エピローグ いつもの関係
「は~いみんな、お早う♪」
火曜日のHRまでには、由美子は完全復活。
いつもの明るくて美しく輝く担任教師に、生徒たちも楽しそうだ。
いつも通り、最前線のド真ん中で、熱と圧を隠さない眼差しの三四郎と、目が合う。
(…ふふ♪)
心がフワフワするくらい嬉しいけれど、一瞬だけ視線を交わらせて、後は平常なフェイスを心掛ける。
教師と生徒だから、他人に知られるワケには行かない関係だけど。
でも、人を想って、想われる事で、心が温かく豊かになってゆくのは、本当だ。
「それじゃあ、授業を始めます」
これからも、三四郎と心を通わせ続けよう。
そして、いつか…。
「先生、最初の問いの説明、間違えてます」
「こ、今度からは気を付けます~!」
私がシッカリしなきゃ。
そう思って、二人で静かに笑ってしまっていた。
~終わり~
好きじゃなくって愛してる! セカンド! 八乃前 陣 @lacoon
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
同じコレクションの次の小説
関連小説
ネクスト掲載小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます