Tea Break

登場人物紹介(1)

◆アルセーナ

性別:女

年齢:14

身長:152cm

種族:人間

髪の色・瞳の色:クリーム色・群青

髪型:ショートヘア

筋力:へなちょこ

魔力:へなちょこ

魅力:とてもすごい


※プロフィール


主人公。名前は現地の言葉で『百合』を意味する。名字がないのは出身地ユーヒ村が名字という文化を持たないのが理由。名字が必要な場合は『アルセーナ・ユーヒ』と村の名前を名字にするのが通例。


勇者パーティの荷物持ちを担当していたが、重たいものは装備できず、魔法もへなちょこなので戦闘ではポーション投げくらいしかすることがない。しかし、勇者にはアルセーナの純然な精神を買われており、寵愛されていた。しかし、■■■■■を理由とした■■■■■によってパーティ追放の憂き目にあう。さらに追い討ちをかけるように、故郷に帰ったところを村ごと焼き討ちにされ反逆者の烙印を押される。


そんなアルセーナを守ってくれたのはただ一人、教会のシスターアーシャだけだった。アーシャとは生まれた頃からの付き合いであるため、本当の姉妹のような固い絆で結ばれている。


アルセーナの行動の根底は『みんな仲良く』というものである。その先導者として前を歩く彼女の最大の武器は絶対的な精神力の強さ。よほどのことが無い限りへこたれなずに前を向き続ける彼女の姿は、言葉で示さずとも周囲の人たちに影響を与え続けている。


※花の祝福


アルセーナの基底を為すもの。黒百合の精は彼女に眠る花を白百合であると推測している。旅路を経るごとにその力は徐々に白日の下に晒されていく。Chapter2時点ではまだ芽吹いたばかりといったところで、その力の本質を完全に使い切れているとは到底言い難い。


◆アーシャ

性別:女

年齢:23

身長:174cm

種族:人間(?)

髪の色・瞳の色:クリーム色・緋色

髪型:胸のあたりまで伸ばしたストレートロング

筋力:ふつう

魔力:ふつう

魅力:すごい


※プロフィール


 アルセーナの生まれた村にある教会のシスター。普段は敬虔な信徒として振る舞っているものの、その身体には■■によって刻まれた■■がある。この力を解放することで一時的に強大な力を得ることができるが、その代償が大きいため本人はよほどのことがない限り使用を躊躇している。


 村が襲撃された際にアルセーナを守るためにこの力をフェーズ2まで解放。その力でアルセーナだけはなんとか守りきるも、能力解除の代償によって彼女のファーストキスを奪ってしまう。見た目では気にしていないように振る舞っているものの、心の中では罪悪感を抱いている。アルセーナのことは恋人としての好きにかなり偏っているため、彼女の身を守るために同行を志願する。


 ユーヒ村ではシスターとしてだけでなく、いろんなことを行っていたため、様々な事象に精通している。これはアーシャが持っている魔法の本に由来しており、生き字引として村人からも慕われていた。


 アーシャの行動の根底は『救済』にある。それがどんな手段を、どんな結末を辿ろうともそれが救いであるならば行動を一切躊躇わない。その為に仮に自分の信仰を捨てたとしても、アーシャはそれをよしとするだろう。


※黒百合の精と花の祝福


 アーシャの意識下で眠る精霊を自称する存在にして、アーシャに『黒百合』の祝福を与えている存在。アーシャが解放の詠唱を唱えると、アーシャの意識を乗っ取って表層に現れ強大な力を与えるということになっているが、その気になればすぐにでも乗っ取ることができる。


 それを行っていないのはアルセーナと敵対したくないというのが大きな理由だそうだが、その行動理念はアーシャ自身もよく分かっていない。


 アーシャの花の祝福『黒百合』のフェーズ2は、発動するとアーシャの筋力や魔力を増大させ、黒い剣を取り出すことが可能になる。この時点でも普通の兵士は赤子の手をひねるように倒すことが可能である。しかし解除をすると、その代償にアーシャの性的感情を大きく昂ぶらせてしまう。使えばアルセーナを襲う可能性もあるため、アーシャはこれの使用を極力避けているのだ。


◆ミオ・グリャラシカ

性別:女

年齢:17

身長:153cm

種族:人間

髪の色・瞳の色:茶色・翡翠色

髪型:クセのあるミドルヘアー

筋力:つよい

魔力:ふつう

魅力:ふつう


※プロフィール


 自由都市イルヴェーナで鍛冶屋を営む少女。その腕は天才的であるが、トンチキ兵器の開発に注力するあまり『腐った天才』と呼ばれていた。彼女の開発していた新兵器『グリャラシカ・ストライク』の実験中にアルセーナ達に助けられたことで知り合いになり、アルセーナ達のお世話をする。そして父親との一件を経て、アルセーナと一緒に旅に出ることになった。


 ミオは自分が作った武器を我が子のように愛している。そのため、武器の侮辱は我が子への侮辱と同等であるため、絶対に踏んではいけない地雷。特に意図的な破壊などをしようものなら、弾丸をもらっても文句は言えない。基本は銃器専門であるが、一般的な剣や槍などといった武器もメンテナンス程度ならば問題なく行うことができる。


 ミオはアルセーナのことを特別だと考えている。ミオのこれまでの人生の中で、本音でぶつかり合える人は誰もいなかった。誰もが偽りの仮面をかぶっているのだと、そう心の中で意識していた。それでもアルセーナだけはまっすぐに自分に向かっていってくれた。そんなアルセーナのことを特別な存在、あるいは恋愛的な意識をするまではそう長くないだろう。


 ミオの行動の根底は『革新』である。常に新しい世界を探し求め続ける彼女の才能はイルヴェーナという街ひとつで抑えられるほど小さいものではない。


 ……籠の中の鳥は既に解き放たれた。彼女の想像を遮るものはもはや何も存在しない。


※花の祝福


 ミオの父の話から推定するとおそらく存在する。しかしその力がどんなものなのかは現時点では誰にも分かっていない。しかし、それを解放した際にはイルヴェーナが大変なことになるという言葉を信じるのであればミオに眠る力は常人の想像では捕らえられない『革新的な』ものになるだろう。

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