EP6 勢力争い
その日、
エーテルルーラー、
同時の、
戦闘が、
発生した。
東野千花と北野瀬夢は必死にエーテルルーラーを撮影しようとした、一方エーテルスレーブ達はただエーテルルーラー達が戦ってるのを見ているだけだった。
北野と東野がそれぞれカメラを手に必死にエーテルルーラーを撮影しようとしたが。
高い所に飛んで居る上に高速で飛んでいる為撮影が難しい、
エーテルルーラーのバレットは不思議にもスレーブ達に当たらない、すり抜けるに等しい。がそうで無いのは次々に穴が空き砕けた、
撮影中に2人の頭の中から声が聞こえた。北野と東野は一瞬同様したがノイズらしきものが酷く聞き取り難い。
…子供の中にいるかも知れない『アリス症候群』ならハッキリ聞こえたかも知れない。
〈何…逃げ……の?……かい…なさ…い〉
〈ろ…ちゃ…やめ…て……んで…わた…た…た……かわ…くちゃ…け……ない…?〉
〈そ…が…さだ……よ…も〉
互いに抜刀した剣で押さえつけた為動きが止まり2人はカメラのシャッターを押した。
カメラのレンズ越しから豪華な和服を身に纏い刀を振りかざす少女達が写ったのだろう。
〈ぐっ…あっー〉
〈もら…た〉
〈……!〉
〈な……!〉
〈そこ…で…たか…な…わ……は!ち……で……手…げん…んか…な……よ〉
〈そう…レベ…9…きゅ…エー……ルー……を…めざ…た…に……村…も…こで…なた…う…!〉
2人のエーテルルーラーが互いに大きな光りを生み出した。
〈オォォォォォォバァァァァァァァスラッッッッッシュュュュュュュュュッッッッッッ!!!!!〉
〈ネクストブラスタァァァァァァァァァァァ!!!!!〉
天にも届く巨大な光りの剣と、巨大な光りの矢がぶつかりあった。
ぶつかった瞬間、
夜の暗闇を完全に切り裂く巨大な光は太陽より眩しく目がやられるかと想った。
天にも届く巨大な光りの剣は巨大な光りの矢に押し砕かれて撃たれた。爆発の光の後、黒を基調とした豪華な和服を着た少女は落下した。
〈……こ…れ……私の…罪…消え…エーテル……ラー…力な……たし…暴…ょく…振る……ょう…親…ら…くえ…虐め…ら……すか…に…これ…けだ…思……に……たし…っら…馬鹿…たい〉
だがもう一人のエーテルルーラーが落下と同じ速度で飛び助けようとした。
〈わた…の…みは…え…い……から…せ……い…づけ…だ……ない…で〉
互いの手が漸く届くその時。
光の矢が落下したエーテルルーラーの身体を貫いた、
〈千尋ちゃん!!〉
討たれたエーテルルーラーは服が制服に戻りそのまま地面に激突して死亡した。
〈いっ…い…な…で……んな…〉
〈わ…しが…っ…〉
〈そ…な……そ…しょ?〉
〈わ…しに…も…が……の…か…だ……い…ら…い…そう…あ…と…か…わた…の…ここ…ろ…す…って…れた…だ…ら…わ…し…もが…い…いの…ほか…だ…も……ない…さあ…この…ち…きエー……ルーラー…ふ…り…さい…のご…の……かい…を…たの…み…まし…う〉
2人のエーテルルーラーの対決の火蓋が切って落とされた。
後日、
「…でそのエーテルルーラーの勢力争いが起きたのか?」
大田の質問に東野と北野は、
「「はいそうです」」
としか言い様が無かった。
テーブルの上にそのエーテルルーラーの写真を数枚、だけどピンボケも酷すぎた。
「全部合わせてで50円な」
「え~酷いです」
「もう2割お願いします」
2人が土下座像前した、
「写真だけならなだが『千尋』と言う子の名前なら10万円づつだ」
「えっ?」
「やったー!」
「翌朝不可解な場所の飛び降り自殺者の名前が判明した事になるがな」
2人は言葉が出なかった。
「2階から飛び降りた女子高生がいたが飛び降りた位置が些か変だった。まず飛び降り様にもその家の窓には人が出るには小さ過ぎた、更に落下地点に車が下敷きに遭ったと警察の見解だが、あの高さじゃ死亡は難しく重体ならあり得るが死亡は考えづらい」
外からインターホンが成った。
「何だ?」
大田が玄関に行こうとしたら。
「エーテルルーラーかも知れん警戒して」
北野と東野はカメラを持った、
玄関。
相手は宅配業者の様だ。
「判子お願いします、え~と何処に置いたらいいですか?結構おおきいですし?」
「…配送用電動アシスト三輪駆動静香?…………おいっ?」
「はいっ?」
「これ何処で買った?」
「え~と、それは」
数日前。
『ツチグモB』の証拠写真を取って高い報酬を得たら後。東野と北野は居酒屋に入り酒を飲んだ、しかも泥酔と言える位に。
その際何処かの店に立ち寄った際酔った勢いで買ってしまった様だ、
因みにツチグモBとツチグモの違いは北野と隼人が撮影したのをAとしてBの違いは髪が水色ロング、着物も髪に合わせた色になってる。
「…ええっと少しでも早く逃げやすくする為にと思って」
東野が見苦しい言い訳をしたが。
「…ふざけるな!これ以上荒らすな!」
叱られた。
EP6 勢力争い END
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