日記⑧ 別れの手紙
里中君へ
面と向かうと、涙になって言葉にならなくなってしまうので、手紙を書かせてもらいました。
里中君に会って色々お話して、わたしの都合で「一人にして欲しい」って言いました。
でも、率直にいうと、「私と別れてください」って意味で、、、時間を置いて距離を置くっということでじゃないんです。
ゴメンナサイ。私とわかれてください。
私は、里中君の前に付き合っていた人の事を、里中君と付き合いつつ、まだ好きで、、、、どうしたらいいか分かりませんでした。
無視しようとしたけれど、あたまの中にうっすらと残っていたその人が急に、その人と居た時のような気持ちがふくらんできてしまって、、、。
そんな気持ちの状態で、もう里中くんとは、付き合っていられません。自分にウソをついて里中くんと過ごすなんて、、、。もうこれ以上、、恋愛の面に置いて、私自身もうキズつくのが、怖いんです。他の人が、私の中にいるのに、里中君と付き合って居ても、、、里中君を、今よりさらに、キズつけるだけです。
里中君にいろいろと励まされたけど、もう、私の気持ちは、変わらないと思います、、、里中君が、これから私に何を言おうとも、、、。
里中君は、自分はキズついてもかまわない!!って言ってくれたのは、すごく、本心、うれしかったけれど、私が、ぜんぜんそれじゃよくないんです。私が里中君を、キズつけ続けて、里中君が私に尽くし続ける、、、そんなの。付き合っている、、、っと、言えません。
それに「付き合う」というのは、やっぱり、互いの気持ちが、一致していなくちゃいけないものだから、、、。私の心と里中君の心は、今、ぜんぜんずれているから、、、。
もう付き合ってても、意味が、何もないんです。
これ以上、自分にウソをつき続けて、里中君と付き合うことはできません。
ゴメンナサイ。私とわかれてください。
そして手紙でゴメンナサイ。今まで、ありがとう。
また、もとの友達関係にもどってください。では、、、
白糸葉子
読んだら、捨ててけっこうです。
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