ジャガイモのトルティージャ(第84, 85話)
第85話で登場する、スペインを代表する料理の一つ――トルティージャ(Tortilla)。
〝続いて、スプーンでトルティージャを切り崩し、口へと運ぶ。
炒めた玉ねぎの甘い香りと卵の風味が口いっぱいに広がると、玉ねぎとジャガイモの甘み、卵のコクと優しい味が舌を包み込んでくれる。なにより、ジャガイモのホクホクした食感が幸せだ。
やはり、俺は凝った料理よりもこんな素朴な料理の方が好きなんだろうな。〟
将平がソパ・デ・アホを味わった後、このトルティージャを食べて感じたことを書いています。
さて、トルティージャは作中にも書いてあるとおり、とてもシンプルな料理。
朝食に、ワインのお供にぴったりです。
是非お試しを。
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【材料】
・じゃがいも 中2個
・玉ねぎ 中半個
・鶏卵 4個
・自然塩 小さじ1/2
・オリーブオイル 適量
【作り方】
1. 玉ねぎは薄切り、じゃがいもは皮を剥いて4等分して3mm厚のイチョウ切りにしてボウルに入れます。
2. 玉ねぎ、じゃがいもに塩を振り、オリーブオイルを振りかけて全体に行き渡るように混ぜ合わせます。
3. 混ぜ合わせた玉ねぎ、じゃがいもをオリーブオイルごとフライパンに流し込み、中火で焦げないように混ぜながら炒めます。
4. 新しいボウルに鶏卵を割り入れ、菜箸などでコシがなくなるよう切るように混ぜ合わせます。
5. フライパンの玉ねぎ、ジャガイモの表面が全体的に焼き色が付く程度まで火が入ったら、4の卵液を流し込みます。
6. フライパンを前後に揺すり、菜箸で円を描くように混ぜながら焼いていきます。そのまま八割程度火が入ったら、フライパンの中身を滑らせるようにして皿へ移動します。
7. 皿の上の具材をフライパンの上に裏返して焼きます。
8. 全体に火が通ればお皿に盛り付けて出来上がりです。
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ボウルでタマネギとジャガイモにオリーブオイルを振るのは、炒めるときに具材同士がくっつかないようにするため。オリーブオイルでコーティングしています。
また、卵ではなく具材に塩を振るのは、そのほうが玉ねぎに甘みが出るからというのと、塩は油に溶けないので後から卵を入れても卵に溶け込んでくれるから。
卵だけに塩を振ると、具材の方が味気なくなります。
フライパンは20cmだと平たくできあがります。ふっくらと丸い焼き上がりにしたいときは16cmや18cmのものがいいと思います。
お好みでガーリックマヨネーズ(マヨネーズにチューブニンニク、パセリ等を加えて混ぜたもの)などを添えてください。
また、ガーリックフレーバーのオリーブオイルなどを使って作ると美味しいですよ。
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