武戦大会の参加者


今回の話に出てきた大会出場者(被害者&加害者)の面々。


【獣人一派】


■ガジュラ・ガレオン


獅子族の若き次期族長候補の筆頭。

基本的に、種族文化を重んじる獣人族からすると古風な男。

実は、人間文化を取り入れる事を前々からよく思っておらず人間を嫌う一面がある。

『武戦大会』を神聖な催事とみなす傾向が強く、政治の道具にされるのも嫌っていた。

ガレオン局長は彼の祖父の兄にあたり「オジキ」と呼んでいる、本篇でもそうだが仲は宜しくない。

ヴィラとは同門で、年齢は彼の方が上。妹分として見ているが金狼貴族と呼ばれる彼女たちを人間に媚びる、堕ちた獣人と称している。



体格は隆々とし、大柄な容姿が特徴的。

獅子族特有の柔軟で直線的な戦い方を主流とする。南方の佩刀二刀流の型をメインとし、戦技を纏う属性としては風や雷を主とする。


『螺獣旋風』を始め、ヴィラと同等の技を使う事ができ。更に独自で編み出した『電衝獣牙』と言う技を切り札にしている。


■電衝獣牙


全身の魔法力いきわたらせて、電撃のバリアーを纏って斬撃を繰り出す我流の技。

実は副次的ながら身体強化の副作用をもたらし攻撃力と運動能力の底上げ、この効果は偶発的な効果として生み出されており。

ガジュラ自身は気付いていない。


その事も重なって強大な魔法力を損耗し、魔法粒子のアラも目立ち実際は諸刃の技に近い効果となっている。


瞬間的な破壊力は大きい反面、損耗が大きく。長期戦には向かない技でもある。



■アリソン


蜥蜴族の大男、種の特徴として皮膚が厚く歪な皺が入っており。ワニ人間に近い印象持っている、筋力がしなやかで膨らんだり縮んだりする。非常に柔和な筋肉の質感を持っているのが蜥蜴族全体に言える特徴。


実は体も柔らかい、その為素手でしなる拳打の方が早く圧倒的な破壊力を持つ。


ガジュラと共に行動する人間嫌いの一派。

人間嫌いで、人間を見下す傾向がある。今回の大会では人間より獣人が優れている事を証明する為と称して参加した。

巨漢、それに伴い野蛮で凶暴な性格、武器はハンマーアックス。腕のしなやかさと、武器の重さで叩きつける様な戦い方をする。


魔脈の性質として、元来獣人は身体への強化へ転嫁するが。アリソンはそう言う類を蔑ろにしている為に、素の筋力で形成している部分が強い。


蜥蜴族としては珍しい人種でもある。


■ガメラス


亀の獣人、アリソンを超える2m以上の亀の様な面長の大男。皮膚が厚くスキンヘッド。

亀族全体に言えるが骨格が強張った体格でやや前傾気味。他の種に比べて奇形的なのは、元々骨の方が発達し筋力の異常な付き方を持っている為である。


亀族と言えば大人しい種だが、彼は同族でも嫌われた札付きの悪人であった。

人間が嫌いと言うよりは我儘な男と言う性格で自己中的な性格。


アリソンとは真逆で、珍しく先天的に魔脈が発達しており。その特徴を生かして暴行沙汰を起こし、何度も投獄もされていた。

武器は鉄球で投げつける、叩きつける振り回すと言うシンプルなモノ。


骨格がダメージに及びやすい特徴を持つため身体にもふらつきやすい欠点を持つ。

予選大会で惨敗、現在入院しており。


嘗ての獰猛さは一気になりを潜めている。



【山派貴族】


■チンピラ騎士A

大型メイス装備した「重鎧士」の乗り手(?)口が悪くチャラい。

三日目の決勝戦にて、レージに無詠唱魔法『氷結膜』と『氷結刃』で氷漬けにされて滑って場外負け。物笑いの種と化す。


■チンピラ騎士B

大型アックスを装備した「重鎧士」の乗り手(?)やっぱりチンピラ。

四日目の初戦にて、黒騎士に鎧を破壊。無理やり引っ張り出されたあげく立たされ。ビンタの応酬をかっ喰らう。コケる事、退場から降参も言えずひたすらに公開処刑され続け会場の面々から同情された。

黒騎士の脅威と異常性を周知された一番の被害者。


■クリコス・クルーラー

大型ソードを装備した「重鎧士」の乗り手(?)性格は不明。

ただ、決勝へと勝ち進んだ唯一の「重鎧士」

闘い方は掴んで投げていた、軽症で参加者は済んでおり意外とマトモな騎士だと思われるが・・・。



【海派貴族】


■黒騎士

正体不明の謎の騎士、秘めたポテンシャルを持つ。素手で「重鎧士」を破壊することやってのけており。


四日目の試合は、一回戦の初戦にて「重鎧士」相手にフルボッコの半殺しに近いやらかし試合をぶちかまし。観客貴賓室諸々ドン引きさせた存在。

出で立ち、風体容姿から。負けず劣らずの異常性をひけらかす。


その後は彼に対して、連続2件。棄権試合が発生し他国のゲストや獣人達一部が活躍する場を諦めさせる。


決勝トーナメントではガジュラ相手にほぼ完封勝利し、決勝進出。その圧倒的能力を明らかにした。


正体は不明。

一介の騎士にのっとった人物と思われ、声は異様な変声機能を持つ装備を付けている。

相方に魔導師がおり、頭が上がらない一幕を初戦でひけらかしている。




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