直筆の手紙


天使様への「手紙」


No.1

「初めまして…「山野」です。ずっと新敷ちゃんのことを知りたくて、自己紹介カードをながめて想像しておりました。

棚機たなばた飾」というハンドルネームから「仙台出身ではないか?」「176cm」と書かれているので、女性ということはなさそう」でも得意料理は芋の煮っ転がし、卵料理と女性的、BUMPが好き(BUMPは千葉で路上ライブをやってた頃から知っています!」ライトブラウンの瞳がコンプレックス…同居人のいとうくんもそうです。色素が薄いです。それはとても「美しい」と思います。

おばあちゃん子、私も父方の祖母にべったりでした。母方の祖母は母がお腹の中にいるときに沖縄戦で亡くなり、祖母は母が20歳とのときに44歳で亡くなったそうです。刺繍の先生をやっていたそうですが、心臓が弱かったそうで、私と同じ年です…。母がかわいそうです。

もう1人の祖父も祖母曰く「ラッパを吹くえらい兵隊さん」だったらしくしかしそのために狙われたけれども生きて帰ったそうで、結局ガンで50になる前に亡くなりました。


No.2

デスクトップPCがある部屋(いとうくんと寝ているダブルベッドがある広いLDK)で作業しながら1枚めを確認しつつ、となりの部屋(最近アナログで絵をきそからやり直しています。iPadで作業できるので本だらけの小部屋の方にほぼとじこもっています)に戻っていろいろやってる間に新敷ちゃんからの返事を読みました。「天使は無性」だと思っておりましたが、本当に「性」がない人間がいること、このような「告白」をしてくれ きちんと説明してくれたこと…正直ものすごく「ショック」でした…(多分ですが)ジェンダーは今いろいろとりざたされていますが全くどれにもあてはまらないのですね…(それは私も、であり、今は飾ちゃんが「オーダーメイドのようなもの」という言葉で表現したのが、よくわかります)飾ちゃんのことを笑い話になんてできません。むしろ私よりもっともっと深刻な問題ではないですか…。

ある意味人間の三大欲求であるところの「食欲・性欲・睡眠欲」のうち「性欲」がないのが飾ちゃん、「睡眠欲」(欲はありますよ!?でも4年間24時ごろ薬を飲むことによって1時ごろ入眠し、7時ごろ目が覚め


No.3

(4年前に先生が適切に処方してくれた薬のおかげでほぼ6時間眠れ、はじめて「夢」を見なくなりました)←私は2時間睡眠でも夢を「フルカラー」で「ハッキリ」見ていました。同居人いわく「寝てないのと同じでヤバい」そうです…。一時期薬にたよらず眠れていましたが「とある事件」(これは知らない方がいい事です)がキッカケで私は入眠がむずかしくなり、医者に行きましたがすごくイヤな目にあい…まだでもその頃(2時間睡眠をやめて10年間くらい?)は眠れていました。もうその頃には眠るために自分にどの薬が必要かわかっておりまして、精神科2件回りましたが、やめて、近所の内科で必要な薬だけもらってしのいでいました)(説明長くなった…)

私は体にメスを入れるのがはじめてなだけで恐い(というわりに耳には1cmの穴があいており、軟骨にもピアスが2つ、他にも2つはいっており「親からもらった大事な体に!」という方もいるようですが、私に取ってはそれよりなにかいいことがあったら記憶が異常に悪いので、短期記憶が長期記憶になるように記念につけたものです。私は短期記憶が異常に少ないですが、長期記憶に変われば容量は無限になりますので…昔は乳首にもピアスをしてました←取ったけど)だけで、2、3日入院すれば治るようなもので

