応援コメント

◇◆◇Fourth Case「読者への挑戦状②」◇◆◇」への応援コメント

  • こんにちは。

    「棺無月 空澄は何を目的に、この事件に何を仕掛け、如何にして今ここに立っているか」

    が問題ですね。

    ①空澄の目的は何か
    ②何を仕掛けたか
    ③なぜ空澄は生きているのか

    端的にこれらに答えていきたいと思います。

    そもそも問題編①の時点で、空澄生存ルートを、何通りも考えて作者にDMしまくった経緯がありますので、③については自信があります。
    たくさんDMしてごめんなさいm(_ _)m

    生きていて本当に良かった……(T▽T)


    ①空澄の目的は何か

    空澄の目的は、『ワンダーを殺人犯として告発し、【犯人】として処刑させる』だと思います。
    空澄がワンダーと交渉して追加ルールとして定義させたあれこれは、自分の計画に有用な事柄を言質として言わせた~

    ~みたいなことは問題編①のコメントで書きましたね。

    ワンダーを殺人犯として告発するためには、
    ❶ ワンダーが魔法少女を殺す
    ❷ ❶の時、その魔法少女が【犯人】であってはならない

    でしょうか。
    空澄が追加させたルールの中に、
    『【犯人】を殺した人は【犯人】にはならない』
    というものがあるので、毎回ワンダーは【犯人】にはならないのですね。
    つまり、ワンダーに【犯人】ではない人を処刑させることができれば、ワンダーを【犯人】としてつるし上げることができそうです。
    102の命を持つワンダーを殺すには、ルールに則って殺すほかありません。狂った世界でも、狂ったルールでも、機能している絶対(ルール)ですから。

    また、犯人ではない人を処刑させるには、
    『その処刑された偽【犯人】が、犯人ではない証拠が必要』
    ですね。

    ワンダーは102もの別の体を持ち、館のネズミに見晴らせ、館内で起きたことならどんなことも知り得ます。
    デスゲームのGMとしては当然ですが、そのGMを欺くためには、相当の準備と、覚悟と犠牲がつきものです。

    ただし、その犠牲を最小限でおこなうことこそが、空澄の目的となり得ましょう。

    空澄の目的は、『誰も殺すことなく、「ワンダーを殺人犯として告発し、【犯人】として処刑させる」』だと。

    ワンダーに【犯人】を誤認させるためには、前提として『殺人事件』が起こっている必要があり、その【犯人】がワンダーの認識と違う必要があります。

    しかし、そもそもその『殺人事件』がもし起きていなければ?
    ワンダーが【犯人】だと告発し、処刑したその【犯人】は確実に『間違い』です。それは誰がなんと言おうと、絶対的な証拠になります。

    誰の命も散ることなく、ワンダーを【犯人】とすることができる。
    これが、空澄の目的です。

    ②何を仕掛けたか

    誰も殺すことなく、誰も【犯人】とすることなく、この大芝居を成功させるためには、ワンダーに『正しく【犯人】を間違えてもらう』必要があります。
    空澄には協力者がいました。

    チャプター4、エピソード③にて、
    空澄は藍と接理に、ワンダーに聞かれないように話をするために誘いをかけています。
    このとき、空澄は二人に計画を話し、あることを協力するようにお願いしたと思われます。

    『空澄が殺される事件において、空澄以外の全員のアリバイを作るように』と。


    空澄の死亡推定時刻とされる十一日目。
    彼方と香狐はほぼ二人で行動し、アリバイ成立。
    夢来と佳凜は遊戯室で罰ゲーム。
    藍と接理は二人で行動を共にしていた。
    彼方と香狐がいつも行動を共にしていたのはわかるので、特に何も言わなかったのかもしれませんし、香狐にだけは別途お願いしていたのかもしれません。彼方と二人でいつも一緒にいて、みたいな?

