第3話
五月二十五日
「みんなー
おっはよー!
襲われたのは、村井響でしたー
じゃあ、昼、スタート!」
「どうしましょう」
凛ちゃんの声が震えている
皆、怖がっている
「皆さん、大丈夫ですか?」
「大丈夫じゃないわよ!
人がどんどん死んでいくのよ!
怖いに決まっているじゃない!」
「みさと、うるさい
みんな怖いのは同じだけど、凛の立場にもなってみろ」
といつも静かな由希が言う
「うっ」
「判断材料が足りない
だから、怪しい人に投票するのがいい」
「でっ、では、由希さんの意見に賛成の方は、挙手をお願いします」
スッとみさと以外手を挙げる
「賛成の方が多いので、その案で決定です
では、投票してください」
どうしようかな?
みさとにしようか?
「結果発表!
今日吊るのは、小野みなみでーす
じゃあねー」
「いっ、いやだ・・・」
と言い残し、死んだ
やっぱり、椅子から血がダラダラと出て、汚れていた
「じゃあ、おやすみー」
早く部屋に戻ろう
【五月二十五日、襲われたのは、村井響
吊ったのは、小野みなみ】
アプリを閉じるとまた新しいアプリが追加されていたのを見つける
そこには、『参加者一覧』と書かれていた
私は、そのアプリを開いてみる
参加者(残り七人)
「早見さなえ」 「白川凛」 「山内レオ」
「鈴木みさと」 「雪野アリサ」 「吉野由希」
「杉田優」
死亡者
「美空奈々(委員長)」 「中村リイサ」
「村井響」 「小野みなみ」
もうこんなに亡くなちゃったのか
ちょっとゾッとした
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