第12話 皆のもの!!戦の始まりだ、存分に暴れようではないか!!

「それてお姉様、何しに来たの?」


「そりゃ、もちろん私も参加するためよ!!」


「えー?大丈夫、こけて泣かないでよね。」


「わたしゃ、子どもか!」


「あとゴブリンとかにやられちゃうかもよ?」


「あー、それは慣れてるから。」


「ん?なんか不穏な発言が…( ; ゜Д゜)」


「いや、昔好奇心で試した事があってね。

避妊魔法と防護魔法などなどかけていたから問題ないわよ。」


「いや、王族そんなことしたらアカンやろ。」


「再生魔法でアレも直したしね。バレなきゃいいのよ、貴女が喋らなければね…(о´∀`о)」


「…まあ、喋るつもりはないけどさ…。」


その後エロトークが延々と語られかなりスカーレットはいい加減止めてくれと思うのであった。


それから数分後、見張り役から声が掛けられた。

「魔物の軍勢が見えた!!」


その声を聞いた者は遥か向こう、黒い塊がうごめくのを見た。そして近づくにつれ徐々にその姿が明らかになってきた、およそゴブリン1万匹。


繁殖力が高く同族だけではなく他の生物とも交配が可能で様々な種族がいる。

たまに知能を持ったホブゴブリンという亜人認定されているものもいるが迫ってきているのはすべてただの魔物だ。

それに加えオーガやウルフ、オークなど様々な魔物が加わり合計50万匹の大群となっている、後にこの戦いに参加していた冒険家ボーケン・スルーノーが残した名言があった。

『まるで魔物たちがバターのごとく容易く狩られていった、この王国は恐ろしい』と。


舞台は整いようやく主役の一人が王都から愛馬の黒馬でやってきた、その背に乗るのは国王ベルクハウンド・ウッドベル・イーグランドであった。


「皆のもの!!戦の始まりだ、存分に暴れようではないか!!」


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少し修正しました。

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