    藍と接理が二人でアリバイを作りあうのは、可能ですが、
    夢来と佳凜の罰ゲームによるアリバイは、ワンダーの協力が不可欠です。
    これも計画のうちだと思われます。
    罰ゲームは、『魔法少女の誰かが制作したゲーム』が元になっています。
    また、夢来と佳凜のゲームにだけバグを仕込んで、二人の行動を拘束していた。
    ゲームの内容が空澄殺害事件の内容に酷似(見立て殺人)となっていたこともあり、ゲームを制作した者は空澄か藍、接理などの、『計画を知る者』によるものだと推理できます。

    後述する、空澄殺害事件における、本当は生きているのに死んでいるふりをする際の不自然さをごまかすための空澄の全裸待機。それにもっともらしい理由付けをするためのゲームだったのだと思われます。

    空澄が全裸で倒れていることの理由付けをし、糸の罠があることの不自然さをごまかすためのゲーム作りをした一人。空澄はゲーム制作者ではない、ということなので、接理か藍のどちらかだと思います。
    (どちらか確定できると言うことなのですが、今のところまだ特定できていません)
    が、藍は【犯人】であると間違われる役なので、疑われやすい事柄はすべて藍に請け負ってもらえると後々、いろいろと助かるので、最終回答は『ゲーム制作者は藍』ということにします。

    藍は見回りをするといい、館を巡回することによって、皆のアリバイを作りました。
    皆のアリバイを作り、殺人事件自体は『ある程度準備と実行に時間のかかるもの』を用意することによって、関係者全員のアリバイを確保します。そして、唯一【犯行】をすることができる人物に疑いの目を向け、彼方はその【犯人】を糾弾し、告発することになります。

    単に殺人事件を起こし、【犯人】ではない人を処刑させた場合、不都合が生じます。生存者が【犯人】を告発した時に、その回答が『不正解』となってしまうということです。
    不正解の場合は【犯人】が館から脱出でき、残った生存者は絶望を味わう。その絶望を受けることすら、空澄は守りたかった。
    事件自体がないのなら、その回答も無意味。その絶望と非難はすべてワンダーに向けられることになります。

    浴室をガソリンまみれにしたことが決定的となり、藍以外の全員が犯人とならなくなります。

    問題編①の回答を繰り返すことはしません。

    では、③の回答に進みましょう。


    ③なぜ空澄は生きているのか

    空澄は生きていました。

    前提条件として提示されたのは以下の通り

    ・空澄は間違いなく刺されていた。その箇所は接理が作中で言及しているとおり、刺されて五分程度で死に至るものとする。出血で意識を失うには、最大一分弱ほど猶予があったと考えていい

    ・ワンダーは空澄の死を明確に確認したわけではなく、包丁で刺されて動きがないから死んでいる、と判断した。しかし仮に包丁が抜けた場合、ワンダーは間違いなく異変に気づく

    ワンダーは空澄の死を確認しました。
    それは①包丁が刺さっていて、②動きがなかったから、死んでいると判断したのですね。

    つまり、①包丁が刺さったままで、②動きがなく、かつ生きていればいい。それに加えて、解決編⑦にて彼女の背から包丁が抜けて、空澄がピンピンとしていることが事実としての条件となります。

    どのようにそれを実現させたのか。
    空澄の固有魔法がそれを実現させました。

    ・『呪怨之縛』

    これは魔力を必要とせずに、対象の動きを最大15分止めます。ただし、心臓が止まるとかではなく、動きが止まった状態でも魔法を唱えることができるのは、チャプター3の佳奈であった通りです。

    まず空澄は全裸で儀式の間で待機します。
    そこに、夕食後儀式の間へ来た藍と対面。形ばかりの格闘を藍と行い、顎に一撃をもらい、台座に横たわります。そこで自分の体に『呪怨之縛』をかけ、自分の身体の動きを止めます。

    その後、藍は空澄の身体に包丁を刺しました。
    急所にならないように、みぞおちのあたりを刺します。すぐに死んでしまっては、この計画は成り立ちません。
    前提条件にあるとおり、
    『刺されて五分程度で死に至るものとする。出血で意識を失うには、最大一分弱ほど猶予があった』

    その数分の猶予が大事でした。

    ・『刹那回帰』

    刺された空澄は一分ほどで意識を失い、五分ほどで死に至ります。
    そこで藍は『刹那回帰』を空澄に放ちます。
    意識を失う一分以内、かつ包丁を刺した10秒以上後で、です。
    すると、魔法がかかった空澄の身体は、包丁が刺さって10秒後ですから、10秒戻っても包丁はささったままです。
    また、意識を失う前ですので、意識は保ったまま、『刹那回帰』をコピーすることができます。

