from メビウス
メビウス家から手紙が来た。
あんなにほかの一族を嫌うメビウスがなぜ…?
手紙の内容はこうだった。
レベリオン・マルヴォロ殿
《シガ―ズ・ユニオン》について、至急お話があります。
ご多忙とは存じますが明後日の日没までにメビウス家にお越しください。
メビウス
「全くみんな至急至急って、ここからメビウス邸まで一日はかかるぞ…?」
彼はすぐに準備を整え、
ヴィオーグと呼ばれる空を飛ぶ移動用中型獣に飛び乗った。
「やっぱりヴィオーグの方が好きだな」
そうつぶやいた途端、ヴィオーグががたんと揺れ、高度がどんどん下がっていく。
「くっそ!!ブリスト!!」
(※滅亡前、ヒコウキにバードがぶつかることをバードストライクと呼んだ。
昨今ではバードの進化獣「ブリガロ」で良く起こるトラブル)
ヴィオーグが態勢を整える前にかなり高度が下がってしまった。
「まずい!ベロバオの木に衝突する!!」
すると彼は腰に差した剣を抜き、こうつぶやいて縦に一振りした。
「我、猛き者なり。切り裂け」
すると目の前にあった大木が裂けるように二つになった。
その間にヴィオーグは高度を上げ、また旅を続けるのであった。
彼は剣を鞘に納め、がぶりとアポルにかぶりついた。
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