で付き添えないからです。
母も母で、今現在自分で車を運転できないため病院まで行く足がない。バスは不安。タクシーは高いから嫌……。
もはやわたししかいなかった。
このリウマチの件だけでもだいぶドギマギさせられたのですが……。
なんとまあ、以前から見られてた物忘れの症状が急激に悪化。これはまずい、とこちらの方も病院の手配をしなくてはならなくなってしまいました。
そしてリア。
季節の変わり目はだいたいお腹を下すので、そのせいかな……と思っていますがとにかく下痢が治らない。食欲と元気はあるので様子を見てましたが、あまりに長く続くのでこれまた動物病院に連れて行かないと、と。
土曜日は病院がやってないので、日曜日に……。それまで何事もなく穏やかに過ごせますように。なんなら、回復して欲しい……。
そんなこんなで、一気にスケジュールが病院通いで詰まった今週。
特に今、母の件がひどくわたしのキャパを占領していて落ち着かないです。
まだ認知症を患うには年齢的に早い。だけどみられる症状は本当にもうそれ。車を運転できないというのも、車の操作の仕方が思い出せない、という出来事が複数回あったこと。それから職場と行きつけのスーパーまでしか車に乗れなくなってしまったこと。
そんなわけで同居している父も「急にひどくなった」というほどなのだから……これは早々に治療なり対処しないといけない。思うのに。
ここにきて父、逃げ腰。
母が病気かもしれない恐怖。
元来病院が苦手なことによる通院(付き添いの)嫌悪。
自身が精神薬にお世話になる程心身ともに滅入っている……。
そんな理由から、母のその治療には一切関わる気持ちがないらしい。
これには妹とわたし、さすがに引いてしまった。だって、娘2人より大切にしていた妻のことなのに……。
父の頼りなさにもやもやさせられ、責任感の強い長女のわたしは母をなんとかしなくては…!とプレッシャーを背負う。そしてそれを見越した妹に心配される。しかし妹は今子をお腹に宿す母。そして何より住居は県外。何もしてやれないと悔やむ妹に、大丈夫、わたしがなんとかするから、と胸を叩くわたし。
……でも今、そのプレッシャーに押しつぶされそうになっている。恐らくこのエッセイを読んでくださってる方には伝わっているだろう。
今ひどく、心に余白がない。
スケジュール帳(バーチカル)を開いて、事細かにスケジュールを書き込む。欄外に書いてあるタスク。小説の原稿の目標ノルマ。……今はできる気がしない。期限間近。本当なら今日ひとつ仕上がる予定だった。それでも。それを見送ってでも。後回しにしても大切な家族と親のことはやらねばならない。わたしが。
大丈夫、やれる。わたしにできる。やるしかない。そう、やるしかないのだ。なにより不安で申し訳なく思っているのは母だ。
母の祖母と父のように、認知症を患い介護が必要になり、結婚生活の全てが育児と介護で終わった自分の母を傍で見ていて、辛かったと言っていた。
そしてその母の母は、今認知症を発症し介護が必要なレベルにまでなってしまっている。今は母の兄が介護をしているけれど、その兄だって足の怪我があるからいつ断念してもおかしくない。そしたら、その役目が降りてくるのは自ずと母になる。
それを目の当たりにして、泣いていたのはわたしも知っている話だ。
それに、これはずるい話だけれど……。
ここで早期治療の手を打っておかなければ、恐らく母の介護はわたしに回ってくる。父はどうせ仕事をしないと母を養えないだとか言って介護はしないだろう。定年退職も恐らくしない。現役で働くつもりだ。
妹は力になりたいと言ってくれるだろうけれど、義両親と同居だから早々に家を出てくるなんてできないはずだ。
そうなったら、絶対後悔する。なにより、わたしが。
もしもの話。
けれどいつか必ずやってくる未来の話。
でもそれは思っていてより早かったのかもしれない。
わたしの生活は母の介護まではいかないが、闘病に関わることに片足を突っ込んでいる。
あと10年は先のことかな。そう思っていたけれど、思っていたよりそれは早く訪れて、思っていたよりも孤独な歩みになりそうだと、今から不安で仕方ない。
情けないけど思ってしまう。
ああ、わたしが患うこの病気もなかったら、もっと心に余裕があったかもしれないのに、と。
こんな夜だからいいだろう。
エッセイらしくない日記もたまには。
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