    あとは、空澄自身が、自分自身に『刹那回帰』をよきタイミングでかけ続けます。
    『刹那回帰』は本来ならば10秒戻るという効果と、『次に使うまで10秒のクールタイムが必要』という制約がありますが、固有魔法に『刹那回帰』を持つ自分自身に使う際は、制約がありません。
    10秒戻るということは、『魔法を使う前に戻る』ということですから、魔力使用前に戻ることになり、クールタイムを待つことなく、魔法を連発で使い続けることができます。
    これを悪用すれば、時間をとどめるだけに限らず、時間を逆行、つまり巻き戻すことができるようになります。

    これが、最後、空澄の身体から包丁が抜けた場面につながります。
    空澄は、赤い絨毯をかけられ、藍に包丁を刺された19時半過ぎ頃から、事件捜査の後、21時過ぎまで、自分自身に『刹那回帰』をかけ続け、自分の命を延命し続けました。
    しかし、最後は包丁が背中から抜けました。
    包丁が背中に刺さっていない時間軸まで、自分の身体の時間を巻き戻したことを意味します。

    服を脱いでおいたのは、魔法少女として死んだときの『魔法少女になる前に着ていた服』を用意できないため、死んだふりがばれてしまうのを防ぐため。
    『赤い絨毯』、『うつ伏せ』は、顔を隠して空澄が延命している時の不自然さを少しでもワンダーから隠し通すため。

    彼方が『九百回目くらい?』と言ったのは、空澄が自分自身にかけ続けた『刹那回帰』の数でしょう。
    いや、しかし、彼方。空気読んで!!!笑

    ちなみに、僕がチャプター4の問題編⑪の章のコメントで、『赤い布の下の彼女の顔がゆがんでいないかが心配』と書いているのは、その時点で彼女が死んだふりをしていて、赤い布の下で苦しみ耐えているんじゃないか、という推理だったんですよ。伏線回収!!(どやぁ)


    しかし、問題①ではついに、『実は生きていた』と声を大にしていえなかった。作者にだまされました。
    確かに、『空澄は死んだ』とは言っていなかった。
    『ワンダーは空澄の死を確認した』と言っていただけでした。
    デスゲームのGMが死を確認したのなら、そうだと思ってしまうでしょう。まさか、デスゲームのGMがだまされているとは思うまい!!

    作者に、そして空澄にだまされたのです。この僕が。くっ!!!


    さて、だとすると、僕が気になるのは次の点です。
    『ワンダーを【犯人】として告発するためには、ワンダーが魔法少女を間違えて処刑しなければならない』。

    つまり、ワンダーは【犯人】として藍を処刑しなければなりません。
    未遂では【犯人】とはなり得ません。
    空澄が摩由美を殺さなかったときのように、殺害しなければ、無罪。

    ワンダーが【犯人】となるのは、魔法少女を正しく『殺害』したときです。この場合、藍は死ななければなりません。

    空澄の計画通りに進んでしまうのなら、この先藍は死んでしまいます。藍が死ぬことで、ワンダーは『殺人犯』となり、【犯人】となるのですから。

    そうなると、空澄の計画は別に『誰も死ぬことなく』ではないということになります。
    ワンダーが魔法少女を殺さなければ、【犯人】になりません。


    今後の展開は、
    →ワンダーが藍を処刑する……ワンダーが【犯人】となり、デスゲームが一旦終了する

    →ワンダーが藍を処刑しなかった……デスゲーム続行

    となるんじゃないかなーと思っています。




    ……で、どうして浴室にガソリンをまいたの?謎
    誰にもできないことをできれば、何でもよかったのかもしれませんが。何か理由があったのでしょうか。


    解決編の前に回想があるとのこと。
    回想こそがワイダニットにおける解決編です。
    楽しみにしています。

    作者からの返信

    はい。反論点はないです。
    今日から始まる解決編をお待ちください。

    ちなみに空澄の立場が邪推されることは最初から想定内なので、挑戦状①で真相を隠しおおせた時点で僕の勝ちです。(゚∀゚)(ドヤ顔返し)

  • 藍さんの正義と空澄ちゃんの復活劇! 
    新たな手掛かりを元に推理を組み立ててみたいと思います。

    まず最後の空澄ちゃんの復活劇の描写。
    背中に刺さっていたはずの包丁が抜け、傷が消えています。

    こんなことができる魔法は『外傷治癒』と『刹那回帰』だけでしょう。
    (アイテムでは『人魚の血』がありますが、動かずに持続的に飲むことは不可能だと思います)

