第2話

「どうしましょう?

意見がある人は、手を挙げて下さい」

凛ちゃんがみんなに聞く

そしたら、スッと響くんが手を挙げる

「はい、響さん」

「僕は、各自怪しい人に投票するのがいいと思います」

「響さんの意見に賛成という人は、挙手をお願いします」

凛ちゃんがみんなに聞くと皆がスッと手を挙げた

「決まりです

皆さん、投票を始めて下さい」

どうしようかな?

誰にしようかな?

リイサにしよう

これで、死んだら何か申し訳ない・・・


「ピンポンパンポーン

皆、選んでくれたねー!

じゃあ、結果発表ー!

投票が多かった人は!

中村リイサでーす!」

リイサは、大きな声で泣いていた

「死にたくないよ!

死に・・・」

グシャァ

突然、鈍い音がした

リイサの席を見ると、血がダラダラと流れていた

いきなり目から涙がブワッ、っと溢れてきた

仲のいい友達を一人、殺してしまった


「じゃあ、みんなー

自分の部屋に戻ってー!」

「えっ?」

後ろを見てみると[早見さなえ様]と書かれたプレートが掛かっているドアがあった

「ここか」

私は、部屋に入った

スマホを見ると『投票箱』、『メモ帳』というアプリが入っていたメモ帳を開いて見ると、文字が打てるようになっている

そうだ

いつ、死ぬかわからない

だから、日記をつけよう

今日は、五月二十四日だね

【五月二十四日、今日から日記をつける

いつ死ぬかわからないからだ

今日、吊ったのは、中村リイサ

襲われたのは、誰だか分からない

響が意見を出し、凛ちゃんが進行役】




  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る