第23話 ドッカンバトルが始まると思ったのに(´・ω・`)

辺りは静寂に包まれる、今Xとエドウィンが対峙した。


どちらも指一本動かずただお互いを睨み合っていた。


どこからともなく1枚の木の葉が舞い落ちてきた、その木の葉が地面に落ちた瞬間すべては終わっていた。


Xが細切れになっていた。


「バラバラになってるー!え?物理弱点だったの?

かなり拍子抜けしたんだけど!!」


Xは動く様子はない、一応経過を確認するために1時間ほど様子見をしていたが再生する兆候は見られなかった。


その肉塊は厳重に封印され王都アカデミーに運ばれ科学、魔法学、生物学のあらゆる観点から調査されることになった。


「しかしラスボスっぽいやつがあんなに弱かったなんて。魔王の下りがでた時点でどんなドッカンバトルが始まると思ったのに(´・ω・`)」


「姫様、国も民も無事だったのですからお喜びなさいませ。

むしろ戦乱をのぞむのであればまた不要な称号を得ますよ?」


「…そうだった、それだけはなんとも避けねば…。」


ぐーと可愛らしい音が鳴り響く。


「…おなかへった、帰ってご飯にしましょう。マリア帰るわよ。」


「はい、姫様。」


なお、この大狩猟祭の被害は死者0名、重傷者3名、軽傷者多数、大泣き者1名という大した被害も出ずに平和に終わったようだ。


そして狩られた魔物肉で1週間ほど大宴会が国開催で行われたのはここだけの話である。


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キリがいいのでここで第1章終了とさせていただきます。姫様の退屈はつきません、第2章に続く!

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