    僕は前回、前々回で犯行の目的を『藍が犯人でなく、ワンダーが藍を犯人だと誤認し処刑。ワンダーを犯人にする』と
    推理してきましたが、方法論を絞り切れず真相のその先にはたどり着くことができませんでした。

    しかし、今回の話で空澄が生きていたことが確定。
    藍は犯人でないことも確定し、
    ワンダーが藍(本編ではそのまま空澄も死んでしまいそうですが)を殺して犯人となる直前まで来ています。
    これで空澄側の狙いは明確となりました。

    空澄が死んだふりをしていたのは、ワンダーに藍が犯人であると誤認させるため。
    藍は自身の命と引き換えにワンダーと刺し違える覚悟なのでしょう。

    実際に使われた方法が分かったところであとは手段を考えるだけです。
    ただ目の前に提示されればこれ以上明確な回答もありません。

    まずチャプター4開始時点で空澄は『外傷治癒』を持っていません。
    チャプター4に入ってからは彼方は『外傷治癒』を使っていないため、空澄復活に使われた魔法は『刹那回帰』となります。

    『刹那回帰』を使えば10秒前の状態に自身の状態を戻すことができますが、刃物が刺さったのは10秒よりも前です。
    また、『刹那回帰』を人に使用した場合10秒のクールタイムとは別に魔力が枯渇し、しばらく使用が不可能となります。

    では魔力を使い切った際にもう一度魔法を使う方法はないか。
    いえ、ありますね。
    『魔法増幅』、そして『刹那回帰』です。

    場には『刹那回帰』の使い手である藍が居ました。
    空澄が『刹那回帰』をコピーし、藍と魔法を掛け合えば魔力消費もクールタイムも無視して
    現在の状態、つまり刃物が刺さった直後の状態を維持することができます。
    藍と空澄が合わさることでまさしく【無限回帰】となるわけですね。

    うう、一度目の推理で推理に組み入れられなかったのが悔しいですね。
    魔法を使えば魔力を消費するという固定観念により、一番目の推理の段階でよく検討もせずこの方法を早々に使えないと判断してしまいました。
    ちゃんと回答が用意されていたのに、最初の推理の段階で刃物を体に刺さっていたように誤認させていたと物理的なトリックに逃げてしまったのが今回の最大の失敗ですね。
    反省です。

    今回の推理の方法だと神園の関与は不要となります。
    『確率操作』で状況を作る手助けはできそうですが、空澄的に計画を知る人間は少ないほうがいいはずなので神園は計画の核の部分にはかかわっていないと判断します。

    では、真相のその先のまとめです。

    この状況を作り出したのは空澄と藍の二人。
    空澄と藍の目的は『藍を空澄殺害の犯人とワンダーに誤認させ、ワンダーに藍を処刑させることで、ワンダーを犯人にすること』
    方法は『空澄と藍で【刹那回帰】を掛け合うことで空澄の肉体を、刃物を刺されてから意識を失うまでの状態に固定し死亡を偽装していた』

    以上で回答とします。

    ~~
    次に空澄の不可解な行動も推理してみます。
    今まで空澄はいくつもの不可解な行動をとり事件をひっかきまわしてきました。

    プロローグ
    ・『共犯者』のルール

    チャプター1
    ・狼花の【爆炎花火】を暴発させコピーする。
    ・議論を間違った犯人に誘導するような言動
    ・『犯人を殺しても犯人にならない』ルール
    ・『ワンダーもルールの対象』ルール

    チャプター2
    ・【確率操作】の援護を受け、ワンダーを檻に閉じ込める
    ・魔王の監視を提案
    ・謎触手の待ち受けるトイレへの侵入
    ・萌をライトスタンドで襲い【呪怨之縛】を受ける
    ・『スライムを殺しても犯人にならない』ルール
    ・ワンダーの協力者となる

    チャプター3
    ・犯行計画をワンダーに相談

    チャプター4
    ・藍と神園と密談

    並べて書くとだいぶやらかしてますね、空澄。
    チャプター4の不審な行動は今回の事件の準備だとして大幅カットしております。
    ではどういう意図のもとで行われたのか僕なりに推論してみます。

    ・『共犯者』ルール
    ・『ワンダーもルールの対象』ルール
    ・『犯人を殺しても犯人にならない』ルール
    ・『スライムを殺しても犯人にならない』ルール

    これらルール関連は、もちろんワンダーをルール違反させる目的でしょう。
    ルールを確認する際に空澄はワンダーを犯人としたい言動が目立ちますが、
    あれはルールを作成させる方便に加え、半分以上本気で言っていたのかもしれません。

    ・狼花の【爆炎花火】を暴発させコピーする。
    ・【確率操作】の援護を受け、ワンダーを檻に閉じ込める

    これらは目的の魔法をコピーするために起こしたことだと思います。
    【爆炎花火】はワンダーを閉じ込める檻の制作と護身用のため。
    【確率操作】は謎触手に使用するため。
    ライトスタンドを使い摩由美を襲った際に【呪怨之縛】もコピーしていますが、今回の事件でこの魔法は使っていないですし、襲撃には別の目的があったと僕は考えます。

    ・【確率操作】の援護を受け、ワンダーを檻に閉じ込める
    ・魔王の監視を提案

    これらは魔法のコピーに加え、ワンダーにスライムを殺させる目的もありました。
    【忍式之罠】の設置、ワンダー独力では抜け出すことのできない檻に閉じ込めることでワンダーに
    モンスターを使役させ殺させる。あわよくばワンダーを犯人に仕立てる作戦です。

    ・謎触手の待ち受けるトイレへの侵入

    これは本人はワンダーの秘密を探すといっていましたが、【確率操作】を使い謎触手を殺そうとしていたのではないでしょうか。
    謎触手はワンダーに命令されてトイレを守っています。
    例え殺されてもワンダーの命令は死後も有効なものですから、ワンダーは殺されていることに気づかないかもしれません。
    そして、その状態で空澄が殺されれば、犯人を殺しても犯人にはならないルールがありますから
    ワンダーをだまして犯人でない人物を殺せるはずです。

    そして、実はこの計画は裏で進行していたのではないでしょうか。
    空澄は女子トイレへの侵入を二度目撃されています。
    一度目は悔し気に息を切らして出てくるところを忍に。
    二度目は息は切らしていたが普通に出てくるところを摩由美に。
    一度目と二度目では空澄の目撃者に対する態度が違いますから、何か状況の変化があったと考えられます。

    ・萌をライトスタンドで襲い【呪怨之縛】を受ける

    そしてライトスタンドの件が起こりました。
    つまり空澄は二度目の侵入で謎触手の殺害に成功していたのかもしれません。
    それで摩由美に返り討ちに遭い殺されようとしていたのではないでしょうか。

    しかし、結果は摩由美は空澄の動きを止めただけで次の殺人が起きてしまった。
    また謎触手も撤去されてしまい謎触手の死亡も証明できなくなったためこの案はつぶれたのかもしれません。

    ただこの場合、誰が空澄が犯人であると証明するのかという問題が残りますが。
    摩由美に殺された後に伝わるようメッセージを残していたのかもしれません。


    ・議論を間違った犯人に誘導するような言動

    このようなワンダーに利する行動はワンダーに協力者として自分を売り込むためでしょう。

    ・ワンダーの協力者となる
    ・犯行計画をワンダーに相談
    ・藍と神園と密談

    そして、協力者となりワンダーからの助力を受けた空澄はワンダーに偽の計画を伝えミスリードしつつ、今回の事件を起こしたのだと考えます。


    つまり空澄の謎の行動は一貫してワンダーをルールに従い殺す計画だったのではないでしょうか!
    以上です。

    作者からの返信

    空澄の行動の理由については解決編に記しましたので、そちらに丸投げします。明確な証拠があって反論できる要素もないですし。

    そして、肝心の復活劇のトリックですが……。
    辛口採点で×、甘口採点で部分点です。藍は途中で接理を迎えに玄関ホールまで行っています。共同での偽証はないとワンダーが保証している以上、これは外れない条件です。儀式の間から玄関ホールへ、接理に空澄を探している旨を話し、玄関ホールから空澄を探しに館内を捜索。これを行うとして、仮に玄関ホールから儀式の間へ直行したとしても、到底十秒では辿り着けません。二人でのループは確かに可能ですが、片方が十秒以内に返せなければループは破綻します。
    またもう一つ、この方法では計画が露見してしまう可能性があるのですが……これは瑕疵を指摘すると核心までバラしてしまいかねないので、すみません。ここでは語れないものとさせてください。強いてヒントを出すなら、空澄は根っからの異常者ではない、ということです。彼女にもできることとできないことがあります。

    以上としておきます。
    魔法の処理に関して何かまた疑問があれば、いつでもDMまでどうぞ。

    編集済