あと、告白した方はさぞ美しい方だったのでしょう。私は「物」や「無機物」(同じことか💦)にも


No.4

「愛」を感じる人間なので、人間を美しい美術品のように愛するのは全然不思議なことではありません。むしろ私は廃墟や廃れていくブラウン管のように消えていっていまうものが好きで、そして私の好きになった方々はすごく短命な方が多いです。むしろ飾ちゃんが「好き」であった方がいかに美しいか想像するとドキドキします。私には「脳の下垂体異常」で「入院」すること「男性ホルモン」が「ない」…男性(?)(飾ちゃんは世間的には「男性」として生きてらっしゃるんですよね?)がいることそしてそれがどう「つらい」のか…全くわかりません…自分がちょっと卵巣や子宮に何かできたくらいで大さわぎしているのがはずかしいくらいです…。正直ペニスが…その…「勃起」することもないのですよね?骨の問題はよく妊娠した女性がなるもので ああ違う💦 出産した女性がなるもので、こどもに栄養を取られてなってしまうのですね。なので骨折には気をつけてください!身長が高いというのが想像もつかないのですが…

えっと…キリがいいので次へ


No.…5?   ですね

私の周りには「自分が男性であることが受けとめられなく女装し、女性ホルモンを打ち女性として生きている」人がたくさん…軽く数えても5人います。私は逆になりたい…ここで、では私の「秘密」をお教えしますね…私は「男」を望まれ産まれてきました。本当ならば7年上の「兄」がいるはずでしたが母にとって初めてのこどもである兄は産まれたときに「泣く」ことができず、呼吸ができず「死産」という形になり(だから赤ん坊は泣きながら産まれてくるのです)名前もありません(でも遺骨はあるんだよなあ…)で、すぐに姉(5歳上)が産まれ、私はお腹の中にいるうちから母が「兄のときも姉の時もまちがわなかった!これは男よ!」と言っていたそうです。(今のようにエコー?で男女がわかる時代ではなく母によるカン、でした。よく腹を蹴る元気な子、と言っていましたが、私は多分産まれてきたくなくて抵抗していたのだと思います。女かあ…となり母は子供を作るのをやめ、父は38才(今となっては当たり前の年齢ですが、当時では遅かったです)母は30才でした。20才のとき結婚しているので区切りにもなったのでしょう えっ…もっと沢山かけるびんせんかわねば…


No.6

そのため希死念慮は産まれた瞬間から持っていました。10才の年に「DNAは残さない、もし妊娠したら自殺しよう」と決めました(今考えると…とても残酷ですよね?)しかし私は体の成長が早く、女なのに声変わりをし(私の声は低いし、女性がなぜ高い声で「キャ〜〜❤️」と言えるのかわかりません)10才の年1年で11cm背がのび、成長痛(当時はヒザが痛いのが意味不明でした)もありました…そして「生理」が来るのも、すごく毛深くワキや陰部にけが生えるのも早かったです。そして私の生理は全くもって不順であり大事な時(旅行や、運動会の日)に必ず来るうえに、高校生位の時から倒れたり、体が重くて実力が出せなかったりしたのが「生理のせい」だったことをようやくわかりましたが、それは大かれ少なかれ、全ての女性にあるものです。言い訳できず苦しい思いばかりしてきましたしかも自分の体が「妊娠可能」になったことにゾッとしました。 ちょっとそれました…。


No.7

…というように私は死んだ「兄」として産まれたかったのです。「どうして産んだんだよ!」と思いますが、兄が「死産」でなければ姉もいるので、多分私はこの世に産まれてこなかったのだと思います。…というのが私の「秘密」ですこれは数人の方にお伝えしていますがグループの中だと尾崎くんだけです。了解はとってあるので書きます。尾崎くんは実は小学生の時に兄を亡くしています。風邪っぽいと言って寝る前の兄の最期の言葉は「お前のせいで悪くなったんだからな」だったらしいです。そして「風邪っぽい」お兄さんはお母さん(すでにお父さんは家を出ていたようです)と尾崎くんが眠っている間に亡くなったそうです。

ええと、長くなりすぎましたので、とりあえずこのあたりでやめておこうと思います。先程、いとうくんに助けを求めようとして、素適←敵💦ずっと間違えてた〜〜 素敵なアイデアをひらめいたのです。

それは「飾ちゃんの絵を描くこと」です!!

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