第2話  馬鹿婚約者は二十歳にもなって当たり前の礼儀も行えないようです

2話

 馬鹿婚約者は二十歳にもなって当たり前の礼儀も行えないようです


 「黙って聞いてれば随分言ってくれるじゃないか」

馬鹿婚約者は何やら不満があるそうです。

 「黙って聞いてるだけなのに偉そうね。

黙って聞いてるだけなら2歳児でもできますよ。

貴方は今何歳なんでちゅかー?

 「はたーー」

 「遅いっ!これが戦場なら貴方はもう死んでいますよ。二十歳ですよね。二十歳にもなって黙って聞いてる事しかできなかったのかしら。

それなのになんで偉そうなの。

やれやれ、何の努力もせずに時間を無為に浪費してきた馬鹿には時間の貴重さが分からないようですね。

自分の年齢答えるのにそんなに時間が必要ですか。

これじゃ戦争は任せられませんよね。

馬鹿な貴方に政治なんてできないでしょうし、決断力どころか何をするにしても遅い貴方が

戦争なんてできないわね。

貴方って何ができるの。ねぇ教えてよ。オナニー?

オナニーなら私は6歳の頃から毎日やっていますよ。

オナニーができる事しか貴方の自慢ってないのかしら。

貴方は何歳からオナニーしてるのかしら。

 「じゅうn---」

 「遅いっ!オナニーを始めるのも遅いっ!その遅さで戦場でどれだけの兵が死ぬと思っているの」

 「僕の言葉をさ---」

 「馬鹿で何の努力もせず勉強もせず嫌な事から逃げ回ってきた貴方はフィオレンツォ家第二王子だから偉そうにしてるんですよね。

そういうの恥ずかしくないですか。

二十歳にもなった殿方が自分の実力で生きていけないって恥ずかしくないですか」

 「僕は第二王子ながら実力d」

 「あーはいはい。第二王子ながら実力で第一王子フルジリオに勝って王太子の座にいるとでも言いたいんですよね。

馬鹿の知能で考えられる事って限られてますし予想しやすいですからね。分かりますよ。

貴方って自分の言葉を人に言って貰わないといけないんですか。

なんで自分でそれぐらい喋れないんですか」

 「お前が途中でさえg」

 「言い訳しないで!」

 「お前、いいk」

 「貴方は馬鹿だし何の努力もせずに嫌な事から逃げているクズなのだから、貴方が実力で王太子の座にいるわけじゃないわ。

第一王子がひきこもりのカス野郎だk」

 「お兄様を侮辱するのかっ!」

 !人が喋っているのに、遮られました。

なんて無礼な人なんでしょう。

二十歳にもなってそんな当たり前の礼儀もできないのでしょうか。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

馬鹿王太子に婚約破棄された聖女の私は容姿端麗頭脳明晰美男子第一王子の妻になりました。私の事をいじめてきた妹と両親が 助けてくれと言っても今更もう遅いっ!妹と馬鹿婚約者は仲良く死ぬようです。ざまぁ(笑) 甘いからあげ @pankana

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