ヴォルガング&サーベランスに散在する固有ギルド

 


『サーヴェランス』には基本的に『錬金ギルド』が存在。

近隣の『ヴォエウガング』には『バトリング・ギルド』、もう一つ存在しているがそれはまた後々。



【錬金ギルド】


『アレー・ジュア』に『錬金ギルド』総本部を持つ錬金技術組織。

根本的に魔法と科学的なコンセプトに元ついた、実験を研究を行っている。


大半は生活用品を主に発明し、人々の生活に役に立てるために。既存製品の向上やコストパフォーマンスを考慮した精製法などの提案や実験などを執り行っている。


現在では石鹸、蝋燭、着衣、伸縮的素材と言った生活用品をメインに注力し続けている。

その資金面のバックアップには、商業ギルドや数多くの商会も関わっておりそのお陰で潤沢な資金を人材と資材に注ぐ事ができる。


支部は隣国の『ヴォルガング』を始め、『グランシェルツ』『スフィア・アーツ』と言った大国には置かれている。陰ながら『パンドラ』を始めとした個別組織の支援も受けている。その代わりに、化学解析による調査の協力も請け負っている。


錬金技術の新規の開発は滞っており、主に既存技術の向上を念頭に置く様になった。

原因として画期的な発明品と言う物に対しては、率先して解析や情報共有をする傾向があり。副次的なアイデアに対して重視する傾向が強い。


新規技術の方向性としては飛行技術を主に、動力関係を始めとした魔法学の再構築と言う錬金技術の方向性とは異なっているものの。

その割合は技術に置いて五分五分となっている。




-ホムンクルス-


『錬金ギルド』並びに、『スフィア・アーツ』や『パンドラ』でも広がって居る既存技術の一つ。

人口生命体と言えば聞こえは良いが、実態として人為的に生み出したわけでなく。素の生命体であるホンクルス。魔力に影響を持つ特異遺伝子核。それらを掛け合わせて生み出す。

器となるホムンクルスは何種類か散在し。その掛け合わせよって疑似的な肉体を生成する。

それ故に、魔獣の生成とは違い疑似的な遺伝子体を生み出す事で『限りなく魔獣に近い個体』を生み出す事ができる。

疑似生命体、と言う類である。



-魔獣の生成とその問題-


訓練用の個体として人為的に生成した魔獣を育てる技術を非合法的に執り行っている。薬物や治癒魔法の応用で魔獣を生み出す背景は、古い時代からよく行われており。『サーヴェランス』国内、『錬金ギルド』では禁止としている。制御が出来ない事を始め、薬物による変異体が生み出す危険性がある為である。



-重鎧士-


一部の錬金班で開発された戦闘用の鎧。大きな鎧が動くと言う。我々の世界ではパワードスーツに近い形をしている。細かい概要は未だ不明である。



【バドリング・ギルド】


所謂、掛けバトル。


腕っぷしのある面々がルールありきでやり合う賭博戦闘。


因みにルールは、規定にのっとった舞台で立ち会う事。そして戦意喪失を始めとした戦闘不能と言う判定を下す、主審・副審の審判員を三人も設けた上で行われる事。

勝敗の決し方は、戦意の喪失戦闘不能を宣言した場合は負けとする。舞台から落ちた場合、意識の喪失などの戦闘不能なども負けとなる。


と、レイグローリの試験の際にも採用されているが。実際にこのルールを基づいており。各国共々この方法をメインに採用している。


元来は獣人達の儀式や力自慢、種族間の問題解決に対して合法的に解決する目的で決めたルールが発端である。


賭け事への昇華に関しては、トラブルの原因と考えたが。

娯楽のバリエーションとして、ギルド化に伴って合法化した。

施設の大半はその利益で建てられており、性産業と並ぶ娯楽文化へと浸透した。

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