第11話
翌週の日曜日。
イケメンの家庭教師がやって来る五分前のこと。今日、
ユーコの履いてるミニスカは、先日の日曜日より、もうパンツが見えるんじゃないかってくらい更に短くなり、
胸の空いたトップスも、最早、おっぱいポロリになるんじゃねぇかってくらい、露出度が増してた。
更に加えて。
やたらと凝ったアイメイクもして。
つけまつげもして、デカ目効果を狙っているようだった。
俺の部屋で、予習のつもりなのか、
やたらと参考書を読み耽っている
ユーコに嫌味を言ってやった。
「何だよおまえ。イケメンの家庭教師、
落とそうって言うのか?その姿、もう露出狂だぞ」
「悪い?あんたが、美人な真島センセに、ベタ惚れしたように、私は、イケメンのセンセに
ベタ惚れする予定なんだから」
「とはいえ!そのカッコ、やり過ぎだろ!危ないだろ!襲われたらどうすんだよ!」
「何よ。あんたがいるから止めてくれるでしょうよ!」
「いいや、俺は、止めないね!!」
「っ!!」
やがて、呼び鈴が鳴り、ユーコが新しい家庭教師のセンセを出迎えに行った。
一分後。
滅茶苦茶男前の大学生が部屋に入って来た。
俺は外見、コールド負けな劣等感に苛まれ、
頭を抱えることとなったが、
義妹のユーコは、
顔真っ赤にしながらも、ノリノリだった。
「先生!ここ、分かりません!おっしえてくださぁい!」
突如として、女の子っぽい、いやもうぶりっ子なんじゃねぇかってキャラになったんだ。
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