第3話 魚
スケルトンな魚が居るとか、そんな知識が全くなかった保育園児の私。きっとジブリ映画の影響でしょう、宙を泳ぐ魚や水底に沈んだ街の夢をよく見ていました。
その中でも強烈に覚えているのは、骨と目玉以外は透明な魚が、目の前を泳いでいる夢です。
目の前の田んぼにはびっしりと細かい(キューバパールグラスのような)葉っぱが隙間なく生えていて、空は雲一つなく晴れているけれど、太陽がない。
そんな景色の中を、鳥が空を飛ぶ代わりにたくさんのスケルトンな魚が泳いでいました。大きさは様々で、でも形がみんな同じなので遠近感が分からなくなる不思議な光景でした。
今でもその魚の姿を覚えているのですが、実在する魚を調べてみるものの、全く同じ姿のものは見つかりませんでした。もし同じ姿の熱帯魚が居たら、夢の光景を水槽に再現してみたいです。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます