第3話「スマホの覚醒」
冒険者になったらまずは何をするべきか?とソルに問いソルが口を開こうとした時のことである。
「ハイハーイそういうことでしたらこのスーパーハイスペックデバイススマホの私エクスペイドちゃんにお任せあれ!あれ?どうしましたお二方?ハトがマシンガン食らったような顔をしておりますが??」
こがねはそう言えば勝手に起動したスマホが話をしていたなと思い出しソルと同様に疑問に思ったことについてスマホにどうして勝手に話しているのかということやこの状況に詳しいのか問いかけた。
「あ~まず私の意識はこがねさんがここに来られた時点で覚醒しましてスマホの拡張機能を用いりまして話すということを可能にし実施。
さらに数時間無言しておりましたのはこのガーランドに飛び交う無数の情報を収集し集積し冒険者になるんだろうなぁ~と会話の内容から察しおススメルートの考案とおすすめスポットをマッピングしておりました!」
色々と謎?な情報は多くあるが情報は少しでもあったほうがいいということで受け入れたのだがスマホのホーム画面には必要最低限のアプリ以外のモノが消失しており圏外であるのはもちろんなのだが一番気になったのは電池残量が書いていないことだった。
「
このガーランドに満ちた魔力をエネルギーとしておりますのでこの地にいる限り私は永遠に不滅なのです!ですが仕事量が増えれば無言になり休暇をいただく場合がございますが...」
最後にさらっと人間のようなことを言い捨てたが追及はせず万能スマホになったということで話を進めたところでそろそろ我慢できなくなってしまったのか初めて見るモノに目をキラキラさせているソルが次は自分に触らしてほしいと言った。
「こんなにもすごいものを見たのは生まれて初めてです!こがねさんの世界の方はすごく文明度の高い高次元な世界だったんですね!」
「ウチの世界はそこまでいい世界じゃないと思うよ?窮屈で自分のしたいことができないような世界だしさ。」
こがねは元の世界について語ろうとした時、スマホはこういう辛気臭いムードは楽しいクエストで発散と言ってまずは駆け出し冒険者用の装備やらを配布してくれる施設に向かうこととなった。
「いらっしゃい、あれまぁ若い女冒険者さんなんて珍しいわねぇ。さぁさぁこちらで冒険用の装備を選んでちょうだいな。あ、君はそっちの待合室で待ってておくれ。」
「ソルきゅんいい装備を選んでくるから少しだけ待ってて。」
「わかりました、その間スマホを見せていただいてもいいでしょうか?迷惑じゃなければですが...」
ソルの頼みとなれば断れるわけもなくスマホを手渡すとこがねは装備を選びに奥の部屋へと消えソルは受け取ったスマホのマップ情報と自分の地図とを比較し始めた。
~~~~~それから1時間後~~~~~
「ふぅ~やっと装備が決まったよ!ソルきゅんどうかなこの装備?バッチし決まってるっしょ?」
「わぁこがねさん見違えましたね!これで冒険に出発したいところなのですがこがねさん...あれ?武器はどこに?」
「ごめんよぉ今ここには武器の在庫がなくてねぇ。
素材を自分で集めて|作成クラフトして作ってもらうしかないのだけれど代わりになるかあんたたち次第だけど今は誰も使ってない空き家があるんだけどそれで手を打たないかい?」
「それって冒険者が使ってたけどやられてしまい空いただけでは?アッーーーーー」
こがねはスマホの電源を切り今一番必要と言って過言ではない家がいただけるならばということで手を打ちその空き家へと向かうのであった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます