第3話  永遠の命

ファンタジー小説【第3話】~永遠の命~


【小説】世界で起きている事はファンタジー 第3話~永遠の命~


もうすでに前世の記憶を思い出した人もいるだろう。


そう、肉体とは仮の入れ物。


自分自身がもうすでに、肉体という宇宙船を借りて、地球にやってきている宇宙人だとも言えよう。

夢の中では全世界の生命と時空間を越えて意識でつながる。地球という大きなロウソクを一人一人が命の炎を燃やして、世界中の生命と共生しながら、新しい地球につくりかえる、進化させるという大切な使命を渡されている。


一人一人の個性や特性、『自分らしさ』を活かしながら。寝ている間は世界とつながるスイッチが入る。そこでヒントを得られる。共同作業のようなもの。

『和多志は地球の進化の為に何度でも挑戦する不死鳥である』

何を恐れる事があろうか。死は地球での役割を終えたという卒業式にすぎない。


魂の帰還とともに新しい星へと転生する。

上下関係、資産の有無、権威、資格、名誉など、今まで重宝されてきた価値観は、地球の進化、志、使命とは全く関係がない。

あるとすれば地位や名誉を得るための努力や工夫、協力、コミュニケーション、そして、勝ち取った時の喜び、感動。

ようやく自分の使命とつながった時、感動の涙を流すことであろう。

感動や喜び、感謝、応援、勇気、色々な命の炎を燃やして地球は進化していく。創り変えられて行く、更新していく。


怒りや嫉妬、悲しみや恐怖も、自分の中にある反重力装置のようなもので、諦めなければ、さらに大きな感動や喜びへと反発する。


苦難から逃げるな、乗り越えろ。人類全体に向けたメッセージ。自分が今幸せなのは、地球の他の生命体の犠牲の上に成り立っているのかもしれない。今の不幸は誰かのカルマを解消しているのかもしれない。自分と他人を区別するから、不幸になるのだ。

自分と他人の区別もない、時間と空間の区別も無ければ、不幸、不便など存在しない。他人のカルマ解消は自分の幸せにつながる。何一つ不自由はないのだ。欲が無ければ不満も無い。喜びがあるから悲しみがある。つまり有るから無いのだ。


自分だけでは必ず枯渇する。ついに資源が枯渇し始めたのは、自分意識、自我意識が強いから。自分だけなら限りある資源を消費していくだけだが、共有すれば、常に新しいものが産み出される。自我意識ではなく、神意識なら、資源は永遠に循環していく。


すべての生命体が支配から外れる時が来た。自分と他人を区別しない。依存しない。何でもできる唯一無二の存在である事。その為の練習だったのかもしれない。これから自分の描いた通りに物事が進んでいく。

『無から有るを産み出す』魔法の書がついに開封されたのである。


~第4話へ続く~

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