ラヴィラ・ヴィギュネィ・ヴィシャ並びに貴族勢。
■ラヴィラ・ヴィギュネィ・ヴィシャ(39) (実年齢70程 獣人の為)
金狼貴族と言われる、人狼一派の中でも近代化の斡旋に貢献した一族の長。
サーヴェランス国内では子爵の地位を賜っている。
サーヴェランスとヴォルガングの国交交渉事を仲介役としてこなしている。
娘のヴィラからは『反面教師』という名目でお手本と化している。
それ故にヴィラからすると、『だらしない母親』という性格が印象強い。
サーヴェランス国内では公爵クラスの人脈を持ち。
ネレイド家のネイアの母親。ネージュ・ネレイド伯爵。
ネイアの従姉のダルク・サーペント侯爵の双方の貴族との強いつながりを持つ。
公私共々付き合いがある為、身分など関係なく双方をちゃん付けで呼ぶほど。
ヴォルガング国内で、獣人族への交渉力を持っておりサーヴェランス側からの交渉の糸口として重宝されている。
外見が、身長が180程の長身でやや隆々気味ながら熟女特有の膨らみが強い。圧倒的な胸周りと、下腹部から腰回りの肉付き。鼠径部から足のつま先と、『人間家畜』を自負する程の享楽家でもあり未亡人。
他の色情貴族らからは、ドスケベな対象とみられ。彼女もそれを公認する、寛容ではあるが。変態同志特有の節度を持つほどの謎の暗黙を敷かれてはいる。
ただ根っこが獣人である以上、単純な強さを求める傾向がある為に。流石に手が出せないのも周知の事実。
■ネージュ・ネレイド(40)人間
レイグローリーを創設し、育成機関を設立した創始者。
勇者達を裏で助けた『慈愛姫』と言われる程の恩人でもある。『慈愛姫』という呼称は勇者達からつけられた愛称であり、一般的には知られていない。
サーヴェランスの経済不況を乗り越える程の知性とカリスマを持ち合わせ。ローレライ王の抑止力を持った越権者。
嘗ての勇者の素性を調べ上げ、その後の時世を見極めた慧眼を持つ。
性格は凛とした性格を持ち、ハッキリとしたヴィジョンを提示している。特に行動を起こし手本を見せる事で先導する教育能力のノウハウを持っている。
戦闘面は魔導師タイプで魔法をこなすが、単純な戦闘能力は娘のネイアより劣っている。
勇者喪失後は事態の先読みを始めとした、政策を施し。現在はサーヴェランス本都でバックアップを始め。後世の教育に尽力している。
特にレイグローリーへの人材斡旋、ローレライからあぶれた者達の庇護を言う近代的な賢知を駆使しての行動概念を熟知している。
ラヴィラ子爵とは古い付き合いで、共に勇者ラグナとも接点を持つ。
勇者失踪後の世界を憂いた事は言う間もないが、ネイアが自決をした事をレージの口から知った際は絶句している。
夫はローレライ王の子供の一人。末弟の8男、病弱で気弱な夫の傍にいる事も多い。
因みに、過去勇者のやらかし案件も全部飲んだ上で色々熟知しており。
『勇者達のやらかし案件に比べたら、勇者の居ないこの時世をどう維持するかの方がよっぽど楽』と言っており。それを聞いたレージは冷や汗を滝の様に流した。
何故ローレライ王が彼女に対して強気に出せないのかは目下不明。
■ダルク・サーペント(19) 人間
侯爵の地位を持つ山派貴族の筆頭・・・だった。
現在は病床に就いており執務などは一切手を引いている。
本来は山派貴族の暴走を抑える、ストッパー的な役目。それ故に身内から疎まれている。
山派貴族の主な武力関連での影響力のある重要人物。
本人の人脈面としてサーヴェランスとグランシェルツとの深い関りを持っており。ジーク殿下を始めとした王族との接点をも持つ。
性格は傲慢高圧ながらも、庶民に対しては柔和に対応する。ひじょーに高笑いが耳についている。
そんな性格だが、ネイア姫を溺愛する一面が強い。特にあの手この手でネイア姫との接触を図ろうとする困ったちゃんである。元々一人っ子であった故に妹が欲しくて、従妹のネイア姫を可愛がる事でお姉さんぶったりしている。
ネイアの血族関連を知りながらも、それ度外視し愛着を有している為。反ローレライ派のダルクの両親はお手上げ、毒気をすっかり抜かれてしまった。
が・・・結果的に家柄的に維持できたこともあった為に逆に娘に感謝している。それ以降ネイア姫に関しては一切口を出さない事を本人に約束した。
若くして行政内では軍部に干渉している、グランシェルツとの関連が強い外交能力を買われており。
他国視察後にサーヴェランス国内での、重装騎一点張りの兵科以外にも発案させる方針を提案。
軽装高機動の騎兵、騎士を見習う方向性を示唆した。
ネージュの援護もありその後、アッシュたちの様なセントナイツウォーリアー内での精鋭剣閃隊という独立組織を発案。戦術の幅を広げ、他国との共同前線を持てる様に補整している。
それに伴う錬金術による新装備の開発などに尽力し、サーヴェランスの武力強化に一役買っている。
武装武具の流通を始め、強化や練度を促すきっかけを作った。
ネイア姫にとっては行政外交の師でもある。
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