後書きとちょっとした設定話
皆さま、トンデモ作品に長らくお付き合いいただき、誠にありがとうございました(自覚あり)。自分の作品のクロスオーバー書くとか何考えてたんだ?
ただまあ、宇宙戦争掲示板で本当に音声ログと掲示板だけで終わらせたもんですから、少しこの作者があまのじゃくというか変わっているというか、ネット小説でしかできないことをしたがりまして、自分の作品群をクロスオーバーさせたら、まさにネット小説でしかできないオリジナリティーある奴が書けるとも思いました。なお、貴明が主人公らしくないことをしょっちゅうしてるのはこのせいです。
思えば一番初めの思い付きは、宇宙戦争掲示板が終わった後、どうにか特務を異世界で活躍させられないかと、未練がましく思っていたのが切っ掛けでした。知っている方もいるかもしれませんが、ちょくちょくどうにか出来ないか四苦八苦している痕跡がありますw
その後、特務を召喚できる奴がいればなんとかできるんじゃね? それだったら特務だけじゃなくファンタジー世界でしか活動していないユーゴも現代世界で活躍させられるし、当時書き始めたばかりの貴明も行けるじゃん。よしやるかと、どうしてそうなったのかさっぱり分かりませんが書き始めることになり始めました。そのタイミングがほぼ同じでしたから、まさに幹也と貴明は親友で腐れ縁なのです。
そしてこれも知っている方が多いかもしれませんが、自分はカードゲームのフレーバーテキストってのが大好きでして、最近あんまり書いてないですけど、その男に触れるべからずにはよく書いていましたし、この作品でも召喚時には態々テキストを書くくらいで、召喚をするならまるでカードゲームの召喚の様にしよう。そう考えた結果、幹也がカードマスターとして誕生することになりました。
書いている最中頭を悩ませたのが、あくまで幹也は単なる人間であり超越者をじゃないことを維持し続けながら、最強ものの作品である他の主人公の陰に埋もれないように調整することでした。これがまあ大変でした。バランスを考えないと、この作品の主人公は幹也ではなく特務だったりユーゴだったり、はたまたこっちの椅子に座りなおした貴明になるもんですから……しかしラスト話でそうしているように、斎藤幹也の名がラストを飾らなければならなかったのです。
余談ですが、その次に大変だったのはセレブ生活と縁ない作者が、アリスとマナの生活水準を書くことで、なんどもコース料理だったり、高級ホテルの内装だったり、タワーマンションの内を動画や写真で調べる羽目になってますw
アリスとマナについては当然、そのコンセプトは死に魅入られ続けた少女達で、幹也の役割はそれをなんとしても阻止するヒーローであり、その後どうしようもなくなった後に駆け付けるのもまたヒーローという流れでした。まあヒーローというか被害者が結構混じってますけど。総長とか蜘蛛君とか軍曹とか。多すぎる。被害者の会可哀曹(:_;)
ラストの全召喚は最初から決めてたんですけど、その最初の頃では召喚できる数があまりにも少なくつまらなかったでしょうから、そういう意味でもこの作品は自分の作品の積み重ねの結果、ああいう派手な形に持っていけたので、小説ですが周りと成長していたようなものかもしれません。そして成長が続いた結果、いつの間にか他作品内でも幹也の存在を匂わせるまでになり、気が付けば自分が完結させた2作目とすることが出来ました。これも皆様のおかげです。
繰り返しになりますが、こんな自分の作品群のクロスオーバーという訳の分からない小説に最後までお付き合いいただき、誠にありがとうございました。
もし面白かった、ようやったと思ってくださったら、最終的な評価を下していただけると幸いです。
それでは短いですが、これにて斎藤幹也の物語の後書きとさせていただきます。
皆様本当にありがとうございましたああああああああああああああああ!
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