2章 お姫様はさらに退屈過ぎる

第1話 2丁目にできたカフェのチーズスフレが絶品との噂ですよ。

「あー、暇ね。暇すぎてお腹と背中がシャル・ウィー・ダンスするくらい暇ねー!」


「ふむ、今日はライトグリーンのフリルたっぷりの可愛いやつか。姫様良い仕事です。(^q^)」


「変態の相手したくないくらいには暇ねー、…外にでも行こうかしら?」


「あら、お出かけされますか?あまり遅くならないようにお気をつけください。」


「なんか現在進行系になっているけど…、まあいいや。

たまには市街地の様子でも見回ろうかしら。」


「姫様、2丁目にできたカフェのチーズスフレが絶品との噂ですよ。」


「でかした!ちょっくら行ってくるわ♪」


「いってらっしゃいませ(_ _)」


「さてさてオサレーなカフェはどこかしらねー?」


あれって姫様?


ひめさまだー


カワイイ…


今日も美しい…


踏まれたい…


蔑まれながらお仕置きされたい…


「5,6番目の奴らは通報ね。

いったい人をなんだと思ってるのよ、むしろそういうサービスのお店で我慢しなさい。(´・ω・`)」


「…あれかな…?うん、なんだかカワイイお店ね。こんにちはー。」


「いらっしゃいませ、1名様でしょうか?」


「はい、評判のチーズスフレが食べたくて。あとカフェオレ一つ。」


「…お客様大変申し訳ございません、チーズスフレの方なのですが現在提供できないのですが…。」


「あら、残念ね。スフレは後日改めて頂くからカフェオレだけでいいわ。」


「かしこまりました、ですがチーズスフレはしばらく材料の入荷ができそうもないのでこれからはお出しできないと思われます。」


「どういうこと?」


「実は仕入先の村に原因不明の怪事件が起きたそうで…。

チーズの生産が出来なくなり出荷を一時的に止めると言われたのです…。」


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