なるほどー。
館スライムで空澄、藍を覆ってしまえばワンダー生存かと思っていたのですがこの時のために確率操作を温存していたのですね! てっきり確率操作は事件の状況構築に使ったと思っていましたー!
そしてどこまでも用意周到な空澄ちゃん。
成長した彼方がワンダーを裁く、熱いです!
作者からの返信
藍と接理の二人が、確率操作は既に使ってしまったって言っていたのが、ワンダーも知らなかった嘘ですね。敢えて「起こりっこないこと」を宣言しつつ、実際は魔法の構築すらしないっていうやり取りをわざとワンダーの前で見せて、使ったように見せかけてました。
加えて言うなら、現在接理はスライムで囲われている状態であるため、ワンダーに声が届きません。これで「実は接理の魔法のせいで死んだんじゃないか」という疑い(というか苦し紛れの言い訳)はワンダーから出なくなります。接理が囲いを要求したのはこれが理由ですね。
これ全部空澄の指示です。ほんと切れ者ですよあの子。
ちなみに今回描写しましたが、風呂のガソリンはこのためのものです。望み通りの事件構築に加え、判断ミスを誘うという二つの理由でガソリンは撒かれました。
表に裏、全てが繋がってお見事です。
こう綺麗に伏線回収されるとゾクゾクします。
空澄ちゃん、立派な正義の魔法少女だよ…………もう一人の主人公と呼ぶのに相応しいですね。
満を持してバトンを渡された主人公。
彼女ならなんとかしてくれるだろうと希望を持てるのは、これまで積み重ねた物語があるからです。
色んな想い末に握られた剣、魔王に突き刺して!
作者からの返信
お褒めいただき光栄です。
実はこういう大規模伏線回収物語書くの初めて……というか、十万字超えて書いたシリーズすらこれが初めてなのですが、自分でもうまく書けたなとは思います。(自画自賛の天狗)
だからChapter2で言ったんですよ。『正義の魔法少女』だって。
実際空澄は、僕が第二の主人公として作ったキャラです。(完全版のキャラ設定だと、空澄の設定は彼方の二倍以上あります。完璧に主人公枠)
ですが彼方も主人公ですからね。設定が薄い分は、物語で補います。