栽培経過編

 はい、栽培経過編です。前回準備を全て終えたため、後は水をあげるだけになりました。1週間もあれば発芽すると書いてあったため、水を絶やさずにしてできるだけ日に当たる位置に調節したりと植物にとっていい環境作りを心掛けていました。ですが、1週間してもなにも起きませんでした。この時の絶望感は家の鍵を落とした時に匹敵すると思います。育たたなかった、あれだけ準備したのに、そんな事実を日が経つほどに痛いほど実感しました。なので、考え方を変えました。

 

 この生き物たちを甘やかしすぎたのだと。そのため、水を1日おきにあげるペースに変えました。これで育たなかったら他の種を植えようと決め、経過を観察しました。すると、放置している間に芽が出ていました。その瞬間、これまた妙な達成感を感じ安堵しました。育ちきってくれれば食べることができるので胸が高鳴りました。


 その後も水を与え続け、土に刺すだけの肥料を買い与え、順調にすくすくと育ってくれました。その育っていく様子は、時間はどんどん過ぎ去っていくことを暗示しているかのように思えて、感傷的な気分にさせてくれました。さて、時間が過ぎ去っていき季節は冬になりました。収穫編に続きます。

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