◇◆◇Fourth Case「読者への挑戦状②」◇◆◇

※ この挑戦状の問題自体がネタバレですので、順番を外してこのページに来てしまった方はお戻りすることを勧めます。




 ここで改めて、読者の時間を拝借いたします。

 本来ならここでワンダーの長々とした語りが挿入されるところですが、ワンダーはこの【真相】のその先について一切把握していないので、作者である僕自身がこの挑戦状を書かせていただきました。

 今まで王道を外してきた分、ここからは伝統に則っていきましょう。


 賢明なる読者諸氏には既に全てがお分かりであるかもしれませんが、僕はここで、無謀にも読者に挑戦させていただきたい。

 挑戦内容は、『Fourth Case 「読者への挑戦状①」』で散々煽り立てた通りです。

【真相】のその先。あるいは、この事件に仕組まれた全て。


「棺無月 空澄は何を目的に、この事件に何を仕掛け、如何にして今ここに立っているのか」


 これに答えていただきたいです。

 手がかりは、これまでの物語において全て提示いたしました。

 推理の前提事項は、『Fourth Case 「読者への挑戦状①」』に準ずるものとします。ただし、二つだけ前提を追加させていただきます。




・空澄は間違いなく刺されていた。その箇所は、接理が作中で言及している通り、刺されて五分程度で死に至るものとする。出血で意識を失うには、最大一分弱ほど猶予があったと考えてよい。


・ワンダーは空澄の死を明確に確認したわけではなく、包丁で刺されて動きがないから死んでいる、と判定した。しかし仮に包丁が抜けた場合、ワンダーは間違いなく異変に気付く。




 また、作者からの連絡事項も基本的には変わりません。

 この次のページに、文字化けしたヒントは用意しました。

 質問があれば、各話コメント、あるいはTwitterのDMで受け付けます。

 ヒントを活用しなかった推理はこのページ、ヒントを活用した推理は、次のページに投稿してください。


 それでは、僕は一旦ここで失礼します。後は各々、独自の方法で挑戦の答えを探していただきたい。

 読者諸氏が、痺れるほどの『真実』に至ることを願って。


慇懃無礼なる作者 白柳 祈梨より




P.S. 余力があれば、今までの棺無月 空澄の不可解な行動の理由を推理してみるといいかもしれません。その答えもまた、作者は用意しています。

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