第二の事件、お疲れさまでした。
死者の剣、無限の行動力と引き換えに心を蝕む、諸刃どころか握るところすら鋭利な負の力。
徐々に非日常に染まっていく魔法少女たち。
物語としてもどんどん加速していきますね。
主人公ちゃんたちの思いがどこへ向かうのか、応援です。
うーん、本当に空澄ちゃんは何を目指しているのでしょうか。
ワンダーも何か企みそうな感じですし。
次回も楽しみにしております。
作者からの返信
これから前章と同じくアフターが三話入るので、全員の想いはそこで確かめていただければ。
何か企んでいそうな人の本心もいずれは明らかになるので、どうぞその時をお待ちください。
Chapter3もお楽しみいただければ幸いです。
参加者全員が魔法少女のロンパ風ミステリ? ふへー面白そう。いまのところ2章まで決着してて……30万字……とりあえずフォローだけしといて気が向いたら読もう……→フォローしただけなのに数日で連作短編全部読まれるとかなにごと???
ということで出遅れながらチャプター2まで拝読しました。せっかくなのでヒントは見ずに(文字化け直すのめんどい)解決編の前に考えたことを晒します。
チャプター1
:捜査が始まる前、事件発生直後にすでに怪しい人物がおり、その後の捜査シーンでもそいつが犯人でなさそうな描写は出てこなかったため、そのまま読み進めた。(「推理した」というより「見抜いた」でおしまい)
チャプター2
:問題編終了時点では「犯行シーンが忍の魔法っぽい」ということ以外が分からなかったので読み返す。やっぱり忍の魔法では? でもこれ魔法陣が光るっぽい。魔法陣自体を隠す方法ってなんかあったっけ。うーん……。そういや接理が自白してるのはなんなんだろ。接理犯人説の根拠とかあるのか? 分からん。まあでもきっと無理気味な推理だろうし、接理は犯人じゃないとして、なんで自白を……確率操作で真相に気付いてしまい、誰かを庇ってる? 誰かっていうか、犯行シーンがアレなんだから忍なんだろうけど、2人はどういうつながりだ? 件の恋人か? そういえば忍が男の子だとにおわせる描写けっこうあったな……じゃあたぶん女子トイレにも入れて、きっとそれが犯人限定の根拠になるんだろうな。魔法陣の光もなんかごまかす方法があるんだろう。解決編読むか。(この間10分)
ロクに挑んでませんねこいつ。後で他の方の解答みたらすげえ丁寧だしロジカルだった。私は基本的に100%攻略にはこだわらないので大筋と急所だけ答案書けたら進みます。チャプター1はかなりの易問だったため正直拍子抜けしてしまったのですが、チャプター2はほどほどに混迷を楽しみました。
拍子抜けはしましたが、チャプター1解決編での議論の運び方や余詰をしっかり潰していく手つきなどは非常に好感の持てるもので、「発想が伴えばすごいミステリを書いてくれる人かもしれない。続きも読んでみよう」と思わせてくれるに十分な内容でした。チャプター2では伏線の量も増してさらに丁寧な仕上がりになっていたと思います。
むしろ明確にマイナスとして感じてしまったのは登場人物の描写の偏りでしょうか。これは単純に量的な問題で、日常パートできちんと描写されている人のところにしか犯行に関わる手がかりも伏線もない⇒逆算的に目星をつけやすくなってしまう要素が多すぎる、という状況があります。藍さんとか言動のインパクトとか能力のポテンシャルはすごいのに「これで事件に関わってたらびっくりだよ!」レベルで影が薄い。この作品になら引き合いに出していいかなと思うのでそうしますが、ロンパはその辺り、適度に全員参加系イベントを起こすことで印象を分散させているんですよね。もっともこれはチャプターが進んで人が減るごとに薄れていく問題だとは思いますが……もしSecond Gameが開催されるなら、そこらも込みの難易度調整が施されていたら嬉しいかなぁという願望でした。
余談。
・チャプター2女子トイレの触手。実物を見学する描写があった方が「あっこれは入れないわ、こっそり侵入するとかも無理だわ」感が増して推理がより厳密に見える気がします。ミステリ上の要請です。決してサービスシーンを期待するわけではなく。いや期待しないわけではないしちょっとくらいそういう目にあってくれてもいいのにとは思いますけど。マロン。
・捜査中に[確率操作]してみせれば半日以内に魔法を使っていないことを証明できそう
それでは、間に合いそうなのでチャプター3のさらなる混迷を楽しもうと思います。
作者からの返信
手厳しいご意見、ありがとうございます。
Chapter1は、公平性の提示という側面もありました。魔法が絡むミステリーはときどき理不尽なものがあるので、どの程度しっかりミステリーとして構築したのかを実際に確かめてもらう、というコンセプトです。そのため、難易度は若干簡単に設定しました。
Chapter2は……本当はもう少しヒントを絞って書いていたのですが、投稿直前になってフェア/アンフェアの狭間で悩んで、結局ヒントを追加して今のような形になりました。これに関しては、批判を恐れた僕の臆病さが原因ですね……。
登場人物の描写の偏りは僕自身も気にしている要素です。しかしお読みいただいた通りに、この作品、一つの章で既に十万字超えてるんですよね。全員参加のイベントは長引くことが確定しているので、描写と展開がダブついてテンポが悪くなるのを危惧して、今回は見送りました。そもそも狭い館の中なので、イベントを起こしづらいというのもありますが。
ただ、この作品において某コロシアイ学園生活と明確に異なっているのは、謎の作り方です。あちらは「誰が可能だったか」に主眼を置いて推理をするのに対して、こちらは「本当に不可能だったのか」に主眼を置いて推理を進めています。そのため、全員の描写をせずとも解ける問題が作れる、という利点があります。たたらさんが引っ掛かったのは、おそらくその辺りの違いのせいでもあるかと……。
Second Gameも予定しているので、その際は全員参加のイベントも考えてみます。貴重なご意見、ありがとうございます。
あー、触手の実際の提示は忘れてましたね……。そうですね。ワンダーからの説明だけじゃなく、実際に攻撃させて無理ということを明確に読者に見せつけておいた方がよさそうですね。少し修正してみます。
[確率操作]は、宣言した効果によっては使ってないことを証明したりもできますね。ただし、無駄に回数を費やすことにもなるので、軽々に使えないのが弱点ですが。それに、Chapter2の捜査中にあったような使い方だと、外から変化が見えないので嘘をついている可能性もできてしまうのが弱